蓮舫大臣、民進党代表 ~ 黒い交際、黒い献金

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平成23年03月02日 衆議院 財務金融委員会
[057]
公明党 竹内譲
そこで、きょうはG20の報告に関しての質疑なんですが、大変申し上げにくいことですが、けさの産経新聞で気になる記事が載っておりますので、これはちょっとただしておかなければいけないというふうに思います。

民主党本部のパーティー券270万円分を、かつて脱税事件で逮捕された方が代表取締役を務めていた会社、それからグループ3社が購入されていた。このうち1社は、19年に、現在の野田財務大臣の関係政治団体のパー券40万円分を購入していた、そのほかにも、蓮舫行政刷新担当大臣が代表を務める政党支部に120万円を献金していた。

この男性といいますか、この方は、平成16年に、競馬予想の情報提供会社の所得を隠したとして、東京地検特捜部に逮捕されて、法人税約3億4000万円を脱税したとして起訴されている方であります。

政治資金収支報告書によりますと、この民主党のパーティー券は、経営コンサル会社のほか、この男性が代表取締役を務めるなどしたグループ3社で、平成18年に計160万円、19年は50万円、20年は60万円分を購入していた。また、子会社は19年6月1日、当時は民主党の広報委員長さんですか、国民運動委員長さんですか、どちらかであったと思いますが、野田さんの野田よしひこ後援会のパーティー券40万円分を購入していた。同日、蓮舫さんが代表の民主党東京都参議院選挙区第3総支部に120万円を献金している。こういう内容の記事であります。

現在、野田さんは財務大臣でいらっしゃいますから、この脱税関係企業がパーティー券を購入していたということがもしあったとすれば、これはきちんとした説明なり対処が求められるというふうに私は思います。

まず、この記事について事実かどうか、お伺いしたいと思います。

[058]
財務大臣 野田佳彦
竹内委員にお答えをしたいと思います。

こういう一部報道が出たことは事実でございます。私自身が、長い間政治家をやってまいりましたけれども、いわゆる政治資金パーティーというのは、平成19年6月1日、6月1日は払ったという日ですね、6月にやったというのは事実ですが、後にも先にもこれ1回しかやっていないんです。その中で該当するような事例があったのかどうかは、よく確認をしたいというふうに思います。

事実確認をさせていただいて、仮に脱税をしたような法人とか個人であるならば、それは今の職責上適切ではないと思いますので、返還も含めて検討させていただきたいというふうに思います。

[059]
公明党 竹内譲
大事な点でございますので、後日きちんと精査をしていただいて、説明並びに対処につきまして御報告をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。





平成23年03月04日 参議院 予算委員会
[687]
自由民主党 西田昌司
私は、先日から報道されています前原大臣、そして野田大臣、蓮舫大臣の政治資金のこの問題についてまずお尋ねしたいと思います。

報道されています事実関係について、それぞれ前原大臣、野田大臣、蓮舫大臣から御説明いただきたいと思います。

[688]
外務大臣 前原誠司
どの報道でございましょうか。

[689]
自由民主党 西田昌司
どういう報道であろうかという質問自体、私びっくりするんですけれども、あなたは昨日記者会見されましたね。弁明されたんじゃないんですか。そのことです。

[690]
外務大臣 前原誠司
その報道につきましては、私がパーティー券を売った先の誤記入がございまして、それについて訂正をしたということと、関係各位に御迷惑をお掛けをしたことについておわびを申し上げたということでございます。

[691]
財務大臣 野田佳彦
私については、平成19年の6月に政治資金パーティーを行った際、それ以前に脱税をした法人の関連会社からパーティー券の購入を受けていたと、そういう報道がございました。それを踏まえて事実関係を確認をさせていただきましたけれども、関連会社2社からそれぞれ40万円ずつのパーティー券の購入を受けていたことが確認をされました。

当時は善意でパーティー券の購入をしていただいたという認識でありましたけれども、それに基づいて、法令に基づき適正に政治資金収支報告書に記載をさせていただきましたが、後からこういう指摘を受けまして、脱税をしていた法人から直接パーティー券を購入したわけではありませんが、関連会社から購入していたわけでありまして、そういう意味からも速やかに返還をしなければいけないということで早速対応させていただきまして、本日、2社に対して全額返還をさせていただきました。

[692]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
一部報道を受けまして事実関係を調べました。平成19年、2007年6月1日ですが、株式会社メディア不動産開発という企業から120万の寄附を受けておりました。

寄附を受けるときには、法律にのっとって禁止されている企業ではないことは確認をしましたが、報道にあったように、過去脱税を受けた企業との関連を弁護士に依頼をして調べたところ、関連があることが分かりましたので、速やかに返還手続を道義的観点から取らせていただいたところです。



[715]
自由民主党 西田昌司
蓮舫大臣の資金収支報告書、ここはメディア不動産開発というところから120万もらっておられて、ここ代表者、T氏なんですよ。このT氏というのが、蓮舫さんがおっしゃった、正しい代表者なんです。蓮舫さんはT氏、あなたがS氏になっているから、これおかしいんですね。

それで蓮舫さん、このT氏という方とはどういう御関係ですか。

[716]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
ある会合といいますか会食の席で同席させていただいて、御紹介をいただきました。そこで名刺交換をさせていただいた関係でございます。(発言する者あり)

[717]
自由民主党 西田昌司
今、周りの方も言っていますが、名刺交換で120万というのは普通考えられないんですが、あなたのお取引、御紹介はそういうケースが多いんですか。

[718]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
お答えいたします。

取引という考えはないんですけれども、基本的には、このケース、120万というのは私の政治活動、寄附をいただいた方の中では多いと思っております。ただ、やはり善意の寄附だと認識しておりましたので、私がチェックをするのは、法律で禁止をされている、赤字が続いているとか、あるいは外国人企業であるとか、国や地方から補助金を受けていない、こういう部分のチェックはさせていただいております。

[719]
自由民主党 西田昌司
じゃ、このT氏も御存じなんですが、この実質的オーナーだと先ほど野田大臣おっしゃったS氏は御存じですか。

[720]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
今回の一連の報道を受けて、私どもの名簿も含めて、自分の記憶も含めて、全部分かる限りで調べました。

おっしゃっている方というのは、私もお会いして面識は持っております。ただ、その方が、私が献金をいただいたこの企業と関係があったかどうかというのは、私は全く知りませんでした。

