民団献金 総連献金

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平成01年10月17日 衆議院 予算委員会
[185]
自由民主党 浜田幸一
朝鮮総連から献金があったとすればゆゆしい問題でありますが、既に週刊文春では、小山一平議員、稲村稔夫議員について総連からの献金を記事にしています。また、串原氏については朝鮮総連からの献金を受けた事実も届け済みであります。この点はどうでしょうか。

[186]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
マスコミ報道におきましていろいろな報道は拝見いたしましたけれども、具体的にはこの政治団体というふうに特定をしていただきますならば直ちに調べたいと思いますが、全般的に調べておるということはやっておりませんものですから、特定をいただきましたらその団体について早速調べさせていただきたいと思います。

[187]
自由民主党 浜田幸一
ちょっと聞きそびれて申しわけないのでありますが、もう一回同じ答弁をお願いします。

[188]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
マスコミの報道におきましていろいろな事実が指摘されておることは私どもも承知しておるのでございますが、具体的にどの政治団体あるいはどの政治家が献金を受けたかどうかということは、特定いたしましてこの政治団体について調べよということを言われますれば直ちに調べますが、一般的にすべての政治団体を調べるということはやっておりませんということを申し上げたわけでございます。

[189]
自由民主党 浜田幸一
それでは、具体的に質問させていただきますが、朝鮮総連からこの方々が政治資金を受け取った事実はありますか。

[190]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
その件につきましては若干時間をおかしいただきたいと思うのでございますが、今までのところそういう全般的な調べ方は自治省としてはしていないということでございますものですから、この政治家あるいはこの政治団体について収支報告書がどうなっておるかということを御指摘いただきましたら、直ちにこれから調べたいと思います。

[191]
自由民主党 浜田幸一
その問題は後ほどにいたしまして、また、串原氏については朝鮮総連からの献金を受けた事実も届け済みであるということになっておりますが、その点はもう確認をする必要はありませんね。どうですか。

[192]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
恐縮でございますが、先ほども申し上げましたようにこの人物についてどうかということをあらかじめ御通知いただければ調べてまいるのでございますが、その手続を踏んでおりませんものですから。ただ、新聞報道等においていろいろ名前が報じられておるということは私どもも承知をいたしております。

[193]
自由民主党 浜田幸一
これに続いて、これについて山口書記長は小山氏の件は勘違いであり、稲村氏の件はすぐ返したと逃げています。週刊文春の取材記者がうそを書いたのか、小山氏らがうそを言っているのか、真実は一つしかありません。

私は、ここで委員長にお願いをいたしたいと思います。

ぜひこれはお聞きいただきたいと思いますが、小山一平氏と週刊文春の取材記者の証人喚問を要求します。

[194]
委員長 中尾栄一
理事会に諮りまして対処するようにしたいと思います。





平成01年10月19日 衆議院 予算委員会
[113]
日本社会党(社会民主党) 野坂浩賢
私は、普通であればちゃんと座っていますけれども、答弁が気に入らぬ、こう言って座っていますけれども、今回は整々と粛々として進めなければならぬので、あえて次に入りますが、政治資金規正法22条の5は、「何人も、外国人、外国法人又はその主たる構成員が外国人若しくは外国法人である団体その他の組織から、政治活動に関する寄附を受けてはならない。」こういうふうに書いておることは、既に皆さんがよく御存じのとおりであります。

そこで私が申し上げたいのは、だれが、例えばその22条の5には、もちろん韓国人の皆さんあるいは大韓民国居留民団というのは、いわゆる外国人及びその外国の団体、こういうふうに理解してよろしゅうございましょうか、事務当局。

[114]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
外国人といいますのは、日本国籍を有しない方というふうに考えております。

[115]
日本社会党(社会民主党) 野坂浩賢
非常に明確でありまして、日本国籍を有しない、韓国人もそうだし、あるいは居留民団もそうだということが明確になりました。

そこで私は聞きたいのは、この10月17日の朝日新聞にもありますが、民団寄附さらに数名ということの中で、鈴木善幸元首相ですね、大変我々の大先輩で、大長老で、与野党のともに尊敬されておる方でありますが、あえて申し上げざるを得ませんので、お許しをいただきたいと思うのです。韓国籍の社長が経営する岩手県内の3つのパチンコ店から計300万円の献金を受けていることがわかった。これが一つ。

戸塚進也代議士、この方も静岡県の民団から100万円の寄附を受けたということがあります。これは事実ですか。まだありますよ。

[116]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
あらかじめ調査をするようにという御連絡がありましたので、私の方といたしましては、まず自治大臣に届け出られております指定団体、これは私どもが所管しておりますから直ちに作業ができますので、それにつきまして昭和61年分、62年分及び63年分の政治資金収支報告書を調査いたしましたが、ただいまお挙げになりました2人の方につきまして、その報告書の寄附者の名称欄に在日朝鮮人総連合会、在日本大韓民国居留民団あるいはこれらの略称と思われるような名称の記載はございません。

