八ツ場ダムと民主党 3/5 菅直人政権

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平成22年06月14日 衆議院 本会議
[027]
内閣総理大臣 菅直人
八ツ場ダムについては、できるだけダムに頼らない治水への政策転換の端緒として、前原国土交通大臣が中止の方向性を示してきておられるところでありまして、全国のほかのダムと同様、予断を持たず検証を行うことといたしております。

政府として、この方針に変わりはなく、着実に政策転換を進めてまいりたいと考えております。





平成22年06月15日 参議院 本会議
[005]
内閣総理大臣 菅直人
八ツ場ダムについては、できるだけダムに頼らない治水への政策転換の端緒として、前原国土交通大臣が中止の方向性を示してきているところであります。全国のほかのダムと同様、予断を持たず検証を行うと、これも前原大臣が述べておられます。今後とも、御迷惑をお掛けしている地元住民の方々に対しても、この政策転換について御理解をいただく努力を続けてまいりたいと考えております。





平成22年10月21日 参議院 国土交通委員会
[040]
自由民主党 脇雅史
今までが議論をするまず基本的な共通認識としてお話をさせてもらいましたが、これから少し具体的にお聞きしたいんですが、民主党政権が誕生して、華々しく八ツ場ダムはやめるんだということでスタートされた。ちょっとこの1年間の経緯を振り返ってみたいんですが、お手元に資料でお配りしておりますが、長浜さんと大河原さんとお二人で出された埼玉県知事への手紙があります。これは、実は単なる手紙ではないんです。

私は、昨年の11月でございましたが、予算委員会で当時の大臣、前原さんに、民主党がマニフェストで八ツ場ダムは要らないんだ、中止すべきだと決めたとおっしゃるから、それは大変なことですねと、ダムを中止するならそれなりの相当な報告書があるんでしょう、こんな分厚い報告書、検討書があるんじゃないかとお伺いしましたら、当然ありますと胸を張って答えられた。じゃ、見せてくださいと言ったら、彼は何と言ったか。ホームページ見てくれと言ったんですね。さすがにこれには私も切れまして、ふざけるなと、国会で審議しているのにホームページ見ろとは何だと私は少し声を荒げましたが、いいから後で送ってくれと。送っていただいた、届いたペーパーがこれなんですよ、お手紙。このお手紙が、民主党が八ツ場ダムをやめた検討報告書なんだと、報告書と一緒なんだと、こうおっしゃるんですね。

こんなことで八ツ場ダムやめていいのかと。この中身はまた今聞きますけれども、あの八ツ場の、水没して何10年と本当に大変な御苦労をされて、今でもこの1年間ダムが進まないので、私の知り合いのその旅館ももうとうとうやめると言ってやめた方もおられます、この1年で。こんなことじゃもうどうしようもないと、本当に大変な目に遭っているんですよ。ある種、人権問題でもあるんですね。日本国の法律に基づいて協力して、ダムができると思ったらやらない。理由がこんなことで何も分からない。これはもう大変な問題ですよ。

まず、この中でお聞きをいたしますが、最初に、まずその中段の辺ですけれども、結果として八ツ場ダムは中止すべき事業と判断して、マニフェストに八ツ場ダムの中止を掲載しました。したがいまして、利水と治水について御懸念のことは既に検証が終わっておりますので、順次御説明しますと。本当に検証は終わっていたんですか。これが検証なんですか。ほかに何か資料あるんですか。

[041]
国土交通大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 馬淵澄夫
まず、お尋ねのことにお答えする前に、先生の御指摘では、経過の中であたかも八ツ場ダムの中止というのは今御提示をされた政権交代前の手紙で片付けられたかのようにおっしゃっておられますが、私どもとしてはこの1年間、前原前大臣が中止という方向性を示された中で、その後、政策転換へ理解をいただくための努力を進めてきたというふうに承知しております。

