安倍政権打倒は朝日の社是

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平成09年05月27日 衆議院 決算委員会第二分科会
[098]
自由民主党 安倍晋三
そもそも、この従軍慰安婦につきましては、吉田清治なる詐欺師に近い人物が本を出した。この内容がもう既にめちゃくちゃであるということは、従軍慰安婦の記述をすべきだという中央大学の吉見教授すら、その内容は全く根拠がないということを認めております。しかし、この彼の本あるいは証言、テレビでも彼は証言しました。テレビ朝日あるいはTBSにおいてたびたび登場してきて証言をいたしました。また、朝日新聞は大々的に彼の証言を取り上げて、勇気ある発言だということを新聞紙上で扱って、その訂正はいまだかつて一回もしていない。テレビ局も新聞もそうであります。

しかし、今は全くそれがうそであったということがはっきりとしているわけであります。この彼の証言によって、クマラスワミは国連の人権委員会に報告書を出した。ほとんどの根拠は、この吉田清治なる人物の本あるいは証言によっているということであります。その根拠が既に崩れているにもかかわらず、官房長官談話は生き、そしてさらに教科書に記述が載ってしまった。これは大変大きな問題である、こういうふうに思っております。





平成18年01月27日 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
[149]
内閣官房長官 安倍晋三
日本人妻の一時帰国また帰国については、かつて北朝鮮側が応じてきたことがあるわけであります。私も当時、自由民主党の外交部会でこのことを議論していたのですが、当時、拉致問題について我が方が北朝鮮側にいろいろと要求をしている中にあって、また、北朝鮮への米の支援も議論されていました、当時私はそれに反対をする立場にいたわけでありますが。そのときに先方から、北朝鮮側から、日本人妻の一時帰国という案を出してきたわけであります。これは、いわば一つの変化球でもあったのだろう、こう思うわけであります。

日本側は好意的にとらえ、その結果というわけではないわけでありますが、これは何となく関連づける形で、日本側は米の支援を行った、かつてそういう経緯があるわけでございます。

しかし、それで一時帰国した人たちは御承知のとおりであった。極めて一部の人であって、いわゆる主体思想を極めて強固に信奉する方々が帰ってきて、帰ってきたというか一時的に帰ってきて、それを国内でいわば宣伝するという役割を担わされていたのではないか、こう思うわけであります。

今、私たちは、まさにこの拉致問題に絞って、まずこの問題を解決しなければいけないという中において、また、確かに大変お気の毒であるというふうには思っております。全く話が違ったということであったというのも事実でありましょう。そしてまた、当時の政党の中には、それを推し進めたところもあります。また、朝日新聞を初めとして、マスコミも地上の楽園と堂々と書いていたわけであります。

ですから、それは、そういう意味においては、やはり被害者であったのだろう、私はこう思うわけでございますが、しかし、今交渉をする際には、我々はこの問題に絞っていかなければ、かえって外交において目的を達成できないのではないだろうか、このように思う次第であります。





平成18年03月24日 参議院 予算委員会
[180]
民主党(民進党) 喜納昌吉
昨日、22日、東京高裁でNHK番組改変問題に関する訴訟の口頭弁論があって、当時のNHKの担当プロデューサー永田浩三氏が証人として出廷しました。

永田証人は、放送前に安倍晋三衆議院議員に会ったのは呼び付けられたのではなく、NHK側から出向いたことにしようとNHK幹部たちがすり合わせをしたと証言しました。

安倍官房長官、あなたはNHK幹部らを呼び付けた事実を認めますか。

[181]
内閣官房長官 安倍晋三
これはもう従来から申し上げておりますように、私が呼び付けたのではなく、先方が予算の説明をしたいということで私にアポを取り会いに来たということでございまして、私のところに来た方々もすべてそれを認めておりますし、NHKもそれを認めています。

ちなみに、その証言をした永田さんというプロデューサーは伝聞で証言をしているということであって、彼がそれを直接、その場にいたわけではなくて、伝聞であると。しかも、その伝聞をだれから聞いたのかということについては、それは言えないということであって、とても証拠価値のあるものではないのかなとも思っておりますし、まるで、聞いてきた人のことを、彼がそういうニュースを取ってきた人のニュースソースを言えないというのは、今日、別の懲罰委員会で証言をしている永田さんと同じ永田さんなのかなとも思ってしまいました。

[182]
民主党(民進党) 喜納昌吉
ほとんど、呼び付けた事実がないなら、永田証人は偽証罪になるのですか、官房長官。

[183]
内閣官房長官 安倍晋三
私は呼び付けた事実はないと言っているわけであって、それが、もしそういうことを、呼び付けたという、そういういわゆる打合せをしたということであれば、それを述べた人そのものが、それを直接聞いた人がはっきりと言うべきではないかと、このように思います。

[184]
民主党(民進党) 喜納昌吉
安倍官房長官、あなたね、まあ、それで分かりました。

長官、今後一切NHKに圧力を掛けないと誓いますか。最近の世論調査では、次期総理に一番近いのは安倍さんだという結果が出ています。将来の指導者が言論の自由を守らないのでは有権者が、有権者が困ります。答えてください。

[185]
内閣官房長官 安倍晋三
そもそも、私は圧力を掛けていないのであって、私は呼び付けてはいないわけであって、それは、私は呼び付けていないと言って、先方も、それは呼び付けられたのではなくて自分たちがアポを取ったと、こう言っているわけであります。

この記事を書いた朝日新聞も、呼び付けたという事実を、残念ながら真相に迫ることができなかったという調査を発表しています。

この調査の発表に対して、毎日新聞は、それでも新聞ですかという厳しい社説を書いているわけであって、こういうことをもし告発するのであれば、事実をちゃんと、その前にちゃんと確かめてもらいたいと、このように思うわけであります。

[186]
民主党(民進党) 喜納昌吉
それじゃ、まあ一応、事実上、その圧力を掛けないという宣言でとらえていいですね。





平成18年10月06日 衆議院 予算委員会
[078]
内閣総理大臣 安倍晋三
田中委員がずらずらずらずら、いろいろなことをおっしゃったんですが、その中で幾つか事実認識が違うので、少し私も訂正をさせていただきたいと思います。

先ほど、私と中川現政調会長が圧力をかけたかのごときの御発言があったわけでありますが、まず中川議員については、そもそもその番組放送前には会っていなかったということがはっきりいたしております。