[721]
自由民主党 西田昌司
野田大臣は、この先ほどの2社は実質S氏という認識で献金を受けられたとおっしゃいました。蓮舫大臣は、T氏からもらったと、こういうことでS氏とは知らなかったと、そういうことでよろしいですか。

[722]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
そのような認識です。



[751]
自由民主党 西田昌司
それで、今3氏は、もう一度聞きますが、野田大臣は返却される、それから前原大臣はどうおっしゃったんですかね、それから蓮舫大臣、もう一度、3人とも、どういう処理するのか教えてください。

[752]
財務大臣 野田佳彦
本日、2社分、80万円については返還をさせていただきました。

[753]
外務大臣 前原誠司
その脱税で捕まった企業の関連会社を調べておりまして、全体像が分かった段階で全額返還をしたいと思っております。

[754]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
速やかに返却する手続を取っています。



[767]
自由民主党 西田昌司
それで、報道によりますと、脱税をS氏はされたということだけではなくて、もう少し過去にいろいろ暗い背景が言われているんですよ。そういうことを前原大臣、御存じじゃないですか。

[768]
外務大臣 前原誠司
存じ上げておりません。

[769]
自由民主党 西田昌司
じゃ、存じ上げておられないようですから、私が言いましょう。

これは静岡新聞、1988年9月21日の朝刊の記事に載っているんです。富士宮署は覚醒剤の保有で暴力団員を含む9人を逮捕したんです。その中の1人に今のS氏が入っているんですよ。御存じないですか。

[770]
外務大臣 前原誠司
全く知りませんでした。

[771]
自由民主党 西田昌司
これは知らなかったで済むような話じゃないですよ。あなた方、主要大臣3人、そして民主党もそういう人物から献金もらっているんじゃないんですか。政権の基盤は一体どうなっているんですか。国民にどうこれ説明するんですか。どうするんだよ、これは。

菅総理、どういう責任感じておられるんですか。

[772]
内閣総理大臣 菅直人
党については、今申し上げましたように、早速しっかりと事実関係を確認したいと思います。

それぞれの政治家については、今御本人の方から説明をされているわけでありまして、その説明によって御理解をいただけるものと、こう考えております。

[773]
自由民主党 西田昌司
ほかの3人の方、どう思われるんですか。それぞれ、前原大臣、財務大臣、そして蓮舫大臣。

[774]
外務大臣 前原誠司
それが事実かどうかは私は確認をしておりません。仮にそういう過去があったとすれば、それは、私がお付き合いしたことについては問題があったというふうに思います。

[775]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
今初めて知ったこともありまして、本当にそれは私は知り得ませんでしたけれども、御迷惑をお掛けしたことはこれはおわびを率直に申し上げます。

[776]
財務大臣 野田佳彦
いろんなお付き合いというのはだんだんその人間関係が増えれば出てくると思うんですが、例えば私の場合、パーティーやったのは人生先にも後にもこれ1回なんですけれども、脱税したことがあるかどうかとか、よほど気を付けなきゃいけないなということはこれはよく分かります。加えて、それぞれの個人が過去に何をやったかまではこれはすぐにはうかがい知れません。今日初めて知ったというか、報道をもって知ったということが事実でございます。(発言する者あり)

[777]
自由民主党 西田昌司
まさに類は友を呼ぶというやじもありますが、民主党の皆さん方、その主要メンバーがみんなこういう形でお付き合いになっているんですよ。私は本当に、今まず政権の支持率が一番低くなっていますが、辛うじて、菅総理が民主党はクリーンな政治をやりたいと言っておられた。どこがクリーンなんですか、これ。ぼろぼろじゃないですか。そして、今言ったら、そんなことまで一々調べられない。開き直りだよ。

菅総理、あなたはもう政権基盤がもうぼろぼろなんですよ。解散してもう一度信を問うべきですよ。どうですか。

[778]
内閣総理大臣 菅直人
少し話が飛躍しているように思いますが、私も多少長くなった経験の中でいろいろなお金にまつわる場面を見ておりますが、確かに気を付けなければならないことはもちろんなんですけれども、その人物がどういう人かということを、もちろん知っていて付き合うときは当然ながら気を付けて付き合うわけですが、必ずしもその全てを知っているわけではない場合もありますので、それについて一般論として気を付けなければならないということはおっしゃるとおりだと思いますが、それでもって急に何か解散という話になるのは、若干私には理解できません。





平成23年03月09日 衆議院 内閣委員会
[085]
公明党 高木美智代
蓮舫大臣御自身は、外国人から政治献金をお受けになったことはありませんか。

[086]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
私の方で確認できる限りで、ないと思っています。

[087]
公明党 高木美智代
もしお受けになっていた場合、職を辞するお覚悟はおありですか。

[088]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
大変重い話でございますので、申しわけございません、仮定の話ではお答えはできません。

[089]
公明党 高木美智代
いずれにしても、大臣は外国人からの献金を受けない姿勢を貫いているということでしょうか。

[090]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
法律において、外国人からの献金は禁止をされています。また私は、2009年から、企業・団体献金も一切受けていません。

[091]
公明党 高木美智代
今、2009年とおっしゃっていましたが、先般、脱税関係企業から蓮舫大臣の政党支部に政治献金120万円があったと。この説明につきまして、簡潔にお願いできますか。

[092]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
一部報道がありまして、私の事務所で調査し、なお弁護士にもお願いをして事実関係を解明し、私が献金を受けていた企業が過去脱税を起こした方と関連があるということがわかりましたので、速やかに返還の手続をとらせていただきました。

[093]
公明党 高木美智代
報道では、ある会食で名刺交換をした後、寄附の申し出をいただいた、脱税を起こした方と関係があるか、私の方で調査し、断定するのは難しかった、このような報道がありますけれども、これは事実かどうか。いかがでしょうか。

[094]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
寄附をいただくときに私どもから確認をさせていただくのは、政治資金規正法で禁止をされています、国または地方公共団体から補助金等を受けている企業か、あるいは3年以上赤字が続いている企業か、あるいは外国系法人か、これは禁止をされていますので、この点は確認をさせていただいておりました。

ただ、それ以外のこととなると、なかなか私どもの方で確認するのが正直難しかったことも事実でございます。そこで、今回指摘がございましたので、弁護士にお願いをして調査をして、その結果、関連があるということがわかりましたので、速やかな返還の手続を今とらせていただいているところでございます。