昨年10月には予断を持たずに検証するということを表明をされましたし、又は昨年12月には今後の治水対策のあり方に関する有識者会議、これ立ち上げました。そして、その手法等について議論をしていただいて、去る9月の27日に中間取りまとめをいただきました。また、こうした動きと並行して、できるだけ早く八ツ場ダムの検証の結論を得るとの考えの下で、全国の直轄・水機構ダムのトップを切って検証の検討を行う体制を立ち上げたと。これは10月の1日に第1回の幹事会を実施ということでございます。

また、生活再建につきましてもスピード感を持って実施していくということで、私どもとしては、1年間の経過の中で地元住民の皆さん方の御理解を踏まえるため、また第三者の意見を踏まえて、それこそ予断なく再検証を行うという仕組みをつくってきたということでございます。

そういった経過を踏まえて改めて申し上げれば、こうした、これは平成21年8月17日の当時知事あてに出された民主党からの文書でございますが、現時点においては私どもが政権を担うその責任者であります。前大臣が進められたその経過の中で、私自身が今現時点で責任者として今後この再検証を進めていくと、まさに予断なく再検証を行うということが今日における私どもの方針でございまして、過去において、この平成21年8月17日のこの文書の中身を今問われましても、私どもは現在、継続性としてしっかりとこの1年間踏まえた経緯の下に今後の方針を定めさせていただいていると、こういうことでございます。

[042]
自由民主党 脇雅史
非常にマニフェストというものを軽視していますよね。これをやめるということを前提にして、前原さんも最初に大臣室に行ってみんなを集めて、マニフェストでダム中止することに決めたからみんなおれに従えと、従えない者は出ていけというぐらいのことまで言ったはずですよね。マニフェストができなかったら辞めるとまで言っていたんですよね。

今言われたことは、八ツ場ダムについては何の検討もしていないじゃないですか。八ツ場ダムについて何を検討したんですか、この1年間。大変地元の人は困っているんですよ。

[043]
国土交通大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 馬淵澄夫
先ほど申し上げたように、まさにこの八ツ場ダム、そして八ツ場ダムのみならずです。ダムに頼らない治水、そして利水も含めてですけれども、すべからく再検証していこう、しかしそのすべからく再検証すべてではなく、これはある一定の基準を設けて次の段階に入らないところでダム事業というものを一遍見直して再検証を行うという整理をしたわけです。本体工事に入らない、その段階のものについての再検証を行ったわけであります。

私は、八ツ場ダムについて何一つ進めていないじゃないかという先生の御指摘は、そうではないと。八ツ場ダム含めて、まさに政策転換を今行おうとしているわけですね。政策転換は、私は一定の段階で転換したという、そういったポイントで語るべきではないと思っております。私どもがマニフェスト実行期間として定めている、あるいは国民の皆さん方から負託をいただいたこの4年間、この4年間の中でいち早く方向性を前原大臣は示されて、そして予断なく再検証という今一歩を踏み出そうとしている、さらにこの実施が、今検証の実施が行われようとしているわけです。

私は、多くの皆さん方の、国民の関心の下、だれが見ても納得できる公平性、透明性を持った検証が行われることが、これはひいては八ツ場ダムの地域の皆様方にも御理解をいただくための最善の方法であると、このように考えて政務三役1年間取り組んできた結果だというふうに思っております。





平成22年10月27日 衆議院 外務委員会
[224]
外務大臣 前原誠司
あと、八ツ場ダムについては、我々は、いろいろ野党のときに調査をし、そしてマニフェストに八ツ場ダムの中止というものを載せさせていただきました。





平成22年11月09日 衆議院 予算委員会
[022]
自由民主党 町村信孝
それから、地域の問題で申し上げると、もう一つ、八ツ場ダム。私はびっくりしましたね、何日か前の新聞を見て。前原大臣のもとで副大臣を務めておられたのが今の国土交通大臣であります。前原大臣、今回の国土交通大臣の八ツ場ダム建設中止の白紙撤回、どういうふうにお考えですか。