それで、私も呼び出してはいないということが事実上はっきりしていて、朝日新聞も、随分長い間検証した結果、私が呼び出したということを証明することができなかった、真相に迫ることができなかったということを最後に論評しているのであって、むしろ、うやむやにしているのはそれを書いた朝日新聞ではないかというふうに私は考えているところでございます。





平成19年03月05日 参議院 予算委員会
[073]
内閣総理大臣 安倍晋三
そもそも、この問題の発端として、これはたしか朝日新聞だったと思いますが、吉田清治という人が慰安婦狩りをしたという証言をしたわけでありますが、この証言は全く、後にでっち上げだったことが分かったわけでございます。つまり、発端はこの人がそういう証言をしたわけでございますが、今申し上げましたようなてんまつになったということについて、その後、言わば、このように慰安婦狩りのような強制性、官憲による強制連行的なものがあったということを証明する証言はないということでございます。





平成26年02月05日 参議院 予算委員会
[396]
内閣総理大臣 安倍晋三
私も、新聞社というのは自分の意見をくっきりと明確に主張されるのは、これは大変いいことですし、どんどん批判していただきたいと、こう思っているわけでありますが、しかし、その批判に対しては、こうではないということは明確に述べていかなければいけないのかなと、こんなようにも思います。

かつて評論家の三宅久之さんから聞いた話でありますが、朝日新聞の幹部が安倍政権打倒は朝日の社是であると。これは、社是であるのは私は全く結構だと思います。しかし、それはそういう新聞なんだなと思って私も読むわけでありますが、この中で、我が国と郷土を愛する心を養う、これは事実上、教育基本法に書かれたことをここに持ってきたわけでございまして、そういう表現を使わさせていただいたということでございまして、ナショナリズムをあおって国策を、我々はあおることはしません、あおる人、あるいはあおる新聞社というのはあるかもしれませんが、我々はそういうことは慎まなければならない。

つまり、私たちは、しっかりとファクトと責任感で対応していきたいし、しっかりと真実を礼儀正しく、静かに国民の皆様に分かりやすく伝えていきたいと、このように考えているところでございます。





平成26年10月03日 衆議院 予算委員会
[037]
自由民主党 稲田朋美
ことしの8月5日、慰安婦問題について、朝日新聞が32年たって誤りを認め、謝罪をいたしました。これにより、慰安婦を奴隷狩りのように強制連行したという吉田清治氏の証言が虚偽であって、さらには、慰安婦と挺身隊を混同したということは誤りだったということが認められたわけであります。

もちろん、慰安婦制度そのものは、女性の人権に対する侵害であって、悲しい出来事であったと思っております。総理が国連演説でおっしゃったように、今も存在する、紛争時の女性の人権の侵害は絶対に認められませんし、21世紀を女性の人権侵害のない世界にするために、日本が国際社会でリーダー的な役割を果たしていかなければならないというふうに思っております。

しかし、現在、国際的に慰安婦問題は非常に憂慮すべき事態になっております。国連勧告やらアメリカの非難決議、そして、慰安婦の碑、慰安婦の像が建てられています。そこで何が言われているかといいますと、戦時中の日本が20万人の若い女性を強制連行して、性奴隷にして監禁をした。さらには、あげくの果てに殺害までしたという、あたかも日本が誘拐監禁、強姦致死の犯罪集団であるという汚名を広められているわけですが、それは全くの虚偽であるということであります。この吉田証言の虚偽を根拠として、日本の名誉は地に落ちていると言ってもいいと思います。

国連からは、性奴隷国家として名指しで批判されて、アメリカの下院では平成19年に、日本に対して、謝罪をしろ、そして、教科書で未来永劫子供たちに教えろと言われ、それと同じ内容の決議が、台湾、オランダでもされております。アメリカの各地で非難決議がされて、慰安婦の碑、慰安婦の像が設立されて、あたかも日本が性犯罪国家のようにみなされている現状があります。

このように世界じゅうで広まっている、日本に対するいわれなき不名誉な汚名を不作為によってそのままにしておくことは、私は、将来に禍根を残すというふうに思っております。

総理は、若手議員のころから、教科書から慰安婦の記載を削除して日本の名誉を回復するために尽力をされていたわけですけれども、今回の慰安婦問題をめぐる状況、そして、世界じゅうで地に落ちているこの日本の名誉を回復するために、政府としてどのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。

[038]
内閣総理大臣 安倍晋三
本来、個別の報道についてコメントすべきでないと思っておりますが、しかし、慰安婦問題については、この誤報によって多くの人々が傷つき、悲しみ、苦しみ、そして怒りを覚えたのは事実でありますし、ただいま委員が指摘をされたように、日本のイメージは大きく傷ついたわけであります。日本が国ぐるみで性奴隷にした、いわれなき中傷が今世界で行われているのも事実であります。この誤報によってそういう状況がつくり出された、生み出されたのも事実である、このように言えますし、かつては、こうした報道に疑義を差し挟むことで大変なバッシングを受けました。

かつて、まさに、日本が性奴隷にしたということの判決をクローズアップした番組をNHKがつくったわけでありますが、これに中川昭一さんと私が事前に介入して番組を変えさせたという朝日の報道があったわけでありますが、これも、中川昭一さんは事前には会っていないということがその後明らかになり、朝日新聞が認めていますし、私が呼び出したということも、そうではないということが明らかになっているわけでございます。

しかし、今回、これが誤報であったということが明らかになったわけでございます。政府としては、客観的な事実に基づく正しい歴史認識が形成され、日本の取り組みに対して国際社会から正当な評価を受けることを求めていく考えでありますし、そのため、これまで以上に戦略的な対外発信を強化していかなければならないと思っております。

もちろん、現在でも、紛争下において女性の人権が侵害される、これに対して、日本は積極的に、そうした状況において女性の人権が侵害されることのないように貢献していく、その貢献策について先般国連で演説をしてきたところでございます。

他方、こうしたいわれなき中傷については、そうではないという発信をしっかりとしていくことが大切ではないか、このように思っております。



[041]
自由民主党 稲田朋美
ことしの8月、福井市の姉妹都市のフラトン市で慰安婦の非難決議がなされ、現在フラトン市の博物館で慰安婦像が建てられようとしております。フラトン市の決議の後、福井市長が反対の親書を送り、また9月24日に福井市議会で慰安婦像を建てることについての反対の決議をしたわけです。これは私は日本で初の取り組みだと思います。

