民主党とMPD・平和と民主運動、市民の党、政権交代をめざす市民の会と北朝鮮 2/2

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平成23年08月09日 衆議院 法務委員会
[124]
自由民主党 平沢勝栄
きょうは公安調査庁と警察庁に来てもらっていますけれども、この市民の党、先ほどから言っていますように、リーダーは斎藤まさし、別名酒井剛。この男は、いろいろな議員の選挙を手伝っているみたいだけれども、菅さんとは30年来の友人。しかし、何度も言いますけれども、この論文の中では、革命が目的だということをずっと終始一貫して言っている。選挙は革命の手段である、だから応援するんだ、こう言っている。そして、北朝鮮とはずぶずぶの関係にある。ポル・ポトともずぶずぶの関係にある。だって、あれを載せているんだから。そういった関係にある。そして、北朝鮮のハイジャック関係者を公認候補として立てている。

こういったいろいろな関係があるわけだけれども、きょうは公安調査庁が来ていると思いますけれども、まず公安調査庁、当然、市民の党及びその関係者というのは視察対象になっているんでしょうね。

[125]
政府参考人(公安調査庁長官) 尾崎道明
個別具体的な調査の内容につきましては、今後の業務遂行に差し支えるおそれがございますので、答弁を差し控えさせていただきたいと思いますけれども、よど号乗っ取り犯あるいは過激派勢力の動向等につきましては、関心を持って調査に努めているところでございます。

[126]
自由民主党 平沢勝栄
この市民の党というのは、入っている事務所はすぐ近くの平河町なんです。それを持っていたのは、今その人は射殺されましたけれども、北の大物なんです。北に対する送金王と言われていた男なんです。その男が持っていたビルに市民の党は入っていたんです。そこからみんな応援をもらっていたんですよ。それでそこと資金のやりとりがいろいろとあるわけです。どう考えてもおかしいでしょう。

警察庁、当然警察庁は見ているんでしょうね。

[127]
政府参考人(警察庁警備局長) 西村泰彦
警察の情報活動の内容に関しまして個別具体的な団体や個人についてお答えすることは、今後の警察活動に支障を生ずるおそれがありますので、答弁は差し控えさせていただきます。

ただ、一般論として申し上げるならば、北朝鮮の動向やよど号グループの動向について、これに関係する団体や個人を含め必要な情報を収集することは、警察として当然の責務だと考えております。また、暴力革命を標榜する団体や個人により違法行為が行われ、または行われるおそれがある場合に必要な情報を収集し厳正に対処していくことも、警察として当然の責務であると認識しております。

[128]
自由民主党 平沢勝栄
今の警察庁の後段の説明を聞けば、これは当然視察対象ですよ。視察対象と具体的には言えないでしょう、公安調査庁も警察も。だけれども、当然これは視察対象ですよ。それで、その関係する人物も、当然これは視察対象になってくるんですよ。私も、でたらめを言っているんじゃない。私ももともとは警察の公安にいたことがあるから、これはよくわかる。言えないこともよくわかるけれども、見ていることは間違いない、それもわかる。そういうところとずぶずぶの関係にある。これはどう考えたって国民は納得しませんよ。

今、北朝鮮との関係はいろいろある。そういった中で、北朝鮮との関係の深い人物とずぶずぶの関係にあって、資金のやりとりもあって、そして選挙応援ももらっている。それで、その選挙応援について斎藤まさしなる人物は何と言っているかというと、繰り返しますけれども、革命の手段だ、だから選挙を応援するんだ、こう言っている。その選挙応援を政務官はもらっている。

今、政務官は公安調査庁のトップですよ。やはりおかしいと思いませんか。もう関係を切った方がいいんじゃないですか。もう一度。

[129]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
資金については、これも何度も答弁させていただいておりますけれども、その他団体の政治資金及びその主体的な運営には私は直接何らかかわりを持っておりませんので、それについてはどうこう申し上げることはできません。

ただ、先ほど委員の指摘のとおり、この団体等との直接的な関係というのは今後はもちろん、私が聞くところによると、関係政治団体ですか、その登録というものはもう異動届が出されて、そんな関係はなくなったと聞いておりますので、そのことはここで報告をさせていただきます。

[130]
自由民主党 平沢勝栄
では、時間が来ましたので、最後に大臣。

やはりこういういろいろな問題があるので、きちんと襟を正すべきだと思われませんか。こんなずぶずぶの関係というのはおかしいと思いませんか。襟を正すべきじゃないかと思われませんか。

[131]
法務大臣・環境大臣 江田五月
そのずぶずぶの関係というのがよくわかりませんが、襟を正すべきところはもちろん、委員にもこれからも御指摘いただいて、きっちり正していきたいと思います。



[134]
自由民主党 稲田朋美
ただいまの平沢委員の質問を聞いておりまして、黒岩政務官に確認をしたいことがございます。

また、大臣はただいまの答弁で、ずぶずぶの関係かどうかわからないというふうにお答えになりましたけれども、今まで、河井委員、それから予算委員会での質疑、きょうの平沢委員の質疑の中でも、この市民の党の代表である斎藤まさしこと酒井剛氏が、市民の党の代表で、しかも30年来の革命家で、毛沢東思想とマルクス・レーニン主義を日本に実現させたい、そして、革命のための手段としてまず自公政権を倒して政権交代をさせるんだということをおっしゃっていて、そして、菅さんの政治団体やら都連やら、そして民主党の国会議員の先生方やら地方議員の方々から、市民の党、そして政権交代を実現させる市民の会などに、一昨年の政権交代の選挙の前3年の間に2億以上の政治献金、寄附がなされているということも明らかになっております。