[023]
外務大臣 前原誠司
1年間国土交通大臣をやらせていただきまして、八ツ場ダムを含めて、ダムによる、ダムありきの河川の整備の見直しを行ってまいりまして、まだ結論が出ていない中で、しかし新たな座標軸、治水の効率的なあり方あるいは他の代替手段というものを馬淵副大臣とともにまとめてまいりまして、今その評価軸がようやくできるようになってきております。

その意味においては、馬淵大臣が、私がまだやり遂げていないことを引き継いで御苦労いただいていると思いますし、また、予断なく検証する中で新たな治水の座標軸をしっかり決めて、八ツ場も含めた他のダムについての検証、そしてそれに対する個別の河川の整備計画をしっかりまとめてもらえるものと期待をしております。

[024]
自由民主党 町村信孝
ここにもまたマニフェストのいいかげんさがあらわれているんですよ。マニフェストの目玉じゃないですか、八ツ場ダム建設中止は。それをあなたは明確に、私はこの予算委員会で前原大臣に伺いました、これは絶対建設しないんだと明確に言い切った。いろいろな理由を挙げられた、それを全部白紙撤回したんですから。





平成23年02月02日 衆議院 予算委員会
[322]
自由民主党 金子一義
国交大臣大畠さん、八ツ場ダム、中止するのかどうか、今、予断なき検証をやっていますよね。もし中止になった場合に、この八ツ場ダムにかかった事業費、そのうちの地方の負担部分というのは返すんですか、返さないんですか。

[323]
国土交通大臣 大畠章宏
国土交通大臣として金子先生が大変な尽力をされた、そういう歴史については十分存じ上げています。

この八ツ場ダムにつきましては、大臣就任のときに申し上げましたとおり、一切の予断を持たずに検証する、こういうことでおりまして、どうなったかという場合のことについて、今お話しする段階ではないと思います。

[324]
自由民主党 金子一義
何だよ、これは。これじゃ質問できないよ。

だって、前原大臣のときに、八ツ場は中止とやったわけでしょう。これもマニフェストだよね。だけれども、予断なく検証ということで今変わったわけなんだけれども、にもかかわらず、今の大畠大臣、中止になった場合に地方負担を返すかどうかを言う立場にないと、あんな答弁じゃ納得できない。

[325]
国土交通大臣 大畠章宏
私も国土交通大臣を拝命して約3週間でございます。この間、この八ツ場ダム問題の重要性については十分今私も研さんを積んでおりますが、いずれにしても、この八ツ場ダム、大変大事な話でありますから、一切の予断を持たずに今検討している段階でございます。

[326]
自由民主党 金子一義
ちょっと私、1分残っているけれども、またとめるよ、これは。あんな答弁じゃ、ふざけていますよ。地元に対して無責任だよ。

だって、1都5県の都道府県は、中止にされたら自分が負担する部分が返ってくるかどうか、大臣がコメントできませんなんと言ったら、何だよ、これは。ちょっとこれ以上質問できない。





平成23年02月04日 衆議院 予算委員会
[004]
自由民主党 佐田玄一郎
まず第一に、1月の14日に大畠国土交通大臣が就任をされました。当初から、最初に前原大臣、前原大臣は2009年に就任をされて、マニフェストということで、いきなり、視察も何もせずに、検討もせずにすぐに記者会見の後に中止、こういうことを表明されたわけであります。後にそれは変わってまいりましたけれども、その後に馬淵大臣になった。前原大臣のときは、中止の方向で予断なく検証をしていく、こう言ったんですね。馬淵大臣のときには、中止を前提というか、方向性ということは言いません、こういうふうに言ったんですよ。