フラトン市の問題は、吉田証言の虚偽が明らかになった後、初めてのケースでありますので、どうしても慰安婦像の設置を阻止する必要があり、外務省も頑張っていただいているわけですが、予断を許さない状況でもあります。

私は、日本の名誉を回復するためには、こういった一つ一つの反論、それから、いわれなき非難についてきちんと反論していく事実を積み重ねていくということが必要だと思いますが、総理、いかがでしょうか。

[042]
内閣総理大臣 安倍晋三
基本的には、事実は強いわけでありまして、吉田清治証言が、これはでたらめであるということがかなり早い段階からわかっていたわけであります。だからこそ、きょうは中川昭一さんの命日でもありますが、中川昭一さんを中心に、それが教科書に、事実であるかのごとくの前提に強制連行を書かれるのはおかしいという運動を展開してきました。

しかし、なかなかそれは成果を生むことができなかったのでありますが、随分時間はかかったのでありますが、しかし、だんだん強制連行の記述はなくなっていったわけであります。そして、さすがに朝日新聞も、この段階においては認めざるを得なくなった、こういうことであろうと思います。

我々も、粘り強く事実は事実として発信していかなければならない、このように思っております。





平成26年10月06日 衆議院 予算委員会
[194]
次世代の党(日本のこころ) 山田宏
まず、次世代の党は8月1日にスタートいたしましたけれども、私たちのモットーは、次世代に胸を張れる日本へ、次世代に胸を張れる日本を残そう、こういう思いで党を結成いたしました。とりわけ、国の安全、名誉という問題については大変強い関心を持っておりまして、国を守るということは、単に生命や財産を守るだけでなく、国の名誉、先人たちの名誉も守っていくということでないと国そのものも守れないというふうに考えております。

そういった立場で、次世代の党はこれまでも、慰安婦の問題、河野談話の問題についてこの国会でも取り上げさせていただいております。先日も、平沼党首から代表質問で取り上げさせていただきました。

そして、この慰安婦の問題、特に河野談話に至るまで、最初に火をつけ、その火をあおり、そして国際的にいわれなき汚名をまき散らす原因をつくったと言ってもいい朝日新聞が、やっと32年たって、みずからの、誤報と彼らは言っていますけれども、いわばうその報道を認めました。

ちょっとパネルを出していただきたいと思いますが、何度もこれは出していますが、今やアメリカ各地、9カ所に、公用地に、公園とか役所の前にこういった慰安婦の像なるものが建てられて、そこでは、少女たちが自宅から20万人連れ出され、日本の帝国軍によって性奴隷状態を強制されたとまで、こういったものもどんどんふえているわけです。

そういった状況を今何とかしなきゃいけない、とりわけ、河野談話をつくった関係者の方々がおられる間にこの汚名をそそいでいかなければならない、こう考えております。

そこで、総理にお聞きしたいと思いますが、まず、朝日新聞が8月5日、6日に検証の特集記事を組まれましたけれども、これを総理はお読みになられましたでしょうか。また、お読みになられたとすれば、どういう御感想をお持ちでしょうか。

[195]
内閣総理大臣 安倍晋三
報道については読みました。

個別の報道機関の記事については本来コメントをするべきではない、このように思いますが、しかし、この朝日新聞の慰安婦問題に関する誤報により、多くの人が苦しみ、そして悲しみ、そしてまた怒りを覚えたわけであります。そして、日韓関係に大きな影響、そして打撃を与えたとも言える、このように思います。そして、国際社会における日本の、日本人の名誉を著しく傷つけたことは事実であります。

こうした誤報を認めたのでありますから、この記事によって傷つけられた日本の名誉を回復するためにも今後努力していただきたい、このように思います。



[198]
次世代の党(日本のこころ) 山田宏
そこで、ちょっとおさらいをしておきたいと思いますが、まず、このいわゆる慰安婦問題に火をつけたと申し上げましたけれども、これは朝日新聞なんです。世界のどこを見回しても、朝日新聞が最初。

1982年、昭和57年9月2日の記事を、皆さんのところにも資料として提出しております。「元動員指揮者が証言」ということで、この吉田清治さんなる人が、済州島で昭和18年の初夏に、1週間に200人の若い朝鮮人女性を狩り出した、こういう証言を加害者側がしたということでニュースにしました。

しかし、これはおかしいなと思った人たちもたくさんいまして、済州島では済州新聞というのがあるんですけれども、この済州新聞で1989年8月14日に、韓国の新聞が調べまして、こういった報道に大きな衝撃を受けているが、ここでいろいろ調べたけれども、皆、島民たちはでたらめだと一蹴し、ある住民は、そんなことはなかった、250余りの家しか中にないこの村で15人も徴用したとすれば大事件であるが、当時そんな事実はなかった、このように韓国の新聞自体も報道し、それをもとに、秦郁彦先生が1992年に、こういった事実はなかったのではないかと。

その後、日本の各報道機関もこの報道を自重し始めたわけですけれども、朝日新聞だけが相変わらずこの報道を続けました。

そして、1997年、皆さんのところに資料を置いてありますけれども、一度検証してみようということで、97年の3月31日に朝日新聞は、「従軍慰安婦 消せない事実」、政府や軍の深い関与明白と書いて、その中の記事に、済州島の人たちも、この吉田氏の著述を裏づける証言は出ておらず、真偽は確認できていないと。真偽は確認できないと朝日新聞はここで認めたにもかかわらず、取り消さなかったわけですね。

普通、真偽が確認できない事実は書かないというのが普通じゃないですか。真偽が確認できないのに書くというのは、これは偏向報道でしょう。誤報じゃないですよ、偏向しているんですよ。真偽の確認をしていないと自分で認めながら、確認していないものを取り消さないなんて、こんな報道機関がありますか。誰だって、それはおかしいと思いますよ。だから、私は、誤報、誤報とおっしゃるけれども、これは誤報じゃない、偏向だ、偏向報道だ、こう思うんですね。

偏向とは何か。ウィキによりますと、「偏向報道とは、例えばある特定の事象について複数の意見が対立する状況下で、特定の立場からの主張を否定もしくは肯定する意図をもって、直接的・間接的な情報操作を行うといった報道のことである。」

