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平成23年09月15日 参議院 本会議
[003]
内閣総理大臣 野田佳彦
八ツ場ダムについては、現在、一切の予断を持たずに検証するとの基本的な考えの下で、国土交通省において検証が進められているものと承知をしております。その検証の結果に沿って国土交通大臣が適切に対処されるものと考えております。
平成23年10月21日 衆議院 国土交通委員会
[007]
国土交通大臣 前田武志
治水対策については、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議の中間取りまとめで示された共通的な考え方に沿って、全国の83のダム事業の検証を予断を持たずに進めてきているところです。八ツ場ダムについても、予断を持たずに検証を進め、できるだけ早く結論を得るように努めてまいります。
平成23年10月25日 参議院 国土交通委員会
[006]
国土交通大臣 前田武志
治水対策については、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議の中間とりまとめで示された共通的な考え方に沿って、全国の83のダム事業の検証を予断を持たずに進めてきているところです。八ツ場ダムについても、予断を持たずに検証を進め、できるだけ早く結論を得るように努めてまいります。
平成23年10月31日 衆議院 本会議
[012]
内閣総理大臣 野田佳彦
八ツ場ダムについては、現在、国土交通省において、予断を持たずに検証が進められております。国土交通大臣は、来年度予算に間に合うよう、なるべく早く結論を出すと申し上げてきており、現在のスキームによる検証の結論に沿って、国土交通大臣が適切に対処すると考えております。
平成23年11月02日 参議院 本会議
[011]
内閣総理大臣 野田佳彦
また、ダムについては、国土交通省において、八ツ場ダムを含め全国で83事業を対象として予断を持たずに検証を進めてきております。治水目的や発電を含む利水目的等について総合的な検討も含めて検証を進め、その結論に沿って国土交通大臣が適切に対処すると考えております。
平成23年11月04日 参議院 災害対策特別委員会
[187]
国土交通大臣政務官 津島恭一
全国83のダム事業の検証につきましては中間取りまとめに沿って実施をしてきているところでありますけれども、中間取りまとめにおきましては、科学的合理性、地域間の利害の衡平性、透明性の確保を図り、地域の意向を十分に反映するための措置が重要であるとの観点から、そのための措置としてパブリックコメントを行ったり関係住民の皆様の意見を聞くこととされております。
八ツ場ダムの検証におきましては、現在パブリックコメント等により、これまでの検討内容に対する幅広い意見を聞く段階にありますが、これらにつきましても、中間取りまとめに沿って地域の意向を十分に反映させることを目的として実施しているものであります。
今後とも、予断なく検証を進め、寄せられる様々な意見等を踏まえ作成される関東地方整備局の対応方針案について、有識者会議の意見を聞いた上で大臣が対応方針を決定するという中間取りまとめのスキームに沿って検証の結論を得ることとしております。
平成23年12月07日 参議院 決算委員会
[032]
民主党 松野信夫
今大臣も言われましたように、この八ツ場ダム建設の是非をめぐっていよいよ最終的な御判断という形で時を迎えつつあるかなと思っております。私は、是非、民主党のマニフェストに従って、ここはもう明確にダム中止ということを打ち出すべきだというふうに思っております。
平成24年01月26日 衆議院 本会議
[021]
国土交通大臣 前田武志
八ツ場ダムについては、検証のプロセスに沿って、4代の大臣のもとで、予断を持たずに検証を行ってまいりました。
昨年12月1日、検証の最終プロセスである有識者会議において、八ツ場ダム事業継続は妥当との確認を受けたことを前提にして、担当大臣として、熟慮を重ねた結果、事業の継続との判断をいたしました。
大規模災害に関する各分野の専門家の知見や情報等も整理をさせていただき、参考にさせていただきました。
一、二申し上げると、例えば、災害は忘れたころにやってくる、これは有名な寺田寅彦の言葉でございますが、災害は、3年たつと個人の記憶から薄れる、60年たつと地域が忘れる、300年たつと誰も言わなくなる、これは畑村洋太郎先生の言葉でございます。キャスリン台風で利根川が決壊して、60年ちょっとになります。家康の利根川東遷、これは約300年以上前でございますが、もう誰も言わなくなっております。