[095]
公明党 高木美智代
私が伺いたかったのは、このような事実関係ですかということです。名刺交換をした後に献金の申し出があったという、この報道の事実関係に間違いないですかということです。

[096]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
はい。

[097]
公明党 高木美智代
もしこれが事実であれば、大臣ほどのお立場、また東京の中でも大事なかなめの存在であられる、見返りを要求されるということはお考えになりませんでしたか。

[098]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
いずれにせよ、善意の寄附と受けとめておりましたので、また、仮に見返りを求められるというようなことがあった場合、私は、それは当然受けとめませんし、現段階においても、今まで見返りというようなさまざまな要求をいただいたことはございません。

[099]
公明党 高木美智代
ただ、善意の政治献金というよりは、それは120万という多額にわたる政治献金になるわけですから、当然、そうしたことをもう少し注意されるべきではないか、わきが甘いというふうにあえて申し上げさせていただきたいと思います。





平成23年06月03日 参議院 予算委員会
[154]
自由民主党 西田昌司 
次、資料4を見てください。(資料提示)

これは、3月4日に、野田大臣、蓮舫大臣、見覚えがあると思いますけれども、民主党も含めて、いわゆるメディアトゥウェンティワンという会社の実質オーナーであるSさん、その方々のグループから献金を受けてきたという話なんですね。このようにたくさんあります。たくさんあるんですが、私はこの問題なぜ言うのかというと、実は次のページの資料5を見てください。こういう事実関係があるからなんです。

これは平成18年12月11日、都内で発生した殺人未遂事件です。その問題の、裁判の公判資料を私は国政調査のための準備のための資料として、自民党として正式に大島副総裁名で裁判所に資料要求しました。その中で出てきた裁判資料からこの資料を作ったんです。

その判決文等によりますと、要するに、ここに書いてありますように、S会長、これは先ほど言っていますような、皆さん方に献金をされてきた方なんです。その方の部下の方、秘書をされているB氏が、S会長の以前からの、この公判の中では腐れ縁の方だと本人がおっしゃっていますが、Aさん、この方は元々S会長の身の回りの世話をされていた方なんです。その方が服役されてきた後からもう一度社会復帰されたらしいです。その方をS会長が面倒見ておられたと。ところが、実際には自分の会社にはもうBさんという秘書がいる。その中で、どちらがS会長の面倒を見るんだ、どちらが側近なんだと、いわゆる男のある種の三角関係なんですね。その嫉妬から、(発言する者あり)いや、冗談じゃないんです、そういうことが公判に書いてあるんです。

その中で、調書によりますと、S会長の家でこのAさんは飲酒をしていたんですね。でも、余り酔ったものだから、S会長にもう帰れと言われたと。そう言われたんですけれども、そんなにつれない対応をされるのは、このBさんという方が自分のことを悪く言っているからだとAさんは思ったんですね。こいつは生かしておけないとそのままピストルを持って2発発射し、1発が命中したと。そして、その場所というのは、都内のS氏が経営する会社の社員寮として賃借しているマンションでそういう発砲事件があった。その結果、46日間の加療、まさに殺人未遂事件というとんでもない事件なんです。

そして、この中で、Sさんとの関係、Aさん、この関係を問われると、腐れ縁の仲であると、S会長と加害者のAさんは腐れ縁であると、昔から自分の雑用係をしていたんだと。ところが、この方が余りにも言葉遣いや服装もいわゆる暴力団丸出しという感じであるということを被害者のBさんが言われていました。だから会長から排除したかったんだと、そういうこともおっしゃっていました。そして、S会長によれば、このAさんとは10年来の知り合いで家族ぐるみで付き合いがあるんです、社員として使っているわけでもなく、ただ個人的に面倒を見てやって、部屋を貸していてやっただけです、多少の小遣い、月4、50万円ぐらいを渡してやることはありましたと。

こういう話を聞きまして、この話を聞いて裁判長はこう尋ねたんですよ。S会長、Aさん、この関係が、裁判長がこう言ったんですね、お互いの接し方はまるでやくざの上下関係のように見えますが、Sさんが暴力団にいたことはないですかという問いにAさんは、はいと答えている。そこでもう一度、本当になかったんですかと裁判長が聞いたら、ないと思います、そう思いますというニュアンスのある答弁もされているんです。

そして、このSさんが会長で、Wさんという人が今社長をされているんですが、皆さん方も御存じだと思いますが、そのWさんがその裁判の中で、被害者に50万円の見舞金を渡すだけじゃなくて、Aさんのことを、出所してきたら面倒を見てやるから減刑してやってくださいという嘆願をしておられるんです。

以上が皆さん方が献金をしていただいてきた方の実は事実関係、こういう事件があったということなんですね。

さあ、そこでですよ、こうなってくると、私は、皆さん方、野田大臣、蓮舫大臣、これはとんでもない方とお付き合いをされていたんじゃないですか。どのように感じますか。

[155]
財務大臣 野田佳彦
3月4日に委員から御指摘いただいたときも申し上げましたとおり、複数名、多分20人ぐらいいるような会合の中でお会いしたというふうに承知をしています。

それを踏まえて、ちょうど政治活動20周年のパーティーをするのでパーティー券の購入のお願いをさせていただきましたけれども、当初、御指摘いただいたその方の関連が、いわゆる脱税で起訴されたことがあるということも知りませんでした。今御指摘のようなことは更に知りませんでした。

[156]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
今委員から御説明をいただいた公判の内容も初めて聞きました。

そして、今委員が御指摘をいただいたS会長、複数名ある会合でお会いをしたことはございますけれども、その方から私は直接献金はいただいたことはございませんが、前回の委員会で西田委員から御指摘をいただいて、その後、私の方で御指摘をいただいた企業から企業献金をいただいていた部分、企業とその過去の脱税事件との関係も弁護士の方で調査をしていただいて、その事実がございましたので、道義的観点からそのお金は返させていただきました。

[157]
自由民主党 西田昌司 
お2人とも知らなかった、返したと、それで無罪であるという言い方ですか。そんなことで済むんですか。

あなた方がお付き合いをしていた方というのは、我々一般人がなかなかお付き合いすべき方じゃないでしょう。少なくとも、国政の重責にあずかっている皆さん方がお付き合いする方ではない。

まさに、国民の信を、信頼を失っているんですよ。そのことに対する責任は返金で済むんですか。どうなんですか、お2人。

[158]
財務大臣 野田佳彦
マンツーマンで親しくお付き合いをしているのならばそういう御指摘は当たると思いますが、たくさんな方がいらっしゃる中の懇親会の中で名刺交換をした中でこういう形で、パーティー券の御購入をいただいたというところでございまして、それはその方がどんな過去があったとか、これは、(発言する者あり)