まさにこれじゃないですか。ちゃんとした、意見がいろいろ分かれているにもかかわらず、一方の側に立って報道し続けたんです。みずからも、事実かどうか確認できないと言いながら、さらにそれをずっとそのままにしておいたんですね。

私は、これだけの、報道機関の資格があるのか、こう思いますけれども、この点、総理、いかがお感じでしょうか。

[199]
内閣総理大臣 安倍晋三
この山田委員とのやりとりが果たして朝日新聞で報道されるかどうかということがまあ注目されるんだろう、このように思います。つまり、報道機関である以上、正しく報道する、正確に報道することが求められているんだろう、このように思います。

真偽が明らかでない。かつて、故中川昭一議員と私がNHKの報道に対して圧力をかけたという報道があったわけでありますが、その後、中川昭一さんはその番組の前に会った事実がないということが明らかになり、そして、私も呼びつけたと言われていたんですが、そういう呼びつけた事実はないということが明らかになったわけでございます。あのときも朝日新聞は検証記事を書いたんですが、事実は明らかにならなかったという結論であります。そういう意味におきまして、やはり報道機関として信頼性というのは大切ではないだろうか、このように思うわけであります。

民主主義がしっかりと健全に機能する上においては、報道の自由、極めて重要であろうと思います。であるからこそ報道機関の責任は重たいのではないか、このように思うところでございます。

[200]
次世代の党(日本のこころ) 山田宏
まず、この総理と私のやりとりを朝日新聞が報道するかどうか、そこがやはり一番ポイントだろうと思います。テレビを見ておられる方も、よくあしたの新聞を見ていただきたいというふうに思います。





平成26年10月30日 衆議院 予算委員会
[035]
民主党(民進党) 枝野幸男
残念ながら、政治と金をめぐるさまざまな報道、あるいは国会での議論が行われております。

私も、大変お恥ずかしい話でございますけれども、事務所の記載漏れがございまして、昨日、政治資金収支報告書の訂正の手続を行い、同時に、記者の皆さんに事実関係を御説明申し上げるとともに、ホームページなどを通じてその経緯等についての説明をさせていただいているところでございます。

報道によると、こうした私に関する件を受けて、総理が近い関係の議員の方に、誹謗中傷合戦はやめるべきだ、そして、これで撃ちどめという言い方でしょうか、撃ち方やめになるといいという趣旨のことをおっしゃったと聞いております。報道されております。

誹謗中傷合戦はもちろん私どもの望むところではございません。今の報道されている発言、まず、事実関係をお答えください。

[036]
内閣総理大臣 安倍晋三
きょうの朝日新聞ですかね、撃ち方やめと私が言ったと。そういう報道がありました。これは捏造です。

朝日新聞は安倍政権を倒すことを社是としているとかつて主筆がしゃべったということでございますが、これはブリーフをした萩生田議員に聞いていただければ明らかでありまして、私に確認すればすぐわかることです、私が言ったかどうか、親しい朝日新聞記者がいるんですから。

一回も残念ながら問い合わせがないまま、私が言ってもいない発言が出ているので、大変驚いたところでございます。





平成26年10月31日 衆議院 地方創生に関する特別委員会
[026]
民主党(民進党) 渡辺周
昨日の予算委員会の場におきまして、総理が捏造という言葉を使われて我が党の質問者に対して答弁をされた件につきまして、けさの新聞各社が、これは捏造ではなく、取材したものを記事化したと。けさの読売新聞では、これは記事化をしたものであるということで報道されております。

昨日、総理が捏造とされたことにつきまして、これは捏造なのか否なのかということにつきまして、総理、いま一度、この点についての何らかの発言を求めたいと思います。それは、訂正なり、いま一度発言をされて、実はそうではないということなのか、その点について、まず冒頭伺いたいと思います。

[027]
内閣総理大臣 安倍晋三
私は、撃ち方やめと言っていないんですから。言っていないのに言ったとして報道して、これは野党との間で大きな議論になる、大きな批判を浴びると。言っていないことを言ったとして、これを問題にしろと言わんばかりの報道をするという姿勢というのは、これはまさに火がないところに火をおこして風をあおっている。これは、火がないところに火をおこしているんですから、いわば記事としては捏造だろう、こういう私の率直な感想を申し上げたわけでありまして、私のことを知っている記者は、まず私に当ててくるべきなんです。

ですから、そういう、最初の、当てないというのは、例えば吉田調書の問題もそうですね。あるいはまた、吉田清治の証言の問題もそうですよ。こういうことを、ちゃんと裏づけ調査をしていれば防げたものを、防がなかったことで日本の名誉が傷つけられたという、これは大変な問題じゃないですか。こういう問題を果たして反省しているのかというのが、私の基本的な問題意識であります。

吉田調書についてもそうですね。多くの人がそれは違うとわかっていたのに、自分が思う方向に持っていきたい、報道を持っていきたい、例えば、安倍政権を倒したいという方向に持っていきたいということで記事を書くから、そういう間違いが間々起こるのではないか、私はこのように考えるわけでありまして、ですから、こういうときにはしっかりと取材をしてくださいと。

むしろ、私がこういうことについて申し上げるよりも、先方にそれを伝えていただきたい、こう思うところでございます。

[028]
民主党(民進党) 渡辺周
私もかつて新聞記者を、短い間ですがしました。そして、この朝日新聞の、今御発言された吉田清治なる人物の一連の、書籍から始まった慰安婦の問題については、今日まで、謝罪、訂正をするまでの長い間、日本の名誉をおとしめたことについては、私自身も、党でもそういう会の会長をしておりますし、そしてまた各メディアでもお話をしています。ですから、この朝日新聞の従軍慰安婦に関しての問題の中のところについては、それを捏造だと言うことについては、それは総理が御発言されることはおっしゃるとおりだとも思いますけれども、私が今質問をしたのは、この予算委員会において、これはけさの新聞にも書いてあります。

それは、総理が側近の方々と会合をした後に、どなたかがお話しされたことを複数の社が受けて、話されたことをそのまま記事にしたと。ですから、それは捏造ということではなくて、もしそうであるならば、総理の意を受けてしんしゃくをしたどなたかがそのようにしゃべったことを各紙が書いたわけでございまして、その点については、それは捏造なのかどうかということを尋ねているわけでございますから、その点についてのぜひ再答弁、確認をさせていただきたいという意味で質問をしたわけでございますので、その点についてはいかがですか。