また、市民の党の、地方統一選の三鷹市の市議会の公認候補であった森大志氏のお父さんはよど号ハイジャック事件のリーダーの田宮高麿、お母さんは拉致実行犯の森順子で、本人はずっと北朝鮮の革命村で育ってきたということも明らかになっているわけですから、私は、これは北朝鮮とずぶずぶの関係であるということはもう明らかになっていると思います。

そこで、確認なんですけれども、黒岩政務官とこの市民の党との関係はどういう関係ですか。

[135]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
これは、繰り返しの答弁で恐縮なんですけれども、私のことをいろいろなボランティアやいろいろな団体なんかも、これは直接的な選挙というわけではなくても応援してくれる人たちがいる中に、この団体の関係した人たちも入っているということだと思います。

[136]
自由民主党 稲田朋美
それだけですか。

[137]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
それだけというのは、ちょっとどこまでを指すのか定かではないんですけれども、ただ、先ほど申し上げたとおり、関係政治団体というようなことで登録はされていた、ですが、そのことについては、登録は今抹消されているということと承知をしております。

[138]
自由民主党 稲田朋美
政務官、他人事のように登録はされていたとおっしゃるんですけれども、市民の党は、当委員会で問題になった越後の暴れん坊と同様、あなたの国会議員関係政治団体ですね。

[139]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
その他団体という形で、要は、被推薦届というんでしょうか、ちょっと私も詳細はわからないんですけれども、そういったものを出していた団体だということだと承知しております。

[140]
自由民主党 稲田朋美
市民の党は、あなたを支援することを目的とした政治団体ですね。

[141]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
それを直接の目的とした政治団体であるかどうかは、私はそういう認識は持っておりません。私としてはそういう認識は持っておりません。

[142]
自由民主党 稲田朋美
私としてはそういう認識を持っていないというのが私はおかしいというか信じられないんです。なぜなら、国会議員関係政治団体になるには、国会議員関係政治団体に該当する旨の通知というのを出さなければならなくて、それにあなたの署名と捺印が要って、そしてその相手は市民の党、そして代表者は酒井剛。

何て書いてあるかというと、貴団体は、市民の党は、私を推薦し、または支持することを本来の目的とする政治団体であるということが書かれているわけですから、あなたを支援し、応援することを目的とする政治団体としてこの市民の党を届け出たのは、あなた自身じゃないんですか。

[143]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
私の認識としては、さまざまな各団体から、いわゆる推薦依頼というものを出してくれということで来ます。そのうちの一つという認識で、要するに、推薦依頼を出してくれと言われれば、大体それは、多くのところからそういった依頼が来ますから、そのうちの一つとして出したということであります。

[144]
自由民主党 稲田朋美
菅総理は、市民の党、市民の会との関係を拉致被害者に謝罪をしているわけですけれども、あなたは謝罪はしないんですか。

[145]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
これも私、委員会でも答弁しておりましたけれども、特に、北朝鮮の実行犯の息子さんですか、その人がこの団体で統一自治体選挙に出ていたということは、私は全くその委員会まで知りませんでした。ですから、そのことについては私もこの委員会で聞いて驚いたと。

ただ、私は、今まで国会の活動でもこの拉致問題に対して積極的に発言してきたつもりでありますし、真剣に取り組んできたつもりであります。このことは、拉致の被害者の皆様、そしてそういった皆様にも、今後より一層そのことを私の政治姿勢として貫くことによって御理解をいただくよう私は努力していく、そのことが私に課せられた任務だと思っております。

[146]
自由民主党 稲田朋美
政務官は知らなかったとおっしゃっているんですけれども、先ほど質問の中にもありましたように、斎藤まさしこと酒井剛のインタビュー記事の中で、自分が当選させた代表として政務官のお名前を挙げているわけであります。そして、今やもうこの市民の党が、また斎藤まさしが、北朝鮮と大変密接な関係にあり、その思想は、日本に革命を起こす、そのために政権交代をして、その革命の内容は象徴天皇制を廃止するというような、そういう人物であることも明らかになっております。

政務官、今後、この市民の党、そしてまた、斎藤まさしこと酒井剛とのおつき合いは一切おやめになるべきだと思いますけれども、その点についての御意見をお伺いいたします。

[147]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
先ほど申し上げましたとおり、この団体の被推薦というんでしょうか、その異動届はこちらの方から出してもらうように言って、団体との関係というのはなくなりました。ですから、今あともう一つ委員指摘の、ただ、私は、その革命思想とかそういったことについて直接は深くは存じていないんですけれども、特にこの北朝鮮の問題等で本当にそういった関係が深いということならば、関係性というのはしっかりと整理していかなければいけないと思っております。

[148]
自由民主党 稲田朋美
総理は、これからは政治的なつき合いは控えたいと謝罪もされた上でおっしゃっているわけですけれども、政務官も、この斎藤まさしさん、あなたを当選させるために、頑張って当選させた方ですけれども、つき合いをこれからは一切しないということを明言されますか。

[149]
法務大臣政務官 黒岩宇洋
控えたいと思います。総理と同じ答弁です。

[150]
自由民主党 稲田朋美
今の政務官のお言葉なんですけれども、今までの政務官の市民の党との関係ですとか、斎藤まさしとの関係ですとか、そういうことを踏まえて、私は、黒岩議員が法務大臣政務官というまさしく公安情報に触れるような立場におられることが適切ではないと思うんですけれども、大臣の御意見をお伺いいたします。