御指摘のとおり脇が甘いと、あるいは社会通念上の問題があるから返金をさせていただいたということでございます。

[159]
内閣府特命担当大臣(行政刷新・消費者及び食品安全) 蓮舫
一部週刊誌で報道され、そしてその後、西田委員からも質問の依頼をいただき、自分の中でも調査をして、そして不適切な部分というのは、まず献金を返させていただく、そして道義的責任、皆様方に大変御迷惑をお掛けをしたことは心からおわびを申し上げたいと思います。

[160]
自由民主党 西田昌司
あきれます。あきれますよ。まあ、菅総理自体がこういう方ですから、それに任命されている方は責任感ないのかと思いますが、あきれてしまいます。

菅総理、これはお2人だけの問題じゃないですよ。当時はどうか知らないけれども、要するに、民主党がこれパーティー券でお金をたくさんもらっているんですよ。民主党、調査されたんでしょう。後、どうされたんですか。

[161]
内閣総理大臣 菅直人
3月4日の予算委員会でしたか、S氏が民主党に献金をしていたという御指摘の中で調査をするということを申し上げました。

党の方で確認をしたところ、寄附は受けていないけれどもパーティー券については購入の事実が確認され、その金額が390万円ということであります。そして、3月の9日に返金をしたということであります。

[162]
自由民主党 西田昌司
すごい金額です。私が調べたのは実はこれ310万しかないんで、あともう少し多いんですね。

ですから、委員長、この内容を委員会に提出していただきたいと思います。

[163]
委員長 前田武志
理事会において協議いたします。





平成23年11月15日 参議院 予算委員会
[737]
自由民主党 西田昌司
蓮舫大臣にお伺いします。質問通告しましたが、蓮舫大臣の不適切な交際について、その疑惑があるという報道がここ数週間いろんな週刊誌に出ていますね。このことについて簡潔に御説明いただきたい。事実なのかどうか。

[738]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
一部週刊誌で報道されている方は、実際に私も面識がございます。ただ、それ以上のことは特段私は把握はしておりません。

[739]
自由民主党 西田昌司
まあN氏としておきましょう、N氏のことですね、蓮舫大臣。

[740]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
はい。

[741]
自由民主党 西田昌司
そうですね。

面識はあるとおっしゃっているんですが、ここに書いてあるところを見ますと、9月21日、ちょうどあの台風15号が来ました。首都圏を襲って帰宅待機者まで出たあのときに、蓮舫大臣は麻布10番のお店でその方と一緒に何か祝杯を上げていたという報道がありますが、事実じゃないですか。

[742]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
御指摘の日に同僚議員と会社の関係者と会食はしました。別に祝杯ではございません。

[743]
自由民主党 西田昌司
いやいや、その人と一緒に行っていないのかと聞いているんですよ。

[744]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
同席しておりました。

[745]
自由民主党 西田昌司
同席していたんでしょう。ですから、面識はあるけれどもそれ以上の関係じゃないじゃなくて、その人と一緒に飲食をしていたんですね。

[746]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
はい、そのとおりです。

[747]
自由民主党 西田昌司
それともう一つ聞きますが、蓮舫大臣、2010年の8月ですね、その方と一緒にねぶたに行かれましたですか、大湊に。

[748]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
はい、そのとおりです。

[749]
自由民主党 西田昌司
そのときは、それでどういうグループと行かれたんですか、具体的におっしゃってください。その方と、Nさんとどういう形の方が行かれたんですか。

[750]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
同僚議員もおりましたし、その会社の関係の方と、その方と交友関係がある方、団体で参加をしました。

[751]
自由民主党 西田昌司
そのときに、もちろんこれ、大臣になっておられましたから、SPの方も一緒に行かれたんですね。

[752]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
はい。

[753]
自由民主党 西田昌司
その同僚議員、この方は誰に紹介されたんですか、大体、そもそも。どなたに紹介されて、そういう親しいお付き合いをされているんですか。

[754]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
同じ党の衆議院議員です。

[755]
自由民主党 西田昌司
どなたということを具体的に教えてください。

[756]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
ごめんなさい、質問の趣旨をもうちょっと教えていただけますでしょうか。

[757]
自由民主党 西田昌司
どなたと聞いているでしょう。

[758]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
手塚仁雄衆議院議員です。

[759]
自由民主党 西田昌司
手塚仁雄、今、総理補佐官ですね。

なぜ私がこのことを言っているかといいますと、今、蓮舫大臣は、手塚仁雄、今補佐官ですが、衆議院議員に御紹介になって、Nさんという方とこの台風の夜も一緒に飲食をし、本当でしたら、大臣の担当はいわゆる防災担当でなかったかもしれないけれども、都民がみんな一番家に帰るのも困っているようなときにこの祝杯、飲食しているの、どうかなと思うんですが、私が問題にしている理由は、このNさんという方が実は2005年に脱税で逮捕された。しかも、脱税の捜査中に、そのガサ入れですね、いわゆる、入ったら愛人宅でシャブを打っていたと、覚醒剤の現行犯で逮捕された人物なんですよ。そのことを蓮舫大臣、御存じですね。

[760]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
その事実自体、私は存じませんでした。ただ、週刊誌の取材をいただいて、それで確認をしてその事実を知りました。

[761]
自由民主党 西田昌司
また、事実を知りましたと言いましたけど、いつ知ったんですか、いつ知ったんですか、じゃ。

[762]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
今年、週刊誌の取材が来たときです。

[763]
自由民主党 西田昌司
その報道を聞かれまして、事実を確認されて、どうお思いになりました。そういう方とお付き合いをしていたの、良かったとお思いですか。どうなんですか。

[764]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
いや、過去に逮捕歴があったということですから、また内容が内容ですから、知らなかったことは私の不注意だし、それを反省をしましたし、それ以降、お付き合いは控えています。

[765]
自由民主党 西田昌司
蓮舫大臣、お付き合い控えているとおっしゃっているんですけれども、私は、これと違う事件、いわゆるメディアトゥウェンティワングループですね、そこの関連する方からあなたはたくさんの、名刺交換しただけで何100万円とパーティー券を購入された。その方が何をしていたかというと、脱税と覚醒剤ですよ。同じなんですよ。