それから、あと都道府県の選挙管理委員会の所管に関するものにつきましては、現在照会をいたしております。



[190]
日本共産党 正森成二
まず第一に、外国人団体からの政治資金の提供について伺いたいと思います。

報道によりますと、ここに私どもリストを用意しましたが、12名の政治家、返却や取り違えと言われるものを含めると14名が朝鮮総連やあるいは在日韓国居留民団、民団から主として86年同時選挙で選挙資金を受け取ったとされております。しかも、選挙運動費用収支報告書に堂々と記載されておるというように言われております。これは事実とすれば明白な政治資金規正法22条の5の違反であります。

そこで、自治省に伺いますが、担当者には事前に言っておきましたが、調査されたでしょうか。今、野坂議員の質問に一定のお答えがありましたが、選挙運動費用収支報告書というのは都道府県選管にあり、公式文書の照会手続が要るそうでありますが、公式文書の照会も含め早急に手続を行ってその事実の有無について報告されたいと思いますが、答弁を求めます。

[191]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
御連絡をいただきましたので、自治大臣が所管しております政治団体につきましては、これは指定団体を指定しておられる方につきまして、昭和61年から昭和63年分までの政治資金収支報告書を調査いたしました。その中には在日朝鮮人総連合会、在日本大韓民国居留民団等の名称の記載はございませんでした。

それから、御質問でも言われましたように、選挙運動の収支報告書は都道府県選挙管理委員会が所管しておりますものですから、これにつきましては照会をしてみたいと思っております。

[192]
日本共産党 正森成二
我々の調査によりますと、例えば長野県の場合には、のし袋に在日韓国居留民団長野県何々支部というように書いて、そして民団の役員が3~4名お届けするということをやっておりまして、ある幹部は、自民党には何10年も前から、民社党には15年くらい前からそういう方ができていて、組織運営の任務としてやるものだと思っていた、こういうように言っております。

だから、これは偶然の事実ではないわけであります。これまで与党のある委員などが朝鮮総連の名前を挙げまして公安調査庁に対して危険な団体かというようなことを聞いて、そのように理解しているというようなお返事もあったようですが、事は危険な団体であるか危険のない団体であるかにかかわりなく、外国人や外国人団体あるいは外国人等が主流である、多数を占めているところから日本の政党、政治家が資金の提供を受けるということになれば、国の自主性が損なわれるということから決められているわけで、したがって、私どもは、それが朝鮮総連であれ民団であれ、そういう資金提供を受けたものがある場合には、二度とそういうことのないように事実を明らかにして今後の戒めにしたいということで質問しているわけであります。我が国の自主性を守る点で政治資金規正法22条の5がつくられているという点について、総理の御所見を承りたいと思います。

[193]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
政治資金規正法には外国人等からの寄附の受領を禁止する規定がございますが、その規定の趣旨について申し上げますと、これは外国勢力の影響を受けるのを防ごう、そういう趣旨でございます。

[194]
日本共産党 正森成二
私が申し上げたと同じ趣旨であるということを部長もお話しになったと思います。

我々の調査によりますと、選挙運動の資金だけでなしに、ほかにも多額の資金提供を受けた方がおられまして、中には3000万近い資金の提供を受けた議員もおられますが、我々の入手した1人によりますと、この方は大臣在任中に4回にわたって740万円資金の提供を受けておられます。その内容もほぼわかっておりますが、接待費ということで御本人ほか19名が接待を受け、車代も含めてあるときのごときは300万円、これによって使われております。したがって、私どもは、こういう国民の疑惑を招く問題について全容を解明する必要があるというように考えております。

そこで、私どもは、全遊協の前理事長の松波哲正氏、同副理事長の柳勲氏初め関係議員の証人としての喚問をぜひお願いしたいと思います。理事会でもお話が出ていると思いますが、委員長のお取り計らいをお願いいたします。

[195]
委員長 中尾栄一
既に理事会で種々討議をしておりますから、理事会に再びかけたいと思います。





平成01年10月20日 参議院 予算委員会
[308]
自由民主党 山岡賢次
朝鮮総連は危険な団体であり当局に監視されていると、さきの衆議院の予算委員会で公安調査庁がこのように指摘をいたしました。その危険な朝鮮総連から献金を社会党が受けている、このようなマスコミの報道がなされております。

社会党は、週刊文春の記事がこの献金を含めまして事実と違っている、こうおっしゃっているわけでございますが、それならなぜ告訴をしないのでありましょうか。

警察はこの朝鮮総連からの献金について捜査をするお考えがあるのかどうか、自治大臣・国家公安委員長にお伺いをいたします。

[309]
自治大臣・国家公安委員長 渡部恒三
お答えいたします。

マスコミ報道については承知をいたしております。

さきに政府委員が答弁したとおり、朝鮮総連は治安的にも重大な関心を払わなければならない団体であります。言うまでもありませんが、国防と治安の維持は国家形成の大きな柱であり、政治に携わる者、行政に携わる者、大きな責任を負わなければなりません。そのような団体から献金を公党が受け取っておるとするとこれはゆゆしき問題でありますから、警察当局においてももし違法の事実があるとすれば厳正に対処するものと考えております。