[151]
法務大臣 江田五月
斎藤まさしあるいは市民の党というものと黒岩政務官を支援する団体とのお金のやりとりなどの関係、あるいは黒岩政務官の選挙の際に、斎藤まさし、そしてそのグループが支援をしたというような関係というのは、選挙の応援の関係は、これは確かに一定程度あったんだろうと、私は自分で見聞しているわけじゃありませんが、それはそう推測できますが、団体同士の関係というのは、そういう書類上記載があるので、一定のものはあったと言わざるを得ないと思いますけれども、そこに何か意思の共有とかそういうものがあったのかどうか、私は必ずしも判然としません。

ただ、そこにどうもルーズなところがあったという感じは受けておりまして、これは今、黒岩政務官、反省もし、これからそういうものはちゃんと整理をしていく、これから先、そういう疑われるようなことは断ち切っていくということでございますので、そして今までも、黒岩政務官と私もかなり長いおつき合いではありますが、そうしたところに何か機密情報を漏らすとか、あるいはそうしたところの意向を受けて何かをするとか、そういうことはない男だと思っておりますので、私は、黒岩政務官が今法務大臣政務官として仕事をしていてくれることに十分な信頼を置いております。

[152]
自由民主党 稲田朋美
そんな甘い考えでは、法務大臣、この国の治安は守れませんわね、本当に。今のような答弁をされて、長いつき合いで信頼していますみたいな、そういう問題じゃないんですよ。北朝鮮とずぶずぶの関係にあって、そして、この国に選挙でもって革命を起こそうと公言してはばからない人物と大変密接な関係にあり、しかも、書類だけとおっしゃいましたけれども、政務官が署名して、自宅も書いて、判こを押して、市民の党、そして酒井剛と冠して、この団体は私を応援するための政治団体ですと届けている団体ですよ。私は、それが書類だけの関係だということで大丈夫だなんというのは全く話にならない。そんな感覚でこの国の治安は絶対守れませんよ。

そういう意味でも、私は、大臣は、法務大臣としては不適格だと思います。





平成23年08月11日 参議院 予算委員会
[155]
自由民主党 西田昌司
それでは、次の質問に移ります。

同じように、この外国人からの献金だけじゃなくて、菅総理の一番大きな問題は、これ以上に、この外国人からの献金も大きかったんですけれども、いわゆる市民の党、この党というのが、北朝鮮の拉致を実行したり、よど号の実行したその犯人グループと非常に密接な関係にある。

この市民の党の関連団体、同じような事務局、そして同じ場所に事務局を持っている。実質上、同じ団体ですよ。

そこに菅総理から6250万円、菅総理の草志会から行っているわけですね。この行った理由が、献金した理由が、寄附した理由が何なのかと、こういうことを何度も何度も我々も質問してきましたが、そのたびに連携支援だと、ローカルパーティーとの連携支援だと言っているんですよ。

もう一度聞きますが、それでは答弁になっていないんです。何のためにどういう連携を、そしてどういう支援をしたのか具体的におっしゃっていただかなければ、連携支援なんということを言っていても、どういう連携支援ですかと聞いているんですから、中身を答えてくださいよ。これも質問通告していますから、ちゃんと答えてください。

[156]
内閣総理大臣 菅直人
今御指摘をいただいているのは、私の政治資金団体が政権交代をめざす市民の会という団体に寄附をしたということを指摘をされているんだと思います。この会の目的は、このローカルパーティーである政権交代をめざす市民の会との連携支援ということであります。この名称でも分かりますように、政権をめざす市民の会はまさに政権を目指すということを一つの目標に掲げておりまして、そういった意味で連携支援をしてきたということであります。

[157]
自由民主党 西田昌司
これもこういう答弁です。全く答える気がないと。

それじゃ、もう少し聞きますが、そもそもこのローカルパーティー、菅総理はこうおっしゃったんですよ。その当時、私の党の役職としての責務を果たすために連携支援をすることに決めて献金したんだと言ったんですね。そのために、民主党から菅さんの草志会にお金が1億数1000万行っているわけですよ。

じゃ、そのお金を献金した、要するに民主党から草志会、そこにお金を出すと決めたのは、どなたがどこで、党のどこでどういうふうに決めてやったんですか。

少なくとも、その当時広報委員長だった野田財務大臣にこの前お伺いしたら、私は承知していませんとおっしゃいましたよ。菅さん、誰がどこで決めたんですか、教えてください。

[158]

内閣総理大臣 菅直人
当時、私も、党のある意味で重要な役割、たしか代表代行だったと思いますが、そういう役割を担っておりました。そういう中で私なりに判断をしております。

[159]
自由民主党 西田昌司
ということは、菅総理の、代表代行として一存で決めたということでいいんですね。

[160]
内閣総理大臣 菅直人
少し、こうはしょられると困るんですけれども……(発言する者あり)ちょっと静かに……

[161]
委員長 前田武志
お静かに、お静かに。お静かにしてください。

[162]
内閣総理大臣 菅直人
つまり、この政権をめざす市民の会に寄附をするということについては、せんだってもどなたかに答えましたけれども、私が判断をいたしました。党としてそういったことに、私に対して云々というのは、それは私だけで判断するわけにはいきません。

[163]
自由民主党 西田昌司
だから、その市民の会、市民の党に渡したのはあなたの判断でやられたと、それはいいですよ。民主党のお金をあなたのところに渡すのを誰が判断したのかを聞いているんですよ。

[164]
内閣総理大臣 菅直人
ですから、そこを何か一体にしないでください。つまり、私が寄附をしたのはあくまで私の団体から寄附をしたんでありまして、そこを何かごっちゃにしたような質問をされるから、きちんと分けていただきたいということです。

また、私が党からの寄附を受けているのは、党のそうした手続にのっとって了解をいただきました。

[165]
自由民主党 西田昌司
だから、具体的に党のどの組織で、どの機関で菅さんの団体に寄附することを決めたのかと聞いているんですよ。いいかげんにしなさいよ。ちゃんと答えてください。