あなた、その話を聞いて、えっとびっくりして、返金しました、もうお付き合いしませんと言いましたけれども、この方とはなぜお付き合いしているんです。

[766]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
済みません。前段の部分は確かに不適切だと思いましたので、もう全て返還をしております。

今回のことも、申し訳ございません、本当に知らなかったというのは私の反省するべきところだと思っています。

[767]
自由民主党 西田昌司
そういうことはあり得ないんですね。この方は物すごく大きな商売をされておられました。風雲児でした。知らない人は知らないし、あなたの選挙の直後にこの方はそうして逮捕されているんですよ。

そのことを知らないということ自体あり得ないですが、私申し上げたいのは、なぜ、蓮舫大臣、あなたの周りにはそういう方がたくさん出てこられるんですか。

[768]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
済みません。虚心坦懐に反省するものは反省をしますが、たくさんという、複数というのはちょっと分かりかねます。

[769]
自由民主党 西田昌司
普通、なかなかこういうような犯罪、覚醒剤と脱税で捕まった方と複数回にわたって付き合い、そして、その方と今も、今のこの台風の夜も一緒に食事をしている。あり得ますか。普通の人ではない感覚です。

それを反省することは反省しますがねと言っていますが、何を反省しているんですか、一体。あなたの反省って一体何なんですか。口で言っているだけじゃないですか。何を反省しているの。

[770]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
いや、済みません。本当に私の交友関係の中で、自分の中でお付き合いする人たちが過去どういうお立場があったのか、そういうことを知らなかった、報道等で知ることについては軽率だと思って反省をしています。

[771]
自由民主党 西田昌司
ついでに言っておきます、余りこの問題ばかりやっても意味ないんでね。(資料提示)

蓮舫大臣、これ覚えておられるでしょう。ヴォーグですね。ここに、問題になりました蓮舫大臣が大臣になってからのこういう国会での写真、あるんですね。私はそのとき写真しか見ていなかった。今回、ここに記事が書いてあるんですよ。この記事見て初めて分かったんですよ。この記事の中に、要するに、その今言っているNさんと一緒に御家族連れてねぶたを見に行っていますと堂々と書いているんですよ、ここに。

私はそれであきれたのは、こういう方とのお付き合いを、まあそこにはその名前出ていませんよ、出ていませんが、要するに普通はばかりますよ。それ、どういう神経なんですか。だから、全然悪いとも何とも思っていないんでしょう。だから、これから反省するもくそも、反省する余地がないんですよ。そうじゃないですか。

[772]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
そこの記事のみならず、伝統あるねぶたというお祭りに行って感じたことを率直に言うのは、これはまた別だと思うんですが、ただ、その方が今御指摘したような過去があったというのは、これはやっぱりお付き合いというのは控えさせていただきますし、反省をするという、それ以上のものではない。

[773]
自由民主党 西田昌司
それで、蓮舫さんは反省すると言っておられるんですけど、野田総理、あなたの補佐官の手塚さんはこの方と今も非常に親しいお付き合いで、1000万近い献金をされています。御存じですか。

[774]
内閣総理大臣 野田佳彦
先ほどのお話を聞いていて、例えば蓮舫さんが御家族も含めてねぶたに行ったということは、まさに過去の履歴を知らなかったからだろうというふうに思うんです。

手塚氏がどれぐらい献金をもらっているかについては、ちょっと私は知りません。

[775]
自由民主党 西田昌司
だから、蓮舫大臣は少なくとも今この場で、お付き合いを控える、やめると、こういう意味でしょう。あなたの補佐官は今現在お付き合いされているんです。献金ももらっている事実がある。もしそうなら、それをやめろと言うのか、どうするんですかということを聞いているんですよ、あなたが任命者として。

[776]
内閣総理大臣 野田佳彦
献金を今もらっているかどうかって、これは分かりません、過去にはもらっていたかもしれませんけれども。今お付き合いしているかどうかというのは、これは分かりません。確認しなければいけないと思いますが、基本的には本人が説明する問題だと思います。

[777]
自由民主党 西田昌司
ちょっと今、国民の皆さん、今ちょっと笑ってしまう話なんですね。だから、調べるんですか。調べて事実なら、あなたは任命責任者としてどうするんですかということを聞いているんですよ。本人が説明するべきことです、何言っているんですか。あなたの任命者としての責任を問うている。

蓮舫大臣は自らお付き合いはやりませんと言っているんですよ。それが、じゃやり過ぎという意味ですか、野田総理。意味が分からない、あなたの答弁は。

[778]
内閣総理大臣 野田佳彦
それぞれ、政治家それぞれがお付き合いの仕方は判断すべきだというふうに思います。

[779]
自由民主党 西田昌司
じゃ、あなたは今言っているそういう方とお付き合いしてもいいんですね。

[780]
内閣総理大臣 野田佳彦
基本的には、大臣も政務三役も私が基本的に任命をしていますけれども、それぞれに対する御批判とか、どういう形が何が起こったということは御本人が説明をするものであるということであります。

[781]
自由民主党 西田昌司
いいのか悪いのか聞いているんですよ。何を言っているんですか。あなた、何を他人事みたいに言っているんですか。

[782]
内閣総理大臣 野田佳彦
基本的には御本人が判断すべきものだというふうに思います。

[783]
自由民主党 西田昌司
調べるのか、調べないのか。

[784]
内閣総理大臣 野田佳彦
本人が説明責任を果たせばいいと思いますので、私自身が調べるということはありません。

[785]
自由民主党 西田昌司
あなたは調べないと言ったんですよ。じゃ、蓮舫大臣にお付き合いしてもよろしいって言いなさいよ。

[786]
内閣総理大臣 野田佳彦
それは蓮舫大臣が御判断をすることであります。

[787]
自由民主党 西田昌司
今日のこの話は入口の話ですから、これ以上はやめます。やめますが、国民の皆さん、見てください。これだけの問題をやって、今総理は何とおっしゃったか、調べることもしない、そしてそれは本人の判断。すごいね。あなたは、本当にモラルという文字があなたにはないということがよく分かりました。そして、元々民主党にはないんです。





平成23年12月06日 参議院 予算委員会
[055]
自由民主党 西田昌司
それで、私、次の問題に行きます。

「がんばろう、日本!」国民協議会という実は政治団体があるんです。これはどういう団体かといいますと、いわゆるマルクス主義青年同盟、マル青同といいますが、そこからどんどん名前が変わってきてできた団体なんですね。