[029]
内閣総理大臣 安倍晋三
今申し上げたように、私は言っていないんですから。言っているか言っていないかは本人に確かめるのが当たり前じゃないですか。伝聞で、では、一々それを事実として記事にするんですか。

なおかつ、あの朝日の記事は、これは問題化すると書いているんですよ、問題化すると、たしかそういう趣旨のことが書いてありましたね。問題にせよと言わんばかりの記事じゃありませんか。

ですから、かつて朝日新聞は、私がNHKに、中川昭一さんとともに圧力をかけて放送内容を変えさせたという記事を書いた。しかし、中川昭一さんは、その番組が放送される前に会ってすらいなかったことが明らかになった。私が呼びつけて、そう指示したということも、そうではないということが明らかになった。これはまさに捏造ですよね。

こういう捏造というのはなぜ起こったかということが問題であって、それはまさに、安倍晋三を攻撃しようという意思があって記事を書くからこういうことになるわけでありまして、そこの中においてやるべき取材を全くやっていないというのは、これは大変な問題であって。

しかし、それを、私は反論するチャンスがきのうあったから、そうではないということがみんなわかったわけでありますが、あれを、私がそれで反論するチャンスをいただいていなかったら、みんなそう思ったままになってしまうわけでありまして、報道というのはそういう責任感のもとにちゃんと実行していただきたい、こう思うわけであります。

吉田調書の問題においても、安倍政権においてこれを公開するという判断をしたからこそ、朝日新聞はあのように、事実はこうであったということを慌てて記者会見したわけであります。

ですから、こういうミスをこれから何回も繰り返すんですかという意味において、私の問題意識を申し上げたわけであります。

[030]
民主党(民進党) 渡辺周
今回は各社の話でございます。この質疑は、地方創生のテーマで、限られた時間ですから、もうこれ以上はしたくはありませんが、ただそれを、総理、側近の方がもし総理の意を体してそのようなことをおとといの時点において言ったということであれば、それは、総理の意を受けておっしゃった方の、それは思い込みでしゃべられたのかもしれませんし、それは取材の手法にも、もしかしたらあったのかもしれないけれども、それは、総理の側近とまたぜひ話をして、もししかるべき対応をされるということであれば、その方にも私は話をされたい。

もう時間がなくなりますから、次に、総理……(安倍内閣総理大臣「もういいんですか」と呼ぶ)いや、この話を長くやると、総理のお考えはよくわかりました、よくわかっています、報道のあり方についても、それは私も報道の一員にかつて籍を置いたことがありますからよくわかっております。その手法やそういうことについても、確かに本人に裏をとらないでいたのはいかがかということについては、またメディアの方々の取材姿勢としてどうなのかということはあると思います。ただ、これはきょうの本題ではございませんので、ぜひまた改めて、どこかの機会で総理のお考えを聞くことがあればと思います。





平成27年02月04日 衆議院 予算委員会
[263]
維新の党 井出庸生
昨年の12月17日の朝日新聞によれば、キャスターが質問をしようとすると、イヤホンを外して一方的に話し続けたと。また、私もこの件についていろいろ調べをしまして、そのキャスターが総理に対して質問をしている際に、それを遮る形でイヤホンを外された、そういう話を聞いております。私は……(安倍内閣総理大臣「見ていないんじゃないの」と呼ぶ)見ております。(発言する者あり)

[264]
委員長 大島理森
総理、今は質問を聞いて。

[265]
維新の党 井出庸生
私は、質問を聞いた上でお答えになるのであればいいと思うんですが、イヤホンそのものを外して、質問する手法を遮ってしまうということは、総理大臣としての取材対応としてどうなのかなと、そこは非常に疑問なんですが、総理のお考えを伺います。

[266]
内閣総理大臣 安倍晋三
最初にお答えをしたとおりでありまして、朝日新聞の報道はどうか、私は知りませんよ、それは。しかし、その場を見ていただければ明らかでございますが、私は、そのキャスターの番組に何回も出演したこともございます。

そこで、今申し上げましたように、私がしゃべっているときに、またしゃべり始めたときにしゃべられてしまうと、こちらもしゃべりにくいというのが事実であります。それまでの、ほぼ全ての局に私は出演しておりますが、ほかの局においては、私がしゃべっているときに途中でいきなり大きな声で向こうからは言われたことがないものですから、そのまましゃべり、そして相手の質問を聞いている。また、質問を聞いていなければ答えられるはずがないじゃないですか。ですから、向こうが質問しているときには、当然イヤホンをつけている。

私がしゃべっているときに質問されたので、ちょっと途中で外したのは事実でありますが、向こうも、私がしゃべっているときにしゃべったら、これはしゃべりにくいんだろうなということを理解していただいたのではないか、こう思ったわけであります。その程度の話なんですよ、これは。





平成29年11月28日 衆議院 予算委員会
[116]
立憲民主党 逢坂誠二
そこでなんですけれども、総理、私、ちょっと驚いたことがありまして、10月11日のテレビ朝日の報道ステーション、これで党首討論というのが行われております。

この党首討論の中で、総理が森友学園の前理事長の籠池さんのことを詐欺を働く人物という言い方をしているんですが、この言葉はこの言葉で非常に問題があるんですが、きょうはこの言葉は題材にはしません。この言葉は題材にはしませんが、この文脈の中で、こういうふうに総理はおっしゃっておられるんですね。奥さんのことについて、籠池さんのことを、こういう人だからだまされてしまった、だまされたのは奥様で、籠池さんのことを、こういう人だからだまされてしまったという言い方をしているんですけれども、これは一体どういう意味の発言なんですか。

[117]
内閣総理大臣 安倍晋三
私のテレビでの発言は、今委員が御紹介された発言の前に、私、このように申し上げているんですが、籠池さん自体が詐欺で逮捕され起訴されました、これはまさにこれから司法の場に移っていくんだろうと思います、このように述べているわけであります。これは事実でございます。つまり、現段階においては、捜査当局は詐欺の疑いがあるということで逮捕しているということだろう、これを紹介したところでございます。