[166]
内閣総理大臣 菅直人
余り、いいかげんにするなとかそういう表現は……(発言する者あり)きちんと、きちんと……

[167]
委員長 前田武志
傍聴席の方は発言をもう少し慎んでください。

[168]
内閣総理大臣 菅直人
例えばですね、例えば御党でも一定のいろいろな活動について党から資金を受けられることはあると思います。それには一定の手続があると思います。私も、事細かにそのときに誰と誰がどういう手続をしたということはありませんが、本来のあるべき手続をきちんと取ってやったわけでありまして、実際には私が直接お金の受渡しに立つわけではありませんので事務方にやらしていただいていますが、党の本来のルールにのっとってということを言っています。(発言する者あり)

[169]
委員長 前田武志
西田昌司君、問い方をまた変えて、ひとつ質問をお願いいたします。西田昌司君。

[170]
自由民主党 西田昌司
いやいや、つまりあなたは答えたくないんです。はっきり言いましょう。

あなたの党のそのときの代表は誰ですか。小沢一郎さんで、あなたが代表代行でしょう。小沢一郎さんの代表のときには組織対策費もたくさん出てたんですよ。そして、そのときにあなた方も問題にしたんだと思うんだけれども、だからあのときは、つまり代表代行なり代表なり、そういう方々が自由自在にお金を使ったということなんですよ。そのことを今追及されてきているから口ごもって言えない。あなたがまともな返事をしない限り、私はそうだというふうに断定しておきます。いいですね。違うんなら言ってくださいよ。

[171]
内閣総理大臣 菅直人
西田議員ともあろうものが、もし私が組織対策費をもらっているというのであれば、どこに……(発言する者あり)

今、組織対策費のことを言われたじゃないですか。今、組織対策費のことを言われたから言っているんじゃないですか。

私は、少なくとも私が受け取った政治関係の費用はきちんと報告しておりますので、組織対策費を何か私がもらったというようなことを発言されたとすればそれは間違っておりますので、きちんとそうではないことを西田さん自身はっきり認識されているんなら、間違っていたと言ってください。

[172]
自由民主党 西田昌司
あなたは、ちゃんと耳を、こちらの方を向いてちゃんと言ってください。

小沢代表のときに組織対策費がたくさん使われていたという事実言っただけで、あなたに対しては寄附を民主党が渡したと言っているんですよ。だから、その寄附金を誰が決めたのかと言ったらあなたが答えないから、小沢一郎代表の下で組織対策費が行われていたように、多分そういう形の、代表代行も含めて寄附がされていたんだろうと、説明しない限りそうなるんですよ。

それで、ちょっとこの問題、後でもう一度言います。

そして、それじゃ、もう一度話を変えましょう。

市民の党、市民の党ですよ、市民の党の代表者、どなたですか。

[173]

内閣総理大臣 菅直人
私の知る限りでは、斎藤まさしという人物です。

[174]
自由民主党 西田昌司
その方は、どなたにいつ紹介されたんですか。

[175]
内閣総理大臣 菅直人
かなり以前でありますが、先輩、つまり政治的な先輩に紹介をいただきました。

[176]
自由民主党 西田昌司
誰かを言ってくださいよ。隠さなきゃならない理由があるんですか。

[177]
内閣総理大臣 菅直人
やはりこれは、紹介していただいた方はもう故人ではありますけれども、やはりその方からの紹介ということを、その御本人の了解は取りようがありませんが、その方に紹介されました。

[178]
自由民主党 西田昌司
私、言いましょう。田英夫さんでしょう。違いますか。

[179]
内閣総理大臣 菅直人
今申し上げましたように私の先輩に当たる方でありまして、私がその故人の名前を御本人の了解なく申し上げるのは差し控えます。

[180]
自由民主党 西田昌司
これ、物すごくおかしいんですよ。なぜ隠す必要があるんですか。なぜその方のお名前を隠す必要があるのか、全く意味が分からない。しかし、その意味は国民の方が感じていただければ分かると思うんですよ。後ろめたいからなんです。だから隠しているんでしょう。

それで、私が言いたいのは、その市民の党、市民の会を含めて、その関係者が、まあ地方議員が多いんですけれども、多額の寄附をされているわけですね。それが結局、民主党の国会議員の団体など、いろんなところを通じてまた市民の党に戻ってくると。(資料提示)

これを見ていただきましたら分かりますように、地方議員で、例えば県会議員とか都議会議員でしたら年収1500万近くあるんですよ。多いんですけれども、献金している額も、たった3年で年収を超える分の献金をしているんですよ。普通こんなことはあり得ない、あり得ないんです。そして、行っているのも、これは結局、自分たちの所属しているグループである市民の党に行っている。つまり、本来は150万円しか献金できないのが、いろんな団体にやることによって、このように500万円とか700万円とか大きな額が献金されていると。

そのこと自体が、同じ団体にやっているんだから、これは迂回献金として政治資金規正法違反じゃないかと、こういうふうに思うんですけれども、いかがですか。事務方の方に聞きます。

[181]
政府参考人(総務省自治行政局選挙部長) 田口尚文
お答え申し上げます。

総務省としては、個別の事案につきましては、具体的な事実関係を承知する立場にございませんのでお答えは差し控えさせていただきたいと存じますが、その上で現行の政治資金規正法につきまして申し上げますと、個人が政党、政治資金団体以外の政治団体に対して寄附をする場合につきましては、年間で1000万円の総額制限の範囲、かつ同一政治団体に対しましては年間150万の個別制限の範囲で寄附をすることができることとされているところでございます。