時間がないので私の方から説明しますが、1973年ごろに結成されて、74年のフォード大統領が来日した際には米ソの両大使館を襲撃して火炎瓶を投擲すると。1975年5月には、岡山大学の北津寮で武装襲撃をして、当時の岡山大1年生18歳を殺害、死体を山中に遺棄した、そういう事件を引き起こしています。

そして、その団体が1988年に民主統一同盟と改称して、機関紙もそうなっているんですね。(資料提示)それが認めるのがこれなんですね。こういうふうに「党旗」という機関紙から「民主統一」、そして今「日本再生」となっているんですけれども。

今私が言いましたことにつきまして、事実関係、これを事務方から、警備局長の方から事実関係を教えてください。

[056]
政府参考人(警察庁警備局長) 西村泰彦
マルクス主義青年同盟は、過去に委員御指摘のような事件を起こし、その後、民主統一同盟と改称、機関紙も「民主統一」に変更したと承知しております。

[057]
自由民主党 西田昌司
私の言ったことは、そのまま事実だということをおっしゃったわけですね。

それで、この民主統一同盟は極左暴力集団として今も公安の監視対象じゃないんですか。そのことも教えてくださいよ。

[058]
政府参考人(警察庁警備局長) 西村泰彦
警察としましては、警察法第2条に定められた公共の安全と秩序の維持という責務を果たすため、御指摘の団体を含め極左暴力集団の動向には重大な関心を有しているところであります。

[059]
自由民主党 西田昌司
そして、今見ていただいたように、要するに公安の監視対象なんです。

そして、その団体が、ここに書いてありますように、民主統一同盟の機関紙が、「がんばろう、日本!」、民主統一同盟機関紙となっているでしょう。それが「日本再生」という機関紙なんですが、こういう政治団体がまた新しくつくられているんです。

そこで、私が聞きたいのは、まず、民主統一同盟もこれ政治活動している団体なんですが、この団体が政治団体としての届出をしているのか、そしてついでに、「がんばろう、日本!」国民協議会も政治団体の届出をしているのか、選挙部長、お答えください。

[060]
政府参考人(総務省自治行政局選挙部長) 田口尚文
お答え申し上げます。

お尋ねのございました民主統一同盟と「がんばろう、日本!」国民協議会につきましては、総務大臣に対して政治団体の届出は提出をされてございません。また、東京都選管に確認したところ、同様に政治団体の届出は提出されていないとのことでございました。

[061]
自由民主党 西田昌司
つまり、これははっきり言いまして非合法団体ですよ。政治活動として行動するためには、当然その政治団体の届出をしなければならないんです。ところが、それがされていないということが今話にありました。

この政治団体の届出をせずに政治活動をした場合には、これは罰則があるんじゃないですか、禁止規定があるんじゃないですか。

[062]
政府参考人(総務省自治行政局選挙部長) 田口尚文
お答え申し上げます。

総務省として個別の事案についてのお答えは差し控えさせていただきますが、その上で一般論として申し上げますと、規正法の6条で、政治団体は組織の日から7日以内に当該政治団体の目的等を届け出る必要がございますが、この規定についての直接の罰則はございませんが、同法8条によりまして、政治団体は、その政治団体の届出の後でなければ、政治活動のために寄附を受け、又は支出することができないという規定がございます。

[063]
自由民主党 西田昌司
つまり、政治活動するためには届けなければならないのに届けずに活動しているんです、機関紙を出しているんですね。

そして、先ほど言いましたように、その民主統一同盟、これが公安の監視対象、そしてそれが表裏一体であるというのは、これ見てください、このパネル。これは私がその事務所のあるビルに行って撮ってきた写真なんです。これは外堀通り沿いの一等地にありますが、この同じビルの中に、同じフロアというか、まさに同一の存在としてこういう形で銘板も上がっているということですね。


ここまでちょっと長い前振りでしたけれども、させていただきました。

そして、次のパネルを見てください。これをまとめるとこういうことなんですよ。要するに、この団体は、マル青同、そして民主統一同盟、「がんばろう、日本!」国民協議会というのは事実上同じ団体なんです。名前が変更されてきただけなんです。

そして、彼らがやってきたことは、1973年に結成されてから過激派の活動をして殺人事件まで犯している。そして、それも一切今まで総括、反省がないんですよ。そのまま今は改革保守ということで、いわゆるこれ偽装転向というんですよ、偽装転向して、そして民主党の若手議員中心にアプローチを積極的にされています。

これは、シンポジウムに呼ばれたり、そしてまた選挙の応援をしたりビラ配りをしたり、こういうことをしているんです。そして、さらには東アジア共同体構想というのをこの中で再三にわたり様々な学者から主張させてきています。

さらに、マニフェストによって政権交代をさせるんだと、こういうことも言っています。どこかで聞いたことあるでしょう。まさに、民主党政権の政権交代をさせてきた原動力といいましょうか、ある意味でシンクタンク、活動部隊、そういうような実は活動をしてきているんです。

さらに、民主党の特定議員に継続して献金をしておりまして、そして政治団体も無届け、実体が分からない、そして現在も公安の監視対象だということです。

さあそこで、これぐらい問題がある団体なんですけれども、野田総理、野田総理は過去3回、少なくとも、この団体、代表者Tさんとしておきましょう、Tさんを囲む会始めこの団体の会合に出席されていますね。今も私言いましたように、この方のこういう過去を御存じでしたか。

[064]
内閣総理大臣 野田佳彦
前身は知りませんでした。したがって、むしろ機関紙での論調は改革保守の論調だと思いましたので、呼ばれたときのシンポジウムとか結構名立たる学者の皆さんが呼ばれたり、あるいはそういう集会で御挨拶をしたことはあります。インタビューも受けたことがあったかもしれませんという記憶はあります。(発言する者あり)

[065]
自由民主党 西田昌司
それで今、こんな団体に付き合っちゃいけないという意見がありましたけどね。これ、事実なんです。今、公安の方が確認していただきました。

これ事実なんです、私が言っているのは。そのことを聞かれて、これからやっぱりお付き合いされていきますか。どうされます。

[066]
内閣総理大臣 野田佳彦
私、今直接お付き合いはありません。もう数年ぐらいお付き合いはありませんので、基本的にはこちらから何かお付き合いを求めてきたということはありません。これからもそうしたいというふうに思います