平成01年10月24日 参議院 予算委員会
[207]
日本共産党 上田耕一郎
外国人の献金問題もこれまで大問題になってきた。自民党は、これも朝鮮総連の社会党に対する献金だけを追及していますが、目くそ鼻くそを笑うたぐいだと私は思う。やっぱり民団側からも献金があるわけですね。自治省は県の選管に調査させると言いました。どうなりましたか。

[208]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
先般お話がございましたので、自治大臣の所管分につきましてはすぐ調べてお答えいたしましたが、県の選管に係るものについては、これまた早速照会しましたが、現在まだ照会中の状況でございます。

[209]
日本共産党 上田耕一郎
1億5000万の献金リストについても、外国からですよ、外国人あるいは外国人の団体から日本の政党がもらっているという問題についても、いまだにちゃんとした報告もとれていないという状況です。

ここに信濃毎日新聞の10月14日号があります。大変なんですね。民団の地方本部の幹部がこう言っている。「自民党には何10年も前から、民社党には15年くらい前からそういう型ができていて、組織運営の任務として(陣中見舞いを)やるものだと思っていた」。

県議選、国政選挙があるときに20万円程度の陣中見舞い予算を組んで自民党には何10年も前からやっていたというんです。それで、時効は3年ですけれども、何10年も前から組織的にやっていたというと、この間の参議院選挙でもやっていたかもしれませんよ。





平成01年10月30日 参議院 予算委員会
[157]
自由民主党 山岡賢次
さきに指摘をいたしましたとおり、このパチンコ業界のプリペイドカード導入に対する猛烈な反対運動を行っている朝鮮総連と社会党は友好関係にあったことが社会党見解にもはっきりと書いてあります。そして、9月25日には朝鮮総連の大会に土井委員長が出席をして熱烈なエールを送っております。

しかも、今回の社会党のプリペイドカード導入反対は昨年8月前半から活発に動き出しており、さきの朝鮮総連の内部資料のプリペイドカード導入反対の指令と軌を一にしております。このことは、どう考えても社会党は朝鮮総連から頼まれて動いたと言わざるを得ないのであります。しかも、全く人道上の問題である第十八富士山丸釈放問題と絡めた疑いもあります。

繰り返しますが、社会党は、さきの衆議院の予算委員会で公安調査庁が「危険な団体」であり「当局が監視をしている」と指摘をしている朝鮮総連からプリペイドカードの導入反対について頼まれた疑いが極めて強いのであります。その朝鮮総連から社会党議員が献金を受けていた、こういう事実も伝えられております。

そういった形で社会党が脱税を助けるためプリペイドカードの導入に反対したとするならばこれはゆゆしき一大事であり、社会党というのは果たしてどこの国の政党なのであろうかと言わざるを得ないのであります。





平成01年10月31日 衆議院 予算委員会
[071]
自由民主党 小里貞利
去る17日のこの予算委員会におきまして、朝鮮総連からの献金について具体的に質問があり答弁があった問題でございます。それは、すなわち参議院議員の小山一平議員の朝鮮総連からの献金についての質問でございました。このことについては、所属しておいでになる社会党の方からもこれについての説明もなされておりますが、そのことはさておきまして、その17日の予算委員会におきまして、小山議員に対する朝鮮総連からの政治献金は、いわゆる答弁といたしまして、その献金をした団体が特定されないのでここでは答弁できません、その小山議員がいわゆる関係せられる団体を特定していただければ、照会をして調査をして国民の前に明らかにいたしますよというこの前の答弁だった。その経緯にかんがみまして、ひとつここで明らかに願いたいと思います。

時間の関係もありますから、私の方から特にお答えいただきたい点を申し上げておきますが、その人の、いわゆる小山先生の指定団体または選挙収支報告書等の一連の公式文書にそれは当然記載されていただろうと私は一応思うわけでございますが、その辺の真否、調査の経緯を明らかに願いたいと思います。

[072]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
まず指定団体でございますが、自治大臣所管、長野県選挙管理委員会所管、いずれも指定団体の届け出はございません。

それから昭和61年7月の選挙に係ります選挙運動の収支報告書に基づきますと、寄附者の名称欄には、在日朝鮮人総連合会あるいはこの略称と思われるような名称の記載はないという旨長野県選管から回答をもらっております。



[131]
自由民主党 山崎拓
さらにもう一点指摘したいのですが、山口書記長の見解によると、「「朝鮮総連からの献金」問題について」「わが党は朝鮮総連とは友好関係にあるが、党として政治資金規正法に触れるような献金は受けていない。」「法に触れる外国人等からの政治資金の寄附を受けることが許されないのは当然のことである。」と書いていますね。