同時にまた、籠池氏は、例えば朝日新聞のインタビューに答えて、小学校の申請において安倍晋三記念小学校と申請した、こう述べています。これを朝日新聞は大きく報道し、であるからこそ、当然、当局は私とのかかわりを認識したんだろうといって追及をし、それをもとに、民進党の方々もこれを事実としてずっと私を国会で追及してきたのは事実であります。

私は残念ながら確認のしようがなかったんですが、本当かどうかは。その段階ではそれは黒塗りにされておりましたから、これはわからなかったわけでありますが、黒塗りにしたということはそうなんだろう、籠池さんもそう言っているんだから、籠池さんが言っていることは間違いない、さんざん私もそれで追及されたわけでありますが。

私は、籠池さんには、私の名前を使うことはやめてくれということを正式に申し上げたわけでございますが、残念ながら、その後、籠池氏は実は、私の名前を使うのをやめてくれと言ったにもかかわらず、安倍晋三記念小学校というものが書かれたもので、寄附で使っていたわけでございまして、そういう行為をするのであれば、いわば警察が詐欺として逮捕するということは、それはそういうことなんだろうなということを私は思ったわけでございます。

そういうことがたびたびあったということでありまして、つまり、今申し上げましたように、安倍晋三記念小学校という申請をしていないにもかかわらず、それを申請しているということを堂々と述べる、そして大きな影響を与える人物であった、こういうことではないか、このように思います。





平成30年01月29日 衆議院 予算委員会
[182]
内閣総理大臣 安倍晋三
私の妻が名誉校長を一時引き受けたことから国民の皆様から疑いを持たれた、これはやむを得ない、こう思っております。

ただ、今……(発言する者あり)批判をいただいたことはやむを得ないというふうに言っているわけであります。

そこで、今、川内さんが特例4連発とおっしゃったわけでございますが、御指摘の4つの事項のうち、瑕疵担保責任免除特約というのは、損害賠償請求がされるおそれのある中で将来にわたる国の一切の責任を免除するわけですから、国としては、これを獲得するということはいわば大変有利な条件をとったということで、これは逆なんですね。

全くこれは、森友側にとっては、何かたくさんごみが出てきても、もうこれは請求できないわけでございまして、近くの土地には、瑕疵担保責任の特約を国がとっていなかったがために、約14億円近くのごみが出てきて、いわば支払い価格を大幅に上回る損害賠償をされるという事例も発生をしているわけでありますから、いわば、森友学園側に有利な特約という意味でおっしゃっているのであれば、それは違うのではないか。この瑕疵担保責任特約というのは、国側としては大きな特約をとったということ、常識的にはそういうことではないのか、こう思う次第でございます。

それと、当時の近財局長も、理財局長も、私の妻が名誉校長をやっているということは知らなかったということは、この委員会で、これは参考人として既にお答えをしている、こう思う次第でございます。

そうした議論の中で、御党の、落選されてしまいましたが、福島委員が、籠池氏が例えば朝日新聞のインタビューに答えて、小学校の申請において安倍晋三記念小学校と申請した、こう述べたと。朝日新聞は、それを前提に、それが事実であるかのごとき報道をしまして、ほかの報道もそうされました。安倍晋三記念小学校という名前でこれは申請されているんだから、当然、みんながそう思うだろうということで、追及をされました。

私は黒塗りしか見ておりませんから、私は答えようがなかったわけでありますが、実際はそれは開成小学校ということであったわけでありまして、全く違ったわけであります。

籠池氏は、当然、自分でそのコピーは持っているはずでありますから、自分が言っていることは違うということをわかって出していたわけでありますし、また、黒塗りのスペースを見れば、安倍晋三記念小学校という長さとは違うということは明らかであります。明らかであるにもかかわらず、報道され、そして、この委員会でもそれを前提に議論がなされたことによって、これは当然、疑惑はいわば広がるということにもなったんだろう、こう思うわけであります。しかし、その前提となるこの申込書においては、安倍晋三記念小学校ということはまさに真っ赤なうそであったわけでありまして、開成小学校であったわけであります。

つまり、最初は、これを根拠に、そんたくされたのではないかということを私は質問されたのでございますが、そうではなかったということは申し上げておきたい、このように思います。(発言する者あり)

済みません。いろいろ政党ができたものでございますから間違えました。福島委員は、御党、元、前身では同じだったということでございますね。





平成30年01月31日 参議院 予算委員会
[045]
民進党 小川敏夫
それから、安倍総理は奥様を通じて、この森友学園が予定している小学校について安倍晋三小学校あるいは安倍晋三記念小学校という校名にしたいという申出をいただいたということ、これについては安倍総理、認めておられますけれども、いつ頃そういう申出を最初に聞いたんでしょうか。

[046]
内閣総理大臣 安倍晋三
通告ございませんので、いつ頃と言われても覚えておりませんが、直ちにそういう校名はやめてくれと、こういうふうに私は申し上げたわけでございます。

安倍晋三小学校、私の名前を冠する小学校なんか私はつくってもらおうとは全く思っておりません。例えば、私がこの世を去った後、50年、100年ぐらいして、いや、ああいう人物、もし立派だったといって誰かがつくるということであれば、私はもうこの世におりませんから止めようがないわけでありますが、私は自分の名前を冠した学校をつくるというつもりはございませんので、はっきりとお断りをしていました。

そこで、これ朝日新聞の報道でございますが、籠池さんは安倍晋三記念小学校という名前で申請をしたと、こう言ったわけでありまして、事実かのごとくこれ報道されてありました。この国会においても民進党の方がそれを事実と前提に私に質問をし、だからそんたくされたんだろうということであったわけでありますが、実際は開成小学校という名前でございました。御本人は当然、原本のコピーは当然持っておられるはずでありますから、それに当たるべきであった。また、当然、だから恐らく御本人はそうではないことを知っていてそうおっしゃったんだろうと。朝日新聞の方も裏を取らずに事実かのごとくに報道したということは間違いないんだろうということでございます。(発言する者あり)

[047]
委員長 金子原二郎
御静粛に。

[048]
内閣総理大臣 安倍晋三
それは事実でございまして、今私がこう申し上げておりますのは、安倍晋三記念小学校ということで申請をしているということでありましたから、籠池氏がそう言い、朝日新聞がそう報道しましたから、私が実はそれは了解したんだろうということになって私も批判をされたわけでありますが、それは全く事実ではなかったということがあったということは事実として申し上げておいた方がいいんだろうと。