[067]
自由民主党 西田昌司
民主党としてもどうなんですか。あなたは今民主党の代表でしょう。

民主党の議員の方々と非常に深いお付き合いをされているんですよ。ですから、私言っているんです。党としてこういう方々とはお付き合いすべきじゃないんじゃないですか。

[068]
内閣総理大臣 野田佳彦
前身が分かった以上は、これは党としても十分に脇を締めていかなければいけないというふうに思います。

[069]
自由民主党 西田昌司
それで、ちょっとこれを見てくださいね。驚くべきことに、T氏からの献金なんですよ。

ここにありますように、あなたの内閣の主要閣僚がずっと長い間お付き合いをしてT氏から献金をもらっておられます。古川元久大臣、少なくとも私が調べた限り、平成15年から81万円、枝野さんは92万円、野田総理、あなたも1万円ですがもらっておられます。小宮山大臣も2万円。そして、あなたの側近中の側近と言われている手塚総理補佐官、この方は52万2000円。そして、一番大きいのは、今、内閣には入っておられませんが、原口さんも184万円です。

これ、すごい金額の個人で寄附をされているんですが、野田総理、野田総理、この方は一体何の、Tさんという方は何の職業をされている方なんです。

[070]
内閣総理大臣 野田佳彦
職業を知りません。

[071]
自由民主党 西田昌司
職業を知らない方とよくお付き合いしますね。いや、本当に、これが実態なんですよ。

先ほど言いましたように、外国人の方であるかどうか知りません、いわゆる暴力団関係の方かどうかも知りません、お金をくれる人のところには、票をくれる人のところには何ぼでも行く。そして、現在もらっておられる方はたくさんいるんですよ。これがあなた方の、民主党の実態じゃないですか。

いや、本当にこの方は何されている方か、公安の方で教えてください。どういう方なんですか、Tさんという方は。

[072]
政府参考人(警察庁警備局長) 西村泰彦
特定の個人に関してのお答えは差し控えさせていただきます。

[073]
自由民主党 西田昌司
これは実は誰も分からないんです。私も随分調べましたけれども、この方はずっと学生時代から、革命運動といいましょうかね、こういうことをされていたんですよ。それをされていて、職業就いたことないんですね。ところが、いつの間にかお金が自由にできる。

しかも、言っておきますけれども、この政治資金団体の寄附じゃないですよ、この人個人から、Tさんから寄附を皆さん方もらっておられるんですよ。それが今、総理に聞きましたら、シンポジウムとか囲む会行っているけれども、何をされている方ですかといえば、知らない。これ、とんでもない話じゃないですか。

蓮舫大臣、あなたはこの「がんばろう、日本!」に選挙応援もしていただきましたね、違うんですか。

[074]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
選挙応援、ごめんなさい、ちょっと初めて今伺ったので、調べさせてもらえますか。──調べさせてください。

[075]
自由民主党 西田昌司
調べるまでもないでしょう。あなたの初選挙ですよ。手塚補佐官に勧められて立候補したんでしょう。手塚補佐官の秘書の方と一緒にあなたは選挙運動ずっとやっていたんですよ。

そして、手塚さんのホームページにはっきり書いてあるんです。何て書いてあるかと。非常に熱心に献身的に則天去私で応援してくれる団体があった。それが「がんばろう、日本!」だと。その当時は東大和に事務所があったんです。そこで集団生活をしながらずっと献身的に蓮舫さんの選挙応援をしてくれていたと感謝しているブログが書いてあるんですよ。

あなたはずっとそれに応援していただいて、その方々が車3台使ってあなたの選挙応援していると書いているんですよ。

知らないはずがないじゃないですか。何を言っているんですか。もう一度答えなさいよ。

[076]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
済みません、いろいろと今言われましたけれども、ここで私が実際に調査をして知っていることとしてお答えをしないと、またそれは失礼に当たりますし、ちょっと調べさせていただきたいと思います。

[077]
自由民主党 西田昌司
蓮舫大臣、それじゃ違う話をしましょう。

前回の私は予算委員会で、例のダイナシティのNさんの話ですね、Nさんと、この方が2005年に覚醒剤の所持とそれから脱税で捕まった、現行犯逮捕されたんですよ。あなたはその方と非常に親しく付き合っておられて、最近もあの台風の夜に一緒にお食事をしたと、こういう話まで認められました。何度もねぶたにも行かれた話も認められています。

ところが、あなたはあのときどう言ったかというと、いや、私はその方と、逮捕されたのは知らなかったんだと。いつ知ったんだといえば、2011年、今年の9月の週刊誌の、週刊朝日の取材によってだと、こういう答弁されているんですが、これ、でたらめでしょう。あなたはもっと前から知っているんじゃないですか。

2005年の7月のこの要するにNさんの話が、これは捕まったときに物すごくマスコミ、これは政界もそうだしスポーツ界も芸能界も、たくさんのいわゆるタニマチだったんです、この方は。

ですから、これで物すごい話題になって、2005年の週刊ポスト7月15日号であなたは取材されているんですよ。蓮舫さん、あなたはどうなっているんですかと言ったら、そのときにこう答えているんですよ。手塚氏の紹介で御一緒しました、世間話をした程度でその後はお会いしていませんと。2005年の7月の時点で、つまり逮捕された後の取材で、あなたのお付き合いどうなっているんですかと。

つまり、あなたが、そのNさんが覚醒剤と脱税で逮捕されたことを受けて取材されているんですよ。何でその方が逮捕されたのが、この前の、今年の9月だと、そんなでたらめ言うんですか。虚偽答弁じゃないか。(発言する者あり)

[078]
委員長 石井一
御静粛に願います。

[079]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
済みません、いろいろ一方的に私の気持ちを代弁されているようですが、正直にお答えをさせていただいております、前回の答弁のときにも。

私の事務所には相当数の取材は確かに、いろいろな要請をいただいています。答え方としては2つございまして、直接私が記者にお会いをしてインタビューに答えるもの、それと事務所が事務的にコメントをするもの。

今御指摘のその2005年の7月の週刊誌においては、事務所がまさに事務的にコメントしたものであって、西田委員は何で覚えていないんだとおっしゃいますが、これ6年半前のものでございまして、事務的なコメントのその6年半前のことは正直覚えておりませんでした。