では、けさの毎日新聞の記事はどうなんでしょうか。けさの毎日新聞に、これは一面トップですよ、「「総連献金」記載の政府資料」と題しまして、社会党候補へ890万円ということがここで指摘されている、一面トップ。これは毎日新聞ほどの大新聞がいいかげんなことを一面トップに記載するということは考えられない。根拠があると思うのですが、これによりますと政府資料ということになっているのです。私はたまたまこの政府資料をここに持っていますが、それによりますと、ここに書いてあるとおりでございまして、昭和61年7月6日施行、第38回衆議院議員総選挙及び第14回参議院議員選挙、そこで例えば総連A県本部は5月下旬に総連に対しまして社会党候補への支援方を要請して、この要請を承諾して現金10万円を供与したということの記載から始まって、ただいま合計して890万円という新聞記事を御紹介いたしましたが、それを事細かに書いてあるのでございます。

この点について自治大臣、あるいは警察庁でもいいですが、この事実についてどうです、御存じのことを述べてください。

[132]
政府委員(警察庁刑事局長) 中門弘
お尋ねの新聞報道がなされていることは承知しておりますけれども、現時点では具体的な事実関係につきましては把握しておりませんので、今後新聞報道等も参考にしながら事実関係を見きわめました上で適切に対処してまいりたいと存じます。

[133]
自由民主党 山崎拓
時間が迫ってまいりましたので結論的なことを申し上げたいと思うのですが、この山口書記長の見解なるものは、私に言わせれば極めて問題が大きいのですね。幾つも事実と違うところがございまして、これは野党第一党の社会党でございますから、その書記長が発せられました見解が事実に相違しているということになれば、これは政治不信をいたずらに招くことになりますので、これは明らかにする必要があると思うのですよ。

そこで、私は山口書記長を国会に証人としてお招きして明らかにすることが必要だと思うのですが、とりわけ、今申し上げました890万円などという金額ではなくて、報道によれば10億あるいはそれ以上のお金が朝鮮総連から某政党に流れたということが報ぜられておるということになりますれば、これは朝鮮総連が危険な団体であるということはもう既に何回もこの場で質疑が行われて明らかになってきた、きょうも私も指摘いたしましたが、そういう外国の危険な団体から政治資金規正法違反を犯して献金を受けるのみならず、そのことによって完全な内政干渉を受けているわけですから、例えば我が国のプリペイドカード導入について、社会党よ反対しろ、その命を受けた社会党が仮にその反対運動に走ったということが推量されますけれども、そういうことが事実であるとすれば、それは本当に内政上、治安上大問題なのでありまして、これを自治大臣、どう思われますか。

[134]
自治大臣・国家公安委員長 渡部恒三
お答えいたします。

政治資金規正法第22条の5には、「何人も、外国人、外国法人又はその主たる構成員が外国人若しくは外国法人である団体その他の組織から、政治活動に関する寄附を受けてはならない。」と規定されております。

この趣旨は、我が国の政治や選挙が外国の勢力によって影響を受けることは国家、民族のためにゆゆしきことであるので、これを未然に防止しようとするものであります。警察当局においても事態を見きわめつつ厳正に対処するものと存じております。





平成01年11月01日 衆議院 予算委員会
[169]
日本共産党 野間友一
特に目立つのは鈴木善幸元総理なんですけれども、300万。これは3口あります。これは我々調査したんですけれども、有限会社公楽、有限会社三炯公楽、有限会社三和公楽、これはいずれも県の公報に全部出ておるわけで、こういうことがまかり通るということはとんでもないことだと私は思うわけであります。しかも、これから質問しますけれども、これは単なる記載間違いとかミスだということでは済まされないと思うんです。

例えば、これは居留民団の関係について言いますと、信濃毎日の10月14日付の新聞を持ってまいりましたけれども、これを見ますと、民団の地方本部の幹部が「自民党には何10年も前から、民社党には15年くらい前からそういう型ができていて、組織運営の任務として(陣中見舞いを)やるものだと思っていた」。これは民団の幹部がそう言っておるわけですね。これはとんでもないことなんです。こういう報道でも明らかなように、民団の献金について言いますと、継続反復された疑いが非常に多いと思いますが、警察庁、こういうような実態については概況御存じでしょうか。

[170]
政府委員(警察庁刑事局長) 中門弘
具体的な事実関係については承知いたしておりません。

[171]
日本共産党 野間友一
私ここに文書を持っておりますけれども、これはきのうもかなり論議になった文書ですが、これは昨年の8月8日、在日本朝鮮人総連合会中央常任委員会議長から朝総連各本部委員長、中央団体・事業体責任者あてに出されたものであります。この中には、「活動家と商工人に対し、この制度の本質と不当性を徹底的に周知させ、社会世論を大きく喚起させなければならない。」こう述べまして、さらに「国会議員との活動をよく行い、日本の国会で問題化させなければならない。」こういうことが記載されておるわけであります。

さらに、「活動課題」として、「特に、遊技業界に影響力がある対外人士」国会議員、県会議員、報道関係者を挙げておりますが、「との活動を展開しなければならない。」こういう記述がなされております。