[182]
自由民主党 西田昌司
時間がないんで飛ばしちゃいますが、要するに、これを見ていただいたら全てが分かるんですよ。これだけ大きな金額をこの報酬額でできますかと。普通はできません。生活もしなければなりません。できない、私は断定したいと思います。だから、これは検察の方でしっかりこれは調査すべきなんですよ。そのことを検察の方にこれは言っておきます。真面目にちゃんと捜査してください。

それから、そもそもその市民の党というのが一体どういうところなのかと、そういうことなんですけれども、要するに、これが一番分かりやすいので持ってきました。ここに「北朝鮮・日本革命村十の誓い」というこの資料を皆さん方見てください。これはすごいことが書いてあるんですよ。これは、要するに、例のよど号のハイジャックを行った容疑者、この方と日本人が、この方、八尾恵さんという、自分でも公表されていますから言いますが、その方が書いた「謝罪します」という本の中に、自らやってきたことを反省して、実はあそこに行くと、よど号のその中心人物だった田宮高麿が中心となってこの革命村をつくって、その中でこういうことをやっていたと。見てくださいよ、これ。日本を金日成主義化するために青春も命も懸けてささげることを誓うとか、とにかく日本を革命させることを目的としているんです。

そして、最後を見ていただいたら分かるように、代々この精神を伝えていくというとんでもない思想教育をやっているその団体が、その団体と非常に親しいのがあなたの言う斎藤まさしさんなんですよ。斎藤さん自身も御自分のいろんなところの発言で、私は30数年ずっと革命を一貫して目標にしてきた、私は何も変わっていないと言っているんですよ。こういう方にあなたは6250万も献金されているんです。

そして、問題はそれだけじゃないんです。もう一つのこの草志会の、この資料を見てください。これは、草志会、菅総理の政治資金管理団体の草志会、これの平成19年度の収支報告書があります。ここには、いついつ誰々から献金を幾らもらったか、いついつ誰々にどういう支払をして支出をしたかというのが書いてありますね。

そのとおりに私は会計ソフトに入力しました。そして、分からないのは、小口の献金が170万円ほどありましたから、これは全部1月1日に、つまり年初にもらったというふうにしました。そして、分からない事務所費等が400万円ほどありますから、これはまあ事務所費、家賃なんかですから、12等分して月末月末に支払ったというふうにして、そういう前提で帳簿を作ってみたんですよ。

そうすると、どうなりますか、皆さん。ここに書いてありますように、4月の15日からこういうふうに市民の会に900万円、1000万円、500万円、500万円と、ここだけで2900万円寄附していますね。この寄附した結果、残高どうなっていますか。マイナスになっているんです。皆さん方分かりますように、これ収支差額、繰越額ですから、現金なのか預金なのかそれは分かりませんけれども、マイナスになるなんてことは絶対にあり得ないんです。

菅総理、なぜマイナスになっているんですか。教えてください。

[183]
内閣総理大臣 菅直人
まず、先ほど、この表を見せられていろいろと言われました。なぜ私との関係が直接ある団体でないものがいろんなことをやっておられる等々、私との関係で言われているのかよく分かりません。例えば、この方がどういう人か私分かりませんが、少なくとも、私との関係ではないというのであれば、ないという形で言っていただければ結構であります。

それから、先ほど市民の党へ寄附をしたと言われましたが、私が寄附をしたのは政権交代をめざす市民の会でありまして、市民の党ではありませんので、西田さんも会計士でありますから、きちんとした表現をしていただきたいと思います。

それから、私のこの19年度の収支報告について、質問通告がちゃんとあれば全部持ってきて私も検算をいたしますけれども、この部分についてピックアップして表現されたのは、ただいま見せていただきましたので、まだ足し算、引き算を私もしておりません。どういう経緯でこうなっているか、必要ならきちんと、自分の全部会計報告をしているわけですから、ちゃんと計算をして、どういう形があったのか、事務所の立替えなのか何なのか、もし必要であればまた御報告いたします。

[184]
自由民主党 西田昌司
何を開き直り言っているんですか。

私が今言っているのは、市民の党と市民の会というのは表裏一体であるということの説明の中でその話を言っただけで、今問題にしているのは、市民の会に献金したのがあなたがやったんでしょうと。そのとおりやったら、何100万円も赤字になっていると。ない袖は振れないと言いますけど、どうやって赤字で献金できるんですか。

そして、ちなみに言っておきますけれども、この赤字が解消されるのは、民主党から菅さんのこの草志会に3000万円の寄附がされました5月25日、そこで初めて赤字が解消されます。

そうすると、どういうことになるかというと、要するに民主党の、それじゃ、その寄附した金額と日と、もらった金額、日がずれているのかと、こうも思いましたので、私は、全ての菅総理のこの団体とのやり取りをしている政治団体、民主党、全て私は確認をしました。全てこの日と同じなんです。

ということは、どういうことかと。誤りがあるとかそういうことじゃないんですよ。正しいんですよ。正しい資料でやっていくとこうなると。

そして、これは、こうなってくると、これは会計責任者が虚偽報告をしたということじゃないんですよ。この行為をしたのは、寄附をしたり収入をしたり、その行為をしたのは会計責任者じゃなしに、菅さん、あなたの行為でやっているんです。先ほど自分の意思決定でどこどこに寄附するとか、した話もしたし、それから民主党からもらう話も御自分の判断でという話を言われましたね。まさにあなたのやっている行為そのものが、そしてその出てきた帳簿処理そのもので処理をすると、虚偽というかでたらめになるんですね。ということは、どういうことか。つまり、これは虚偽記載が会計責任者の責任であるとか云々という話じゃなくて、あなた自身の政治活動、政治行為自身がでたらめであるということなんですよ。

そして、これは、そうなってくると、政治資金虚偽報告で、会計責任者じゃなくて、その行為をした当事者であるあなた自身、代表自身が立件される可能性がある。そして、そのことが立件されて有罪になると公民権停止になるということなんです。事務方、そうじゃないですか。

[185]
政府参考人(総務省自治行政局選挙部長) 田口尚文
総務省としては、個別の事案につきましては、具体の事実関係を承知する立場にございませんのでお答えは差し控えさせていただきたいと存じます。

その上で一般論として申し上げますと、政治資金規正法におきましては、故意又は重大な過失により収支報告書に記載すべき事項を記載しなかった者又は虚偽の記入をした者については罰則の定めがございます。この刑に処せられた者につきましては、一定期間公民権停止の対象となるところでございます。他方、これらの要件に該当しない場合には、罰則の対象とならず、公民権停止の対象とはならないところでございます。

[186]
自由民主党 西田昌司
今、分かりましたですか、意味が、菅総理。つまり、あなたはこれから総理大臣辞められるのかどうか知りませんが、辞めようが辞めまいが、それで免責になるということもないし、そして、今言いましたように、これも小沢さんと同じ事件なんですよ。あなたは小沢さんに対して、まず自分はクリーンになりたい、政治と金についてどうだと。それから、さっき言ったように、小沢さんが代表時代のいわゆる組織対策費、これがどんどん何10億円も使われていた問題。我々はそんなこと承知しなかったんだみたいなことを言ったりもし、批判してきたと。しかし、全く同じことになっているんですよ、これ。

ですから、私が言いたいのは、これは菅総理一人の犯罪的行為じゃない、民主党という政党の本質が現れているんですよ。そして、そこに、お金の使い道もでたらめなら、お金のやり取りもでたらめ。私は本当に恐ろしい人を総理大臣に選んだものだと思いますよ。ですから、あなたの答弁は、私の質問にまともに答えないんですから要りません。

そうじゃなしに、私が言いたいのは、野田さん、さっきから言っていますように、こういうことになってくると、これは民主党自身の問題になる。あなた自身は次、党首選に出るかもしれないんでしょう。こういう問題、きっちり、どういう経緯で菅さんの団体にお金が寄附されたのか、もごもごとしかおっしゃっていないし、それから、今言ったように、政治資金を使ったこれは、要するに虚偽の寄附金なら、さっきの市民の党の、会の話なんかは脱税にもなるんですよ。しっかりあなた自身、今、財務大臣ですから、そういう脱税の調査をしたり、民主党の党首にもしなったりしたら、こういう問題についてしっかりやろうという決意を表明してくださいよ。

[187]
内閣総理大臣 菅直人
まず、聞いておられる皆さんに、あるいは見ておられる皆さんにきちんと申し上げておきたいんですが、私のこうした政治資金の会計は全て公開をされています、一定のルールで。ですから、私が何か物事を隠したということではありません。

虚偽報告ということを西田さんは一方的に決め付けられますが、どこが虚偽報告というんですか、どこが虚偽報告になっているんですか。つまりは、今日この部分だけ自分が計算をしてみたら……(発言する者あり)

[188]
委員長 前田武志
総理にも答弁権がございます。

[189]
内閣総理大臣 菅直人
一時赤字になるようだからそれは虚偽だということを言われるとしたら、私には全く分かりません。つまりは、この計算が合っているかどうかは私ももう一度検証しますけれども……

[190]
委員長 前田武志
総理、おまとめください。総理、おまとめください。

[191]
内閣総理大臣 菅直人
例えばそれは立替えということもあると思いますから、虚偽報告ということについてはきちっと取り消していただきたい、虚偽報告ということについてはきちっと取り消していただきたい、このことを申し上げます。

[192]
自由民主党 西田昌司
いいかげんにしなさい。公開されているからいいんじゃないんです。あなたが公開した資料で入力したらこうなる。だから、マイナスになること自体があり得ないということが、総理、あなた分かっていないんです。帳簿上マイナス……(発言する者あり)

どうしてって、皆さん、もうあなた、ちょっと問題ですよ。帳簿上マイナスになることがあり得ないと言ったら、どうしてって。もういいです。分かっていない。そもそも会計帳簿という仕組み自体が分かっていない。もういいです。

それで、もう次の質問に行っちゃいます。(発言する者あり)でたらめです。





平成23年09月26日 衆議院 予算委員会
[362]
自由民主党 稲田朋美
そんなことを言っているんじゃないんですよ。三党合意で高校授業料無償化自体も見直すときに、なぜ朝鮮学校無償化を再開しなきゃいけないんですかという質問です。

[363]
内閣総理大臣 野田佳彦
無償化を再開しなきゃいけないか、朝鮮学校の審査を開始しなければいけないかですが、これは私は、文科省に厳正な対処、厳正な調査をしていただきたいというふうに思います。それと三党合意の高校授業料無償化の政策効果の見直しとは、これは直接関係はないというふうに思います。

[364]
自由民主党 稲田朋美
そして、なぜ菅総理が退任のどさくさに紛れて手続の再開を決めたのか。市民の党への献金との間に関係があるのではありませんか。

総理、この予算委員会でも問題になりましたが、菅総理の政治団体から、よど号ハイジャック犯と拉致実行犯との間にできた息子を三鷹市議選の公認候補として擁立した市民の党関連団体に6250万もの寄附がなされました。この疑惑について、党の代表として究明すべきではありませんか。

[365]
内閣総理大臣 野田佳彦
菅前総理と市民の党との関係、そして政治資金のあり方については、これは衆参それぞれで御質疑があったというふうに思いますし、それを踏まえて、菅総理からは御答弁、説明責任を果たされてきているというふうに思いますので、党としてどうのということは考えておりません。

[366]
自由民主党 稲田朋美
この市民の党と菅総理との関係は、単に菅総理個人の問題ではありません。政権政党たる民主党の正統性にかかわる問題です。国会の場で説明をすべきだと思いますけれども、総理、いかがですか。

[367]
内閣総理大臣 野田佳彦
菅総理の政治資金団体の問題、また党との関連についても、その当時の党代表としての御説明を菅さんがやられてきたというふうに理解をしています。

[368]
自由民主党 稲田朋美
全く納得できる説明はなされていないんですよ。

しかも、菅総理の献金は民主党のお金が原資と言われております。民主党と市民の党、ひいては北朝鮮とただならぬ関係にあると疑惑が持たれています。菅さん自身が、民主党と市民の党との連携のために寄附したとおっしゃっているわけです。

総理、この疑惑について、党の代表として究明し、明らかにすべきではありませんか。

[369]
内閣総理大臣 野田佳彦
それについては、通常国会の折に、ずっと菅さんが衆参ともに説明をされてきたというふうに理解をしています。

[370]
自由民主党 稲田朋美
全く説明はなされていないと思います。

また、政権交代の3年間の間に、菅さんの政治団体、そして民主党都連、民主党の国会議員、地方議員、合わせて2億以上のお金が市民の党関連団体に流れております。その市民の党の力をかりて政権交代したとすれば、私は民主党の正統性自体にかかわる問題だと思います。党として究明されるべきではありませんか。

[371]
内閣総理大臣 野田佳彦
重ねて申し上げますけれども、そういう視点も含めての御質問に菅当時の総理がお答えをこれまでしてきているというように思います。

[372]
自由民主党 稲田朋美
不誠実な御答弁ですね。

しかも、献金がなされた平成19年の民主党財務委員長は、そこにおられる山岡国家公安委員長です。疑惑の献金当時の民主党の金庫番に国家公安委員長や拉致担当大臣が務まるはずはないと思いますが、総理、いかがですか。

[373]
国務大臣(国家公安委員会委員長・消費者及び食品安全担当・拉致問題担当) 山岡賢次
御質問の御趣旨がよく理解できませんが、私は財務委員長として、法令にすべてのっとって、適正、的確にその職務を遂行してまいりました。

[374]
自由民主党 稲田朋美
ですから、民主党のお金を、菅さんの政治団体から、北朝鮮とただならぬ関係があり、拉致実行犯の息子を公認候補にするような市民の党に流すこと自体が国民の疑惑を招いている、私はそのように申し上げているわけです。





平成23年09月27日 衆議院 予算委員会
[182]
公明党 石井啓一
それでは次に、政治と金についてお伺いをいたします。

まず、菅前総理の資金管理団体、草志会、今お手元に資料も配らせていただいて、3枚目の資料ですね。これが、平成19年から21年の3年間に、政権交代をめざす市民の会という政治団体に対して合計6250万円の献金、そのうち、平成19年には5000万円もの巨額の献金を行った、この問題についてお伺いをしたいと思います。

この市民の会というのは、市民の党というのがありまして、これは日本人拉致事件容疑者の長男が所属する政治団体、ここから派生したものでありますけれども、公明党は、さきの本会議におけます代表質問において、なぜ一団体にこれほどの巨額の資金が流れ、それがどのように使われたのか、説明責任が全く果たされていないと指摘をいたしまして、市民の会への渡し切り献金について、民主党として調査し、国民に説明をすべきだ、こういうふうに求めました。

これに対して野田総理は、政治家個人としての政治資金の問題に関しては、政治家それぞれが説明し、適正な措置を講じるべきであり、党として調査する必要はない、このように、にべもなく拒否をされたわけです。

しかし、菅前総理は、当時、民主党の代表代行という党の要職にあって、一議員ではありません。また、この菅前総理の資金管理団体には、民主党から、同じ平成19年から21年、1億4980万円もの献金がなされています。これが草志会から市民の会へ行った原資である可能性が高い。

さらには、菅前総理のみならず鳩山元総理も、資金管理団体である友愛政経懇話会から平成19年に1000万円の献金を市民の会に行っている。

さらに、このパネルには表示をしてありませんけれども、そのほかにも、民主党の東京都連からこの市民の会には600万円の献金、また、民主党の国会議員2名からも献金がされています。

さらに、この市民の会の関連団体である市民の党に対しては、複数の民主党国会議員から、これは私どもが調べた分だけでも6名の国会議員から、それぞれ100万円から数100万円の献金がされているんですね。

したがいまして、この市民の会あるいは市民の党への献金問題というのは、これは菅前総理個人の問題ではありません。民主党全体の問題なんです。改めて、民主党として、この市民の会への献金問題について調査し、国民に説明することを求めたいと思います。総理、いかがですか。

[183]
内閣総理大臣 野田佳彦
菅前総理の資金管理団体の寄附の問題について、市民の会への資金の流れについて、これは既に何回か衆議院、参議院において取り上げられました。その都度、菅前総理自身が説明すべきは説明をしてきたというふうに承知をしています。

また、今、東京都連や複数の国会議員等々の御指摘がございましたけれども、他の議員の寄附も含めて政治資金規正法にのっとり処理されており、また、寄附は政治家個人がそれぞれの判断で行ったものというふうに承知をしています。

したがって、党として調査をする必要はないと考えております。

[184]
公明党 石井啓一
いや、菅前総理のこれまでの国会での答弁でもはっきりしないから、改めて調査すべきだと。

特に、この市民の会とか市民の党というのは、先ほど説明しましたように、北朝鮮と非常にかかわりが疑われる、そういう政治団体なんですよ。そういうところに何でこの巨額の献金、どうして、これは何に使われたのか。これは公党としてやはり明らかにする必要があるんじゃないですか。総理、いかがですか。

[185]
内閣総理大臣 野田佳彦
菅前総理御自身がその都度御説明をしてきたというふうに思います。

[186]
公明党 石井啓一
菅前総理のその都度の説明が不十分だというふうに言っているわけですよ。

実態解明に後ろ向きの総理の姿勢は非常に残念であります。どうしても民主党が党で調査しないというのなら、これは菅前総理に国会にお出ましいただいて説明していただくということを求めなければなりません。

総理は、民主党を代表して菅前総理に、国会できちんと説明しろ、こういうふうに促すべきだと思います。どうですか。

[187]
内閣総理大臣 野田佳彦
国会の場で説明するかしないかというのは、これは国会の中で御議論いただいて御決定いただければというふうに思います。

[188]
公明党 石井啓一
大変残念な後ろ向きの答弁であります。





平成23年10月27日 参議院 法務委員会
[247]
公明党 魚住裕一郎
それで、何点かまず大臣のお考えというものをただしていきたいと思っておりますが。既に衆議院も、またこの委員会でも何回か出ている、先行質問者の中でも出てきているわけでございますが、まず、大臣の北朝鮮とのつながりといいますか、非常に色濃いなというイメージを持つわけでございます。先ほどもございました、朝鮮大学校50周年に、祝賀の儀に挨拶をされているとかありましたし、また国交正常化へ向けての活動もされていると。もちろん、いろんな外交関係の中で、いろんな考え方でやるのもいいんでございますが、ただ一方でやっぱり拉致の問題も抱えているということがあるわけで、ちょっと一方的にそういう方面だけでいいのかなと。

さらに、いろいろ調べてみますと、市民の党ですか、の方の選挙の支援も受けているというふうになっているわけでございまして。例の補欠選挙のときに、その市民の党の方が随分頑張って応援をしていたという、そういう状況にあるようでございます。私も、あのとき、補欠選挙のとき、自民党さんは山本繁太郎さんだったと思うんですけれども、非常に記憶が鮮明に残っておりまして、ああ、そういうときにこの市民の党も大挙して応援に駆け付けているんだなというふうに思ったわけですね。

市民の党は、もういろんな地方議会でも入っておいでになるし、北とのつながりが強いというふうにも報道されているわけでございますが、そんな、大臣についてはそういう印象に残っている。だから、先ほど来ございましたけれども、やっぱりそれで拉致やあるいは情報収集は一体どうなるんだろうか、きちっと厳正にされるんだろうかというふうな懸念を抱くわけでございます。

それで、というのは、この市民の党といいますと、たしか菅前総理の政治資金規正法の虚偽記載の告発が出ていますよね、東京地検特捜部に。受理されているわけでございまして、もちろん個別案件は大臣がじかに指揮を執るということは、先ほど来から指揮権発動の問題が出てきているわけでございますが、やはりそのトップが選挙支援を受けているという関係者ということになれば、公正公平な判断を下したとしても、そこの、そういうポストにいるということ自体が、法務行政あるいは検察の活動についての公平さというものが害されてくるのではないのかなと、そういうふうに私危惧するわけでございますが、その点についての御所見をお伺いをしたいと思います。

[248]
法務大臣 平岡秀夫
今いろんな点を御指摘をいただきましたけれども、特に最後のところで捜査と政治との関係について御指摘があったんだろうというふうに思います。

先ほど来からるるお話がありますように、検察の準司法的機能、これは司法権の独立ということを含めて必要とされているという基本的な認識については私もしっかりと持っているつもりでありますし、そういう状況の中で、告発されたものが法と証拠に照らして適切に判断されていくということに対して私自身が何らの影響を行使するものでもありませんし、適切に検察における活動を行っていただきたいというふうに思っております。





平成23年10月28日 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
[115]
公明党 浜田昌良
次に、先ほど言いました、玄葉大臣がおっしゃった10月10日の産経新聞なんですが、産経新聞、めぐみさん情報の下の方に違う記事が載っていまして、何かというと、「政権に実効政策迫る 「救う会」が方針決議」という記事なんですけど、少し読ませていただくと、先ほど山谷先生が質問された件に関連するんですが、また、菅直人前首相側が拉致容疑者親族との関係のある政治団体市民の党側へ献金していた問題を追及すべきだとの声が多く上がり、救う会として菅前首相と市民の党の不明朗な関係を究明、糾弾する方針も追加されたという記事が載っているんですよ。つまり、この菅前総理の問題は、単なるスキャンダル問題ではなくて、やはり救う会、また家族会にとってもちょっとはっきりさせてほしいという思いがあるんですね。

だから、拉致問題として、これはある程度党としても、個人問題というんじゃなくてもう少し明確にしてほしいなという気がしておりまして、お手元に私、資料を一枚配らせていただきました。





平成23年12月09日 参議院 本会議
[070]
自由民主党 中原八一
次に、拉致問題担当大臣としての適格性の問題です。

民主党が、拉致の実行犯と深い関係にある市民の党や、政権交代をめざす市民の会と深い関係にあることは、これまで我が党が繰り返し追及してきたところであります。

中でも、菅前総理の資金管理団体が政権交代をめざす市民の会に5000万円という多額の献金を行ったのが平成19年であります。当時の民主党の財務委員長が山岡大臣だったのです。当然、山岡大臣がこの献金を知らないはずはなく、むしろ献金を承認する立場にあったはずです。

民主党が、党として拉致に関係する団体を支援していること自体大変重大な問題でありますが、その責任者の一人が現在も拉致担当大臣を務めているのです。これでは、野田政権も拉致問題を解決する気など全くないと言っているのも同然ではありませんか。このような人物は、明らかに拉致担当大臣として不適格であります。