残念ながら、この訂正報道等、見えないところにちょっとされただけでありまして、ほとんど報道されていないという事実もございますので、あえてテレビの前で申し上げさせていただきたいと、こう思ったところでございます。



[056]
内閣総理大臣 安倍晋三
まず、じゃ、関わりがあるということの根拠は、安倍晋三小学校という名前で申請がなされた、小川さんではないかもしれませんが、御党の方が私にそう決め付けて言われたわけであります。

安倍晋三小学校という、言わば申請書にそう書いてあるんだから、そのように、それを考慮する可能性があったじゃないかということで私を責めたわけでありますが、これは安倍晋三小学校ではなくて開成小学校であったということでありますから、全く違ったわけでありますし、籠池さんは、その事実を知っていながら朝日新聞に、これは安倍晋三記念小学校として申請したと、朝日新聞は、裏を取らずに、まさに安倍政権を攻撃するためだったのかもしれませんが、それをそのまま事実かのごとくに報道したと、こういうことであります。



[058]
内閣総理大臣 安倍晋三
つまり、私が言ったことが間違いまずない事実なんですよ。私は、死んでからだったら、申し上げたんですが、これは50年先、100年先どういうことになるか分かりませんから。しかし、私はそういう名前を付けてほしいとは思っていないとはっきりお断りをしているから、私がそこで分かりましたと言ったら安倍晋三記念小学校になったんですよ、朝日新聞が書いたみたいにね。しかし、そうはならなくて開成小学校になった、これは大きな違いじゃないですか。

あのときは、まさに鬼の首を取ったように、安倍晋三記念小学校というふうに申請しているじゃないですかと、これ小川さんじゃありませんが、御党の方はこういうふうに私を攻撃をし、それはそのままニュースになったんですよ。私は黒塗りだから直ちに答えられなかったんですが、これ安倍晋三記念小学校って、これ長いですけれども、黒塗りの場面、これぐらいしかないからこれおかしいなとは私も思いましたよ。だから、これコピーに当たっていただければすぐに分かったんじゃないかなと、こう思ったところでございますが。





平成30年02月01日 参議院 予算委員会
[052]
日本共産党 辰巳孝太郎
我々は、このやり取りの翌日の3月の16日、大阪に戻った籠池氏と近畿財務局、航空局とのやり取りを記した音声データを新たに入手いたしました。

そこには、籠池諄子氏がこう言っております。昨日、国に行って手応えがあった、すぐに田村氏が近財を、指導させると言って、近財に電話させると言って、本当に電話が昨日あったなどと直談判の効果を振り返り、籠池氏の口からは、昭恵氏の関与がはっきり表れた驚きの発言が録音されております。籠池氏は、昨日、我々が財務省から出た途端に安倍夫人から電話がありましてね、どうなりました、頑張ってくださいと。

昭恵氏が名誉校長を務め、関与している学園を応援すると言っている。財務本省の幹部から近畿財務局に指導が入る。ごみの補償という森友学園にとって重大な局面において、昭恵氏自身が籠池氏に電話をして直談判の中身を尋ねて、頑張ってくださいと応援の気持ちを伝えていたということであります。

総理、大変なことじゃないですか。

[053]
内閣総理大臣 安倍晋三
今のあれは、籠池さんの発言ですね。

籠池さんは、昨日も答弁させていただいたように、安倍晋三記念小学校と申請したと、こう堂々と発言をされているわけですね。そして、それを基に朝日新聞が裏付けも取らずに報道して、野党の皆さんはそれを基に私に、だから関与があったのは間違いないじゃないかと、こう質問をしてきたのでありますが、実際は開成小学校。御本人が考えた恐らく名前でしょうね。それなのに何で安倍晋三記念小学校と申請したと言うんでしょうか。当然、それは元本のコピーも置いていないということはあり得ないだろうと思います。

また、例えば棟上げ式に来るといった朝日新聞の報道がございました。それを基に、野党の議員から、いつ行くことになっていたんだ、行くことになっていたのかと私、聞かれましたので、分からないと答えたんですが、ちょっと調べてみますと、民進党のプロジェクトチームに籠池さんが行って、棟上げ式にいつ行ったんですかと聞かれて、御党の、民進党の杉尾議員が質問し、籠池さんは、昭恵さんは来ていませんと、こう答えているんですね。

同じ本人が、こうころころころころ言っていることを変える人物がまたそういう証言をしているということの紹介をされたんだろうと、このように思います。





平成30年02月05日 衆議院 予算委員会
[063]
内閣総理大臣 安倍晋三
これは、例えば、安倍晋三記念小学校、こう籠池さんが申請した、これを朝日新聞が事実かのごとく報道しましたね。籠池さんが考えた名前ですから当然そうだと思ったら、実は開成小学校だったんですよ。

御党、前、皆さんは民進党に属しておりましたが、民進党の福島さんがそこに座って、これ、安倍晋三記念小学校と申請されましたよね、だから、みんなわかっていたんですよ、かかわっていることが。そこでそんたくが生まれたんですよ、それを認めなさいと私を追及したんですよ。

しかし、例えば、報道した朝日新聞も、しっかりと、これは元本のコピーがあるはずですから、コピーで、普通、小学校の名前を見ますよね。それを普通、裏取りというんですよ。裏取りをしない記事というのは、これはもう記事とは言えないんです。ほとんど、ちゃんとした品質をなしていない。

そして、実は違った……(発言する者あり)

[064]
委員長 河村建夫
御静粛に願います。

[065]
内閣総理大臣 安倍晋三
済みません、今、一生懸命答えているんですから、やじで妨害をしないでください。(発言する者あり)済みません、後ろの方々もやめていただけますか。

委員長、ちょっと、私、発言しにくいものですから、注意してください。

[066]
委員長 河村建夫
発言中は御静粛に願います。

[067]
内閣総理大臣 安倍晋三
そこで、いわばそういう形で疑惑は広がっていくんです。今、多くの方々はまだそう思っていますよ、そう思っているんですよ。この籠池さん、これは真っ赤なうそ、うそ八百じゃありませんか。

その方が、今度、述べたというテープが出てきた。しかも、報道の仕方は、籠池さんと安倍昭恵氏の発言に対する新たなテープが出てきたと書くから、私の妻の肉声がテープになったとまだ多くの方々が誤解していますが、私の妻のテープではなくて、これは籠池さんが、誰かから促されたのかもしれませんが、入れたテープが出てきたわけであります。しかも、それはもう昨年報道されていることなんですよ、5月ぐらいに。それを、また何か出てきたといった、新たな事実といって大きく報道されるということがずっと続いているんですよ、逢坂さん。