今度の大畠大臣はどういうお考えを持っているのか、お聞きしたいと思います。

[005]
国土交通大臣 大畠章宏
佐田議員の御質問にお答えを申し上げたいと思います。

私、14日に国土交通大臣を拝命して、大きな課題として、今御指摘をいただきました八ツ場ダムに対してどうするかということは大変大事な課題だと受けとめております。

きょうは、佐田議員からの御質問にお答えをしながら、同時に、地域の方々にも私自身の考え方がよく御理解いただけるように、お答えを誠実にしたいと思います。

確かに、議員から御指摘いただきましたような経緯でございますが、私としては、馬淵前大臣が示されました、中止の方向性には言及せず、一切の予断を持たずに検証を進める、この方針というものを堅持してやってまいりたいと思います。そういう意味で、この検証でありますけれども、透明性、客観性を確保して、ことしの秋ぐらいまでをめどとして検証を進める、それも一刻も早く結論を得ることが大事だと思っております。

地元の皆様方には、大変この間御心配あるいはいろいろ混乱等をさせておりますけれども、その件については私自身も十分心して、皆様方にも御理解いただけるような結論が出るように、一生懸命努力をしてまいりたいと思います。





平成23年02月22日 衆議院 国土交通委員会
[004]
国土交通大臣 大畠章宏
今後の治水対策については、できるだけダムに頼らない治水を基本としておりますが、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議において中間取りまとめをしていただいており、そこで示された共通的な考え方に沿って、全国の83のダム事業の検証を予断を持たずに進めてまいります。

また、八ツ場ダムにつきましては、利根川水系の基本高水の検証と並行して、他のダムと同様に、中間取りまとめに基づき、一切の予断を持たずに検証を進めているところであり、ことしの秋までを目標としつつ、できるだけ早期にその結論を得るよう努めてまいります。





平成23年02月23日 衆議院 予算委員会
[017]
外務大臣 前原誠司
八ツ場ダムにつきましては、私は1年国交大臣をやらせていただきましたけれども、引き続きやらせていただければ、必ずこれについては結論を得て、私は、これは田中さんと同じだと思いますけれども、今の、すべての洪水をコンクリートの構造物に押し込めて海まで流すという発想を根本的に変える、哲学を変える公共事業の考え方については、これも間違っていないし、やり遂げなくてはいけないというふうに思っております。





平成23年02月24日 衆議院 予算委員会
[072]
国土交通大臣 大畠章宏
ただいまの御質問でありますが、前回、議員の方から、この八ツ場ダムも含めて今後の治水対策のあり方についての中間まとめというものを読みましたかと御質問をいただきました。正直なところ、私は、この内容については読んでおりませんでした。ただ、この中間まとめの概要というものをまとめたものは説明を受けたわけでありますが、その後、八ツ場ダムを視察するに当たって、じっくりとこの中間まとめというものを拝読させていただきました。

今、議員の方から、中止の方向というのはもう断念したらどうかというお話がありましたが、馬淵前大臣もいろいろと論議をしながら、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議でまとめた方針、この中で、現在、一切の予断を持たずに検証をしていただいているわけでありまして、この検証の中身については非常によく整理をされたものと受けとめておりますので、私は、この検証の結果というものを大切にしたいと考えているところであります。





平成23年03月10日 参議院 国土交通委員会
[004]
国土交通大臣 大畠章宏
今後の治水対策につきましては、できるだけダムに頼らない治水を基本としておりますが、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議において中間取りまとめをしていただいており、そこで示された共通的な考え方に沿って、全国の83のダム事業の検証を予断を持たずに進めてまいります。

また、八ツ場ダムにつきましては、利根川水系の基本高水の検証と並行して、他のダムと同様に、中間取りまとめに基づき、一切の予断を持たずに検証を進めているところであり、今年の秋までを目標としつつ、できるだけ早期にその結論を得るよう努めてまいります。





平成23年03月24日 参議院 国土交通委員会
[033]
自由民主党 佐藤信秋
そこでなんですね、地震の問題もそうですが、雨の降り方も異常になってきていて、100年前は大体1600ミリプラスマイナス200ミリぐらいでしょうかね、この図にも付けてあります。今、1500ミリプラスマイナス400ミリぐらいになっている、ぶれがでかくなっているんですね。ですから、治水と利水、両方同時に考えなきゃならないという状態が強まっている。