で、この秋に取材をいただいて、事務所で調査をして確認をして、その過去があったということで、それ以降お付き合いは控えさせていただいております。

[080]
自由民主党 西田昌司
まあ、あきれますね。全くでたらめじゃないですか。あなたのコメントとしてここに書いてあるんですよ、週刊ポストに、2005年7月15日号に。そして、それを知らないと言うんですね。よくそんなでたらめ言いますね。しかも、知らないどころかじゃなくて、誰でもみんな知っているんです。現に、献金はおろか、お付き合いをしたことのない私でさえ、このNさんの話、この脱税事件と覚醒剤事件、その当時にぎわしたこと知っていますよ。あなたは親しく付き合っていたんでしょう。親しく付き合っていない人だったら知りませんよ。

要するに、今年の9月まで知らなかったということ自体があり得ないんです。今年の9月までその人とお付き合いをしていなかったんじゃないでしょう。ずっと何度もねぶたに行ったりお食事をしたり、親しく付き合っていた人じゃないんですか。もう一度お聞きします。

[081]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
何度も答弁申し上げておりますけれども、確かにねぶたに行ったことはございます。同僚議員の紹介で複数のメンバーと行ったことはございます。親しくお付き合いと言いますが、その仲間と一緒に年に1、2回、確かに会食はさせていただいたことはございますが、献金をいただいたり、あるいはそういうような関係は特段ございません。

[082]
自由民主党 西田昌司
もうこういう話になると、結局うそをついてしまうと国会の討論自体にならないんですよ。明らかじゃないですか。

それじゃ、もう一つ聞きますよ。

2009年の3月29日、全日空ホテルでそのNさんのお嬢さんの結婚式がありました。あなたは行かれましたね。

[083]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
はい、結婚式、御招待されて行っています。

[084]
自由民主党 西田昌司
野田総理、あなたも行かれましたね。

[085]
内閣総理大臣 野田佳彦
お嬢様の結婚披露宴ということで、お仲人を手塚さんがやられるということで、彩りのために来てくれと言われて披露宴に行かせていただきました。

[086]
自由民主党 西田昌司
皆さん方、11月15日の予算委員会で私は、このNさんという方が脱税で、しかも覚醒剤というのは普通の、はっきり言いまして堅気の方の犯罪じゃないんですよ。そういう方々とあなたが親しく付き合っておられる。そして──そうじゃないですか。そして、手塚さんがあなたに紹介したということでしょう。総理の側近の手塚さんがそういう窓口になっているんですよ。

だから、総理に私は、こういうことは内閣としてよろしくないんじゃないですか、お調べになったらどうですかと、こういうふうに私は言いました。そのとき、どう答えたかと。調べる必要はない、個人のお付き合いするかどうかは見識だと。あなた自身がお付き合いしているんじゃないですか。だから、そのときそういう答弁したんじゃないですか。

そういう方々とあなた方はお付き合いしていいんですか。あなたは、今総理、あのときは総理じゃなかったけれども、将来の総理として紹介されているんでしょうが。そういう方々のお付き合い、どう思っておられるんですか、本当に、総理。

[087]
内閣総理大臣 野田佳彦
こういう活動をやっていますと、いろんな多くの方の場所に出ていくこともあるし、いろんな方とお付き合いをすることがあると思います。一人一人の過去の履歴を十分把握してお付き合いをするということではなくて、それは披露宴に呼ばれることもありますし、これは、もちろん履歴を分かっていればということはあるんでしょうけれども、知らないでお付き合いをするとか呼ばれたりするということはこれはあると。そこは……(発言する者あり)

いや、いいという話じゃありません。こういうことは起こり得ると思います。分からないです。(発言する者あり)

[088]
委員長 石井一
御静粛に願います。

[089]
内閣総理大臣 野田佳彦
背景は分からないです。それでお付き合いが始まることはあり得ると思います。

[090]
自由民主党 西田昌司
だから、そのときは知らなかったにして、今知ったんですよ。知った上で、その行為が良かったかどうかを聞いているんですよ。

[091]
内閣総理大臣 野田佳彦
例えば、手塚補佐官には、これからは献金はいただかないように等々のお話はさせていただいておりますし、私自身もそういう思いで対応していきたいというふうに思います。

[092]
自由民主党 西田昌司
いやいや、ちょっと意味が分からぬですよ。

だから、まず、手塚さんに、普通でしたら、あなたの紹介で主賓に呼ばれたけれども、えらい恥かかせてくれたじゃないかと、いいかげんにしろよと、注意どころか怒りますよ。どうなっているんですか。そういう認識ないんですか。

それで、今献金をもらわないようにとおっしゃったけれども、手塚さんはもう過去に1000万近い献金されています、もらっておられます。このことも指摘しておきます。ちゃんと調べて、どうするか対応してください。

その中で、蓮舫大臣、あなたはそのNさんのそういう会合に呼ばれたりしているときにお車代いただいておられるでしょう。どうですか。

[093]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
一切いただいておりません。

[094]
自由民主党 西田昌司
そういう答弁していいんですか。渡した側の人間が言っているんですよ。渡した側の情報提供をされている方がおられまして、まあ結婚式とか、皆さん方もそうでしょう、お車代というのがあるんですね。でも、普通は1万、2万程度の話。ところが、この方は、少なくとも10万、20万という薄いものじゃありません、50万、100万ぐらいのを渡しているのを見ましたとおっしゃっているんです。じゃないんですか。

[095]
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」・少子化対策・男女共同参画・行政刷新) 蓮舫
繰り返しになります。一切いただいておりません。

[096]
自由民主党 西田昌司
野田総理、あなたは、今総理ですが、あのときは主賓で呼ばれたんですね。そのときにお車代もらっておられますね。

[097]
内閣総理大臣 野田佳彦
ちょっと覚えておりません。引き出物はいただきました。

[098]
自由民主党 西田昌司
こういう答弁すると後からぼろが出ないんです。今は、だが、もらっておられる、だからこれ、とんでもない答弁なんですが、私は、いずれにしましてもこの問題は、この問題は、先ほどから言っていますように、あなたの問題は全て口から出任せなんですよ。その場その場で都合のいい答弁する。外国人献金も、黒い人脈の問題も、それからでたらめなマニフェストも、全部同じことから出ているんですよ。それは何かといえば、目先の話だけなんですよ。目先の話だけで、長期的、総合的思考を……(発言する者あり)

何を言っているんだ、君は。何だ、小西君、静かにしたまえ。

今言っていますが、要するに、彼らは自分たちのやったことについて、政治と金の問題で、与党であるからがゆえにか知らないけれども、自ら正すこともできないし、今この場においても全く答弁していないんですよ。