さらに、朝鮮総連中央経済局発行の昨年の11月28日付の資料ですが、「「遊技業全国共通カード」制度に反対する闘争を全機関的に強力に展開することについて」という表題の文書があります。この中には、「総連中央と商工連では、日本の国会議員との活動も数回にわたって行った。」過去形ですね。これはハングル文字の抄訳ですけれども、そういう文書があります。

こう考えますと、こういう意図でもって献金がなされたとするならば大変重大だと思うのです。これらについて、総理、どういう御認識をお持ちなのか、お伺いしたいと思います。

[172]
政府委員(警察庁警備局長) 城内康光
お答えいたします。

朝鮮総連関係内部で、プリペイドカード導入に反対すること、また国会議員との事業についていろいろ指示する、そういった関係の文書が出ているというようなことにつきましては、私どもいろいろな形で承知しておるところでございます。

[173]
日本共産党 野間友一
ですから、冒頭に申し上げた外国人等からの献金の事実、この有無、これについては自治省は認めたわけですね。しかも、その背景について今、民団とかあるいは朝総連の関係を挙げましたけれども、そういうことから考えますと、これは単に一過性のものだけではなくて、反復継続ということは十分考えられるわけなんですね。これが事実であればゆゆしいことだと思いますので、その点について公安委員長の御認識を聞いておるわけです。

[174]
自治大臣・国家公安委員長 渡部恒三
先ほどもお答え申し上げましたが、これは事実関係が明らかにならなければ、ここでどうこうという見解を申し上げる段階ではございません。

[175]
日本共産党 野間友一
それから、これもきのうからきょうにかけて問題になりました毎日新聞の朝刊の、総連献金記載の政府資料がある、こういう記事があるわけであります。これによりますと、社会党候補へ890万円、こういう内部資料ですね。これが事実であるかどうか。これは真偽のほどは大変重要だと思うのです。これは公党の名誉にかかわる問題ですね。これについては、政府が資料を持っておるという記載がありますけれども、これは持っておるのかどうかということと、実際真偽がどうであるのかどうかですね。これはきちっとしなければ社会党の名誉にもかかわる問題だと思いますけれども、その点はいかがですか。

[176]
自治大臣・国家公安委員長 渡部恒三
いまだ承知いたしておりません。

[177]
日本共産党 野間友一
警察庁、いかがですか。

[178]
政府委員(警察庁長官) 金澤昭雄
具体的内容につきましては承知しておりませんが、事態を見きわめつつ適時適切に対応してまいりたいと思います。



[242]
自由民主党 野呂昭彦
例えば昨日の朝、毎日新聞のスクープ、すなわち61年7月の衆参同日選とことし7月の参議院選に社会党候補ないし社会党の県本部に朝鮮総連から総計890万円の献金がなされているという報道がなされております。このことは昨日我が党の委員の方からも取り上げておりますが、社会党は朝鮮総連との友好関係は認めながらも、献金は受けていないと山口書記長の見解でも明確に言っておるわけであります。

文春に報道されております朝鮮総連からの献金では、ある参議院議員は本人がみずからその疑惑を一たん認めております。しかも、自分だけでなく他の人ももらっていると言っておるわけであります。ところが、この記事が文春に出るや否や、山口書記長が、これは文春が故意に誤って書いたのだと、こう変わりました。それがその後の見解では、議員本人の取り違えというふうに説明をされております。あるいはもう一人の方を見ますと、一たん本人が認めながら、翌日には、留守中に家内が受け取ってそれを後で返したのだ、こういうふうにくるくる変わってくるわけですね。

一たん認めながらこういうふうにくるくる変わってくるというふうなことを考えますと、むしろ私は、毎日新聞の言っていることを証明しているようなものではないか、こういうふうに思うのですが、この事実関係について公安調査庁はどういうふうに受けとめておりますか。

[243]
政府委員(公安調査庁次長) 古賀宏之
10月31日付の毎日新聞について、今お示しのような報道がなされた事実は私どもも承知いたしております。ただ、その具体的内容については、今後の当庁の調査に支障が生ずるおそれがありますので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。





平成01年11月17日 参議院 決算委員会
[224]
日本共産党 諫山博
そこで、外国人団体からの政治献金、これも調査しましたけれども、既に明らかにされている以外で、自民党5名、社会党1名、民社党2名、合計8名です。この点についても、3名の人について自治省に調査を要求いたしました。その調査の結果は、電話では回答いただけましたけれども、例えば昭和54年の衆議院選挙のときに天野公義氏が、在日本大韓民国居留民団東京荒川支部から3万円を受け取った。同じく天野公義氏が荒川韓国人商工会から5万円の献金を受けた。こういうことが東京都公報に記載されています。

昭和55年の参議院選挙のときに名尾良孝氏が、在日本韓国居留民団埼玉地方本部から30万円の献金を受けた旨が埼玉県公報に記載されています。

昭和58年の参議院選挙のときに小林優氏が、在日朝鮮人福井県総連合会から20万円の献金を受けたということが福井県公報に書かれています。

この事実は間違いありませんか。自治省どうですか。

[225]
政府委員(自治省行政局選挙部長) 浅野大三郎
ただいまお示しになりました点について関係都県に照会いたしましたところ、そういう記載があるという回答をいただいております。