ですから、これは一体何なんだと思うわけでありまして、昭恵に対する質問については、私はここで常にこうやって誠実にお答えをさせていただいている。答えても答えても、いわば皆さんの党も、こういううその報道に乗っかって、それが事実であるとして、事実と認定して質問をする。延々としかも質問をしますから、それがテレビで報道されて、テレビもそれを報道するからそういう頭になっていくということもあるわけでありまして、ですから、これはちゃんと説明をさせていただかなければいけない。

それだけではありませんよ。あの棟上げ式もそうですね。棟上げ式に行ったと籠池さんが証言した、これも朝日新聞が大々的に報道しましたね。しかし、皆さんの勉強会で籠池氏が、棟上げ式に行っていない、こう言っているんですよ。

この人物を皆さんは事実を言っているといって、ずっと政権を批判してきたということでありまして、それが一つの真実でもあろう、こう思う次第でございます。

証人喚問まで皆さんが要求をしておられますから、私も少し丁寧に答弁をさせていただいたところでございます。



[071]
内閣総理大臣 安倍晋三
しかし、その前に、報道について、報道が間違えた原因が私にあるかのように、また妻にあるかのように言うのは、それは間違っていますよ。報道というのは、裏をとって報道するのが当たり前じゃないですか。間違えたら、訂正、謝罪するんですよ。

先ほどここで、一つだけ私訂正させていただきますと、朝日新聞は、安倍晋三記念小学校という間違った報道をしたけれども、その後、わからないように訂正したかもしれないと言ったんですが、これは訂正していませんでした。訂正していませんから、多くの人たちはそれをそのまま、その新聞しか読んでいない人はわからないんですよ、ずっと。そういうことが続いているんですよ。

それを私たちが解明しろといったって、それは解明できない話であって、そのことまで全て背負えといっても、それは私はおかしいのではないか。一方的なデマ、中傷を肯定するのとそれは同じですよ。そういうことをはっきりと申し上げておきたい。(逢坂委員「問題のすりかえですね」と呼ぶ)これは、問題のすりかえではなくて、いわば問題の本質にもつながっている、こう思うのでございます。



[073]
内閣総理大臣 安倍晋三
そしてもう一つ、わからないというのは今申し上げましたよね。例えば棟上げ式、妻は行っていません。私もここでそう答えています。しかし、どう報道されましたか。で、御党かどうかわからないけれども、恐らく御党だと思いますが、棟上げ式に行っただろうと断定的に質問されましたよね。でも、断定的に……(逢坂委員「その質問は私していないですよ」と呼ぶ)いやいや、それは党としての、そういう質問があったんですから。(発言する者あり)それは、民進党、御党は違うかもしれないけれども、もともと民進党という同じ党じゃありませんか。

そこで……(逢坂委員「私が質問していないことをとうとうと答えられても困るんです」と呼ぶ)そこで、これは大切なことだから少し言わせてください。

つまり、そこで、棟上げ式に行ったか行かないか、私は、行っていませんと言っているにもかかわらず、そういう報道があるということについては、実際どうしてなっているのかと思うのは当然じゃありませんか。そこで、いわば昭恵はそう答えたわけであります。

つまり、御党が、御党かどうかわかりませんが、野党の人が、棟上げ式に行ったと言って、これは妻を責めたわけでありますが、実際は行っていなかった。しかも、行っていなかったということは、昨年の民進党がやった勉強会で、籠池さん本人が、行っていなかったと言ったんですよ。しかし、その後、行ったと言って、それが新たな事実であるかのように報道されて、そのうその報道をまた皆さんが、これも朝日新聞だったんですが、もとに皆さんが質問をされるということの繰り返しなんですよ。





平成30年02月13日 衆議院 予算委員会
[101]
希望の党 今井雅人
こういういいかげんな説明ばかりするんですけれども、総理、私はこの間、ネットでニュースを見ていましたらこんなのを見つけて、ちょっとびっくりしたんです。

これはある自民党の議員のフェイスブックへの書き込みですけれども、謝らない朝日新聞というタイトルだったかな。いつもおっしゃっている、開成学園と安倍晋三小学校ですか、その違いのことですけれども、そのことを指摘して、「哀れですね。朝日らしい惨めな言い訳。予想通りでした。」これは総理が書かれたんですか、本当に。

[102]
内閣総理大臣 安倍晋三
これは私が書きました。

かつて、私がNHKに圧力をかけたという全く捏造の報道をされたことがあります。そして、朝日新聞はそれを検証したんですが、私が圧力をかけたという事実をつかむことができなかったという検証だった。でも、彼らが間違えたということは一度も書かない。私に一度も謝らない。

かつて、サンゴ礁にKYという傷をつけたのはダイバーだと書いた。でも、そうではなくて朝日のカメラマンだった。なかなか謝らなかった。しかし、最後は、責任を社長がとったんでしょうか。そういうことが連続ですよ。

そして、吉田所長の調書。これも、最初は全然謝らなかった。自分たちの正しさを主張したけれども、しかし、実際調書そのものが出てきたら、そこでやっと謝ったわけであります。

そして、吉田清治の証言に至っては、これは日本のまさに誇りを傷つけたわけであります。

そして、今度のことについても、安倍晋三記念小学校という、これは全く違ったわけであります。しかし、これを訂正もしていないわけでありますから、まさに国民の間にそういう安倍晋三記念小学校だったということが浸透している。しかし、実際は開成小学校だった。

この黒塗りの部分、これは、籠池氏の言ったことをそのまま書くのではなくて、その原本があるはずであります。原本があるんですから、その原本に当たればすぐにわかるはずであります。原本に当たるという、記者がとるべき裏づけも全くしなかった、最低限のことをしなかったということであります。

そして、検証記事を書いた。検証記事を書いたにもかかわらず、これは籠池さんが言ったから、それはそのまま書いたということしか書いていない。自分たちが記者として最低限果たすべき裏づけをとらなかったということについては全く言及がないということについては、これで私はあきれたわけであります。それはある意味では、今までのことをずっと見てきて、予想どおりだったということを述べているところでございます。