SEALDs 奥田愛基の国会デビュー

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平成27年09月15日 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会
[013]
公述人(明治学院大学学生・SEALDs) 奥田愛基
私たちは特定の支持政党を持っていません。無党派の集まりで、保守、革新、改憲、護憲の垣根を越えてつながっています。

(中略)

この安保法制に対する疑問や反対の声は、現在でも日本中でやみません。つい先日も国会前では10万人を超える人が集まりました。

(中略)

強調しておきたいことがあります。それは、私たちを含め、これまで政治的無関心と言われてきた若い世代が動き始めているということです。これは、誰かに言われたからとか、どこかの政治団体に所属しているからとか、いわゆる動員的な発想ではありません。私たちは、この国の民主主義の在り方について、この国の未来について、主体的に一人一人、個人として考え、立ち上がっていったものです。

(中略)

最後に、私からのお願いです。SEALDsの一員ではなく、個人としての、一人の人間としてのお願いです。

どうかどうか政治家の先生たちも個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の個であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を出して孤独に思考し、判断し、行動してください。皆さんには、一人一人考える力があります、権利があります。政治家になった動機は人それぞれ様々あるでしょうが、どうか政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見を聞いてください。勇気を振り絞り、ある種賭けかもしれない、あなたにしかできないその尊い行動を取ってください。日本国憲法はそれを保障し、何より日本国に生きる民一人一人、そして私はそのことを支持します。



[071]
公述人(明治学院大学学生・SEALDs) 奥田愛基
これが、特定の支持政党のある、母体がある、そういう大きな団体とかそういうものであれば何か話はもう少し分かりやすいような気がするんですけれど、これは、今起こっていることというのは、これまで政治的に期待してこなかったというか、政治家が何であれ自分たちの生活がという人たちが、逆にもう政治家に任せていられないから自分たちで考えなきゃならないということで声が上がっているんですね。

つまり、誰かに命令されてやれとか来いとか言われている人たちじゃないわけです。というのは、主体的に連続的に各地で起こっているわけですよね。そういうことで考えると、主体的に考え、動いている人たちというのはもう止まらないと思うんですね。



[088]
公述人(明治学院大学学生・SEALDs) 奥田愛基
先ほどから特定の政治政党を支持しないということを強調しているんですが、逆にそういう支持しないからこそシングルイシューで、このような国家の危機や憲法の危機に対して力を共にして今やれるべきことをやるということは至極真っ当なことだと思います。



[176]
公述人(明治学院大学学生・SEALDs) 奥田愛基
僕個人としては、自衛隊というものは合憲だと思っていますが、しかし、立憲主義の中で、違憲なんだから逆に9条を改正して自衛隊というものがちゃんときちんと認められるべきだという意見も分かります。