[226]
日本共産党 諫山博
パチンコ疑惑では、外国人団体から政治献金を受けた政治家、これが政治家の名前が特定された。献金をした外国人団体の名前も特定して明らかにされた。そして今まで明らかになっただけでも、さらにきょうの調査を加えますと、朝鮮総連等から社会党4名、自民党1名、民団などから自民党8名、民社党6名、新自由クラブ1名、合計20名です。

外国人団体から政治献金を受けてはならないということは我々政治家の常識です。外国人団体から政治献金を受け取れば我が国の主権、政治の自主性が侵される、こういう立場で政治資金規正法でもこのことを禁止しています。

ところが、これは県の公報にちゃんと記載されているわけです。県の公報に記載されて、これほど事実が明確になっているのに、刑事捜査がされたのかどうかさっぱりわかりません。この点について警察庁の方から説明してください。

[227]
政府委員(警察庁刑事局長) 中門弘
警察としては、御指摘のような事実を掌握していなかったものというふうに承知しております。

[228]
日本共産党 諫山博
個人の手帳に記載されているとかそういうものだったら事実を掌握してないで通用すると思いますけれども、県公報ですよ。その点では、この問題を本気に取り上げる姿勢が警察にないのではないかと思います。

そこで、10月31日の衆議院予算委員会で自民党の山崎拓議員が、政府資料に、朝鮮総連が社会党の政治家に890万円の献金をしたと書かれているが事実はどうか、こういう質問をしております。それに対して渡部国家公安委員長は、「警察当局においても事態を見きわめつつ厳正に対処する」、こういう答弁をされました。あの答弁から17日たっております。事実はどうだったのか、事態をどのように見きわめ、どのように厳正に対処してきたのか、公安委員長の方から説明してください。

[229]
自治大臣・国家公安委員長 渡部恒三
そのことが刑罰法令に反するものであれば、当然処理されるものと考えております。





平成01年11月22日 衆議院 法務委員会
[236]
日本共産党 安藤巖
ここは個人のお名前をあれこれと言うところでもありませんので、特別の場合以外は申し上げませんが、それによりますと、8人が民団あるいは朝鮮総連から政治献金を受けておる。それから前に野間友一議員が質問しました中には、削除された分を除きますと、7名がやはり民団あるいは朝鮮総連から政治献金を受けておるという報告がなされておる、こうなるわけなんですね。





平成23年09月26日 衆議院 予算委員会
[334]
自由民主党 稲田朋美
野田総理、次に総理御自身の外国人からの献金問題についてお伺いをいたします。

総理に献金をした人が外国人であるということを御存じでしたか。また、外国人の一人は、総理の選挙を応援された、御地元の在日韓国人の団体である民団の役員ですか。また、そのことを総理は御存じだったでしょうか。

[335]
内閣総理大臣 野田佳彦
外国人籍のある方から私が献金をいただいたという報道がございました。それを踏まえて、今、詳細の調査をしておりますので、まとめ次第御報告をさせていただきたいというふうに思います。

[336]
自由民主党 稲田朋美
報道がされたのは9月3日ですよ、総理。それから約1カ月間、一体何を調査しているんですか。

外国人から献金を受けたのが事実かどうか、また、外国人と知っていたかどうか、民団の役員と知っていたかどうか、民団の役員だったかどうか、このことぐらい今すぐお答えになれると思います。お答えになってください。

[337]
内閣総理大臣 野田佳彦
今申し上げたことも含めて、すべて政治資金についての調査をさせていただいて御報告をさせていただきたいというふうに思いますが、外国の方だということの認識を持って献金をいただいたということはありません。

[338]
自由民主党 稲田朋美
不誠実な答弁ですね。

しかも、前原さん、菅さん、総理、外国人から献金を受けた。知っているか知らないか、そんなこと以上に、知らず知らずのうちに外国人から献金を受けている民主党そのものに国民は不安を感じているんです。そのことも含めて、きちんと説明責任を果たしていただきたいと思います。





平成23年11月15日 参議院 予算委員会
[835]
自由民主党 西田昌司
それで、次に行きます。

野田総理、野田総理の外国人献金の問題ですよ。野田総理の外国人献金が報道されましたね。事実関係、教えてください。

[836]
内閣総理大臣 野田佳彦
先般の本会議における谷垣総裁への中での御答弁にも申し上げましたけれども、調査の結果、私の資金管理団体において過去に寄附をいただいていた方2名が外国籍であった事実が判明し、今月26日に全額返金をいたしました。

なお、1名の方は平成18年を最後に7年間で合計26万1000円、もう1名の方からは平成15年を最後に、間は飛びますけれども、3年で合計21万円の寄附でございました。この寄附は日本人名での寄附でもあり、団体の会計担当者も外国籍の方とは知らず、気が付きませんでした。

私自身もお2人が外国籍であることは全く存じ上げませんでした。また、お2人から寄附をいただいたこと自体、私自身、認識をしていませんでした。

大変申し訳なく思っております。御心配と御迷惑をお掛けしたことに深くおわびを申し上げたいというふうに思います。

[837]
自由民主党 西田昌司
このお2人の方との面識はどうなんですか。

[838]
内閣総理大臣 野田佳彦
面識はございます。お1人の方は、私が浪人中、地域の訪問活動をやっているときに声を掛けていただいて、飲食店を経営をされていて、1回そこのお店に行ったことがあります。それから……

[839]
自由民主党 西田昌司
その人の名前は何というんですか。

[840]
内閣総理大臣 野田佳彦
個人名でございますので。それは船橋に住んでいる方の方です。もう1人は、松戸に住んでいらっしゃる方は、地域の奉仕活動、ボランティア活動で御一緒させていただいて、一緒に地域のために汗をかいている、そういう中で、個人的に親しくではありませんが、そういういわゆる一種のサークルの中で御一緒していたことがあるということであります。

[841]
自由民主党 西田昌司
名刺交換されたことはあるんですね、そうすると。

[842]
内閣総理大臣 野田佳彦
名刺交換、多分初期のころに会ったときはあると思います。ただ、そのときは明らかに日本名での名刺でございました。

[843]
自由民主党 西田昌司
プライバシーがありますからわざわざ私、名前まで言いませんが、菅総理のときと同じなんです。この方の名前を見ると、菅総理のときと同じように、かねへんに高いという名前が付いていたり、普通使いませんね。それから、もう片方の方も日本人では普通使わない名前になっているんです。そのときそういうこと気が付きませんでしたか。

[844]
内閣総理大臣 野田佳彦
特段そこまでは推測しませんでした。

[845]
自由民主党 西田昌司
この報道が出てきたのは、その名前から新聞記者が調べたんですよ。注意不足でしたね。

[846]
内閣総理大臣 野田佳彦
しかも、私は日本人と思っていましたし、寄附をいただいていることの認識がなかったということであります。

[847]
自由民主党 西田昌司
私は、その日本人と思っていたというのがうそだと思います。

あなたは、この方が、少なくとも船橋の方は外国人であるということは絶対知っていたはずですよ。もう一度よく思い出してくださいよ。その方は民団の役員をしている方じゃないんですか。

[848]
内閣総理大臣 野田佳彦
今回の調査に当たっては弁護士の方にも入って調べていただきました。相手の方は、私は認識していなかったろうと、日本人であると思っていただろうとおっしゃっておりますので、私もそう思っていました。

民団の方であるということは後から分かりました、後から。平成20年か21年か、そのころに、その会に呼ばれたときに民団の役員であるということが分かりました。だから、ちょっと時系列的にずれています。

[849]
自由民主党 西田昌司
民団のどういう役職をされているんですか、教えてください。

[850]
内閣総理大臣 野田佳彦
正確な役職名は忘れましたけれども、役員であったというふうには思います。

[851]
自由民主党 西田昌司
私の調べたところ、その方は民団の船橋支部の議長さんらしいですよ。そして、その方のお兄さん、お兄さんが今、民団の千葉県本部のたしか副団長さんですよ、御存じですね。

[852]
内閣総理大臣 野田佳彦
まさに幹部をされているということは承知を今しています。



[881]
自由民主党 西田昌司
あなた方、いいかげんなこと言っちゃ駄目だよ。党としてインデックスに書いて外国人に参政権与えると言い、民団はそれをもってここで応援しているんだよ。そして、あなたはここでその御礼をしているじゃないか。何を言っているんだ、いいかげんなこと言って。そして、献金もらって、もらった人が民団の幹部じゃないか。でたらめ言っているんじゃないよ。そんなことが通るんじゃないんですよ。

そして、今日、今まで言ってきましたがね、様々なこれ以外に疑惑がある。何一つあなたは自分で調べようともしないじゃないか。何ですか、あなたは。口からぺらぺらぺらぺらでたらめ言っているだけじゃないか。それが内閣総理大臣、それが民主党の代表のやることか。

あなた方の党のインデックスに載っていることにのっとって民団が協力し、御礼して、選挙の御礼言っているんですよ。おかしいじゃないか。どうなっているんだ。

[882]
内閣総理大臣 野田佳彦
インデックスというのは、その年の政策の議論の集大成を書いているのがインデックスであります。そして、この参政権の問題をどうするかについては、これは議論がありました。今、一つの方向にまとまっているわけではありません。そういう状況の中で、今回は、今回というか前回の選挙では民主党に御推薦をいただきました。それは、外国人参政権の問題、私のような立場もいます。いますけれども……(発言する者あり)だから、そのことは事実としてお伝えをしています。献金の問題は献金の問題としてさっき御説明したとおりであって、私は日本人名でそれをもらっていた、もらっていたことも知らなかったということで、これは全く、一つの何かシナリオで作ったお話をされていますけど、これは事実ではないということであります。(発言する者あり)