防災は、国防と同じく、国家の一番重要な責任である、こういうふうに認識しておりまして、首都圏の治水安全度の確保は国家的な課題であると基本的に認識をしております。
利根川の東遷、要するに、もともとは利根川は東京湾に流れておりました。荒川、利根川、渡良瀬川、この3つが乱流していたのを、家康入府以来、人が住めるように東へ東へとつけかえる先人たちの努力の結果、今の利根川があるということであります。人口、資産が高度に集積したこの利根川の流域が高い災害リスクを抱えているだけに、タイにおけるあのような結果には断じてしてはいけない、こう認識をしております。
そこで、八ツ場ダムは、治水対策としての即効性を持っておりまして、あと、本体をつくれば7年ぐらいで大きな洪水調節効果を発揮することになります。これにかわるような代替手段というものを種々検討いたしましたが、見出せなかったということであります。事業継続を求める流域の1都5県の知事さん方の御意見もありました。こういったことを総合的に勘案して、責任を持つ大臣としての立場から、この選択をさせていただいた次第であります。
平成24年01月27日 衆議院 本会議
[004]
内閣総理大臣 野田佳彦
八ツ場ダムについては、政権交代以降、4代にわたる国土交通大臣のもとで、予断を持たずに検証を行ってまいりました。国土交通大臣が、その結果に沿って、事業継続との判断を行ったものです。
また、予算執行に当たっては、利根川水系の河川整備計画、ダム事業中止に伴う生活再建支援法に関する官房長官裁定を踏まえることとしております。
マニフェストと異なる結論に至ったことは、真摯に反省いたし、おわびをしたいと考えます。
今後とも、マニフェストはできる限り実現する努力を行うとともに、できない場合は、国民の皆様に対して説明を尽くし、御理解いただけるよう努めてまいります。
[007]
内閣総理大臣 野田佳彦
八ツ場ダムについては、政権交代以降、4代にわたる国土交通大臣のもとで、予断を持たずに検証を行ってまいりました。国土交通大臣が、その結果に沿って、事業継続との判断を行ったものであり、今後、官房長官裁定を踏まえ、国土交通大臣が適切に対処するものと考えております。
[010]
内閣総理大臣 野田佳彦
八ツ場ダムについては、政権交代以降、4代にわたる国土交通大臣のもとで、予断を持たずに検証を行ってまいりました。国土交通大臣が、その結果に沿って、事業継続との判断を行ったものであります。
また、予算執行に当たっては、利根川水系の河川整備計画、ダム事業中止に伴う生活再建支援法に関する官房長官裁定を踏まえることとしております。
今後とも、マニフェストはできる限り実現する努力を行うとともに、できない場合は、国民の皆様に対して、説明を尽くして、御理解いただけるように努めてまいりたいと考えております。
平成24年01月27日 参議院 本会議
[007]
内閣総理大臣 野田佳彦
八ツ場ダムについては、政権交代以降、4代にわたる国土交通大臣の下で予断を持たずに検証を行ってまいりました。国土交通大臣がその結果に沿って事業継続との判断を行ったものであり、今後、官房長官裁定を踏まえ、国土交通大臣が適切に対処するものと考えております。(拍手)
平成24年02月01日 衆議院 予算委員会
[303]
日本共産党 塩川鉄也
我が党は、八ツ場ダムについて一貫して中止を求め、流域住民と力を合わせて取り組んでまいりました。八ツ場ダム建設に道理なし、このことを訴えてまいりました。
利水について言えば、首都圏の人口は停滞、減少傾向になっているのに加えて、節水機器の普及によって給水の実績は減少傾向にあり、新規水源の開発の必要はありません。
治水について言えば、八ツ場ダムの洪水調節機能は限定的であり、ダムをつくったとしても、その後、ダムに砂がたまっていく堆砂によって治水の機能は大きく低下、消失することも明らかであります。今、治水対策として行うべきことは、脆弱な堤防の強化対策や、ゲリラ豪雨による内水氾濫に対する排水機場などの再整備こそ急務。ここにこそ限られた予算を使うのであれば使う、こういうことこそ求められているということであります。
さらには、地すべりなど災害誘発の危険性もあります。この点について、まともな検証、対策が行われておりません。極めてもろい火山性の地盤に建設される八ツ場ダムは地すべり被害を誘発する危険性がある、このことも指摘をされているところであります。
このような八ツ場ダム中止を求める世論と運動の広がりに押されて、民主党も、2009年の総選挙で初めて八ツ場ダム中止を公約に掲げました。2009年総選挙民主党マニフェストでは、「ムダづかい、不要不急な事業を根絶する。」として、「八ツ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す。」としておりました。それなのに野田総理は、政権交代直後の八ツ場ダム中止表明を覆し、事業継続との判断を行いました。