そういう面からいくと、八ツ場ダムであるとかスーパー堤防、これやめるわけにいきません。早くやらなきゃいけないと、こう思いますが、八ツ場ダムは促進決議をやらせていただきたいと思っていますが、いずれにしても大事な問題だと思いますので、お答えをひとついただきたいと思います。

[034]
国土交通副大臣 三井辨雄
今、佐藤先生からも御質問ございました。私も大臣とともに、あと津川政務官と八ツ場ダムに3回ほど入ってまいりました。先生の思いは、私も行くたびに実は個人的にも、やはり今治水と利水の関係からいいましてもやらなきゃならぬなということも、まあこういう発言をしたらまた誤解されるかもしれませんが、いずれにしましても、今政府といたしましては一切の予断を持たずに検証するということでございますし、また、今年の秋までには一つの目標といたしまして結論を出していくということになっていこうかと思っています。

また、高規格堤防でございますけれども、学識経験者とか含めまして、高規格堤防の見直しに関する検討会というものを実は設置いたしております。そういう中で、首都圏ですとか、あるいは近県の堤防整備の在り方、あるいはコスト削減の検討に着手しながら、平成24年度の概算要求までに結論を得るべく検討してまいりたいと思っております。





平成23年03月25日 参議院 国土交通委員会
[046]
国土交通大臣 大畠章宏
ただいまの八ツ場ダムに関する御質問でございますが、私もうちのじいさんが昔やはり県議会をやっておりまして、治山治水は政治の大本と、こういうことを小さいころから聞いておりました。山を治めることあるいは洪水等のところから住民を守ることというのは一人一人ではなかなかできないわけでありまして、そういう意味では政治が大きな力を発揮しなければならない分野だと考えております。

今回の大震災もそうでありますけれども、このような大規模な震災あるいは災害にどう備えをするかということは政治の大変大事な役割でありまして、今御指摘を賜りましたが、安全、安心を確保するための社会資本の整備というのは大変大事でありまして、特に、今の八ツ場ダムの話がございましたが、利根川の治水、利水については私ども国の大変大事な部分でもございます。

そういうことから、八ツ場ダムにつきましても、そのような認識の下で、現在、有識者会議においてまとめられました中間取りまとめに示されたいわゆる共通的な考え方に沿って、一切の予断を持たずに検証を進めさせていただいているところであります。この検証の結論については、先ほど御指摘をいただきましたが、秋のころまでを一つのめどとしておりますが、早期に結論を得るように努力をし、その結論に従って適切に対応してまいりたいと思います。





平成23年05月19日 参議院 国土交通委員会
[062]
国土交通大臣 大畠章宏
八ツ場ダムの検証についてでございますが、先ほど御答弁をさせていただいていますが、一切の予断を持たずに今年の秋までに結論を得ると、こういうことを目標として現在進めております。

今後とも、精力的に検証作業を進めてできるだけ早期に結論を得るように努力していくという姿勢には変わりは全くありません。





平成23年07月14日 衆議院 本会議
[021]
国土交通大臣 大畠章宏
国土交通省において実施しているダム事業の多くは、洪水調節などの河川を適切に管理する目的のほかに、それぞれの利水事業者による事業参画の御判断のもとに、上水道、工業用水、そして御指摘の再生可能エネルギー活用としての発電などの利水目的をあわせ持つ多目的ダム事業として実施しているところであります。

現在、国土交通省において実施しておりますダム事業について、八ツ場ダムを含む全国の個別ダムを対象として、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議が取りまとめられました中間取りまとめに従って、事業の方向性に関する一切の予断を持たずに、再生可能エネルギー活用という観点も含め、治水、利水上の総合的な観点から検証を進めているところであり、その結論に従って適切に対応してまいりたいと考えているところであります。