[883]
委員長 石井一
静粛に願います。

[884]
自由民主党 西田昌司
要するに、事実の積み重ねなんです。あなたが民団に行って、そしてそこで民団に選挙の御礼を言っているという事実、そして民団が選挙の応援をしている、要請を受けてやっているという事実、そしてあなたは民団の幹部からお金をもらっていた事実、これは全て事実じゃないですか。違うんなら言ってくださいよ、それは。

[885]
内閣総理大臣 野田佳彦
普通は、選挙直後にいろいろお招きいただいたら、推薦という形でいただいたところに一言お礼を言うのは私は普通だと思います。少なくとも、さっき申し上げたとおり、さっき申し上げたとおり、当然という言い方はちょっと失礼かもしれませんけれども、具体的な御支援をいただいていたわけではありませんし、参政権の問題については慎重な立場でありますので、作っているお話は、これ全部、それは一つ一つはいろいろ局面的には事実でありますけれども、全体のシナリオは話は違うと思いますし、私自身の献金は、逆に推薦をもらう以前です。平成18年まで、以前の問題でありますので、これも全然、献金をもらった事実はそのとおりです。後から、民団の役員であることは平成20年以降分かりました。でも、役員であることを分かってから献金をもらっているわけではありませんので、時系列でよく御判断をいただきたいというふうに思います。





平成23年12月06日 参議院 予算委員会
[041]
自由民主党 西田昌司
総理が、韓国人じゃない、日本人だと思われたんでしょう。日本人だと思われた理由は何なんですか。

[042]
内閣総理大臣 野田佳彦
たしか日本人のお名前で御紹介があったというふうに思いますし、そういう何か名刺交換をしたのかもしれませんが、そういう印象を強く持っています。

[043]
自由民主党 西田昌司
そして、その名刺交換の名刺自体も、私はこの前も指摘しましたが、普通の日本人の方がお使いにならないかねへんに高いという、そういうお名前なんですね。ですから、これは、菅さんのときにも言いましたけれども、明らかにあなたはそのことを分かっていたはずなんです。

そして、もっと問題は、その方からお金をもらったことも知らない、そして韓国人だったとも知らない、そしてさらに、相手の方が、総理は私のことを韓国人だとは思わなかっただろうとも弁護士を通じて言わせているんですよ。これはどういう意味かというと、要するに、政治資金規正法の外国人からの献金違反は本人が認定していなかったら大丈夫だという、その法律的な根拠をクリアするために、あなたがわざわざ、総理は私のことを韓国人だと思わなかっただろうと、そういう証言をさせているんですよ。そうじゃないですか。

[044]
内閣総理大臣 野田佳彦
私は日本の方だと思っていました、そのコンタクトのとき。その後に、いわゆる民団の役員であったということが分かったのは、平成21年の新年会にお招きいただいたときに役員をされたことが分かりました。しかし、献金をいただいたのは平成18年より前、そこはタイムラグがあるということはこれ御理解いただきたいというふうに思います。

その上で、弁護士さんがそれを言わせたと、私が韓国の方だと知らなかったと、そういう事実はありません。弁護士さんはあくまで公正に調査をしたということで、口頭からも、あるいは書面を通じても報告を受けております。

[045]
自由民主党 西田昌司
まあ菅さんのときもそうなんですね。都合が悪くなると法律論に持っていって、弁護士さんが必ずそこに登場するんですよ。あなた方の作戦はそういう作戦なんです。

ただ、はっきり言いますが、国民の皆さん方に見ていただきたいのは、この店は韓国の方が経営されていて韓国料理をずっと昔から出しておられて、今現在、少なくとも行った瞬間に、民団のポスターも張ってあって、韓国人の経営されているお店だとは誰でも分かります。それをあなたがそう言いくるめるならそれで結構です。

しかし、もう一つ言いましょう。あなたはその方から献金をもらっていたことも知らなかったと言いましたね。これもおかしいんじゃないですか。

あなたが献金をもらっていた、そして紹介を受けたのは2000年ごろだとおっしゃっていましたけれども、まさに御自分でおっしゃったように、浪人中であったと、その時期であったとおっしゃっていましたね。私はその時期の総理の政治資金収支報告書を見たんですよ、未来政治研究会ですか。そこ見ますと、今と随分違って本当に僅かな個人献金で政治活動されているんです。個人献金が460万余り、そのうち名前が書かれているのは、5万円未満は書かなくていいんですよ、でも2万、3万、そういう方々も全部名前載せられて、60名ですよ。その中の1人がその献金をした方ですよ。

一番苦しいときにあなたに献金をした人を、献金もらったとは知らないなんてことはあり得ないんじゃないですか。

[046]
内閣総理大臣 野田佳彦
だから、私は全ていただいた献金については、苦労しながらやってまいりましたから、全て政治資金の記載どおりやっています。その方を全て覚えているかというと、そうではありません。名刺交換をした方に振替用紙を送って御協力をいただいて、そして事務所から礼状を出すと。少ないときは数10人です。多いときは数100人であります。事務所としてはお礼の対応をしていますが、私が直接それをするということではなかったということであります。