総理、なぜ八ツ場ダム中止の立場を覆したんですか。
[304]
国土交通大臣 前田武志
八ツ場ダムについては、4代の大臣のもとで、予断を排して、予断を持たずに検証を行ってまいりました。そういうスキームをつくったわけでございます。そして、昨年12月、この検証の最終的な有識者委員会において、八ツ場継続妥当、そういう結果を得ました。それを前提に、いろいろな角度から、今委員が言われたような観点も含めまして熟慮を重ねた結果、事業継続との判断を持ったわけでございます。
二、三申し上げますと、首都圏の治水安全度の確保というのは、特にこの首都圏の、利根川流域になるわけですが、非常に洪水に対して脆弱な特性を持っているものですから、ここは何とか安全度を高めたいということで、いろいろな見地から検討を行いました。しかし、八ツ場ダムにまさる即効性のある代替案が見つからなかった、見出せなかったというのも一つの大きな要因でございます。
そしてまた、昭和22年のカスリーン台風のあの決壊で、たしか1000数百人亡くなっているわけなんですけれども、首都圏がその後、本当に大きな人口、資産の集積があり、また、高度成長期に随分地下水をくみ上げて、地盤も相当沈下をしております、埼玉県から東京都にかけて。そういうこともあって、治水の安全度というのは必ずしも上がっておりません。
そしてまた、流域1都5県の、それぞれの都県の安全に責任を持つ都道府県知事さん方が、こぞって八ツ場ダムの継続を御主張されておりました。
そういったことも含めて、総合的に勘案して結論を出したわけでありまして、あくまでもこれは、官房長官裁定を踏まえて適切に対応する、こういうことになっております。
平成24年02月09日 衆議院 予算委員会
[102]
新党大地・真民主 松木けんこう
そして、2009年の夏の選挙のときかその前に、総理が街頭演説をやっているのがユーチューブか何かに流れていまして、そこでマニフェスト以外はやらないとまで言われているんですけれども、これはマニフェストは守る、やるんだという意味に私は理解しています。
そうであれば、例えば八ツ場ダムというのがありますよね。マニフェストを見ると、中止すると書いてあるんですよね。しかも、名指しなんですよ、八ツ場ダムといって。
これは、私思うんですけれども、立場によっていい悪いはいろいろとあると思うんです。でも、政治家が決断するしかないというふうに私は思います。これは何でこんなふうになっちゃったのかな。やはりもう一度マニフェストの原点に僕は戻っていただきたい、そして、いろいろなことをどんどんどんどん推し進めていただきたいというふうに思いますけれども、総理はいかがですか。
[103]
国土交通大臣 前田武志
総理もお答えになると思いますが、担務としてお答え申し上げます。
マニフェストとの関係でいいますと、八ツ場ダムは、あのときに、なるべくコンクリートから人へという一つのシンボルになっていまして、公共事業を削減しております。既に政府全体で、公共事業費、来年度、24年度予算まで含めますと2.5兆円の削減をしております。そういう意味では、その方向性。そして、ダムに頼らない治水ということについても、それを希求してやっているところでございます。
ただし、首都圏の安全ということについては、一言で言えば、タイのようなことにしてはならないという、その一点でございます。
平成24年02月20日 衆議院 予算委員会
[392]
社会民主党 中島隆利
最初に、八ツ場ダム建設問題の決定と民主党のマニフェストの関連について、官房長官と国土交通大臣にお尋ねいたします。
2009年総選挙の民主党のマニフェストにおきまして、「川辺川ダム、八ツ場ダムは中止。時代に合わない国の大型直轄事業は全面的に見直す。」と明記されています。私ども社民党も、総選挙後の政権に参加させていただき、この考え方には強く共感をしておりました。
私自身も長く地元の川辺川ダムの建設中止に携わってきただけに、今回の八ツ場ダムの建設再開問題については落胆せざるを得ません。
そこで、建設再開とマニフェストの関係についてお尋ねをいたします。
先日の本会議で野田総理は、八ツ場ダムの建設再開について、マニフェストと異なる結論に至ったことは、真摯に反省し、おわびをしたいと述べておられます。再開決定がマニフェストと異なっていることを認めました。
これに対して、また、建設再開を決める途中の段階ですが、藤村官房長官は、80幾つものダムの見直しを行ったことがマニフェストに従ったことだと12月8日に述べて、報道されております。これは、再開決定は必ずしもマニフェスト違反ではないと言っているように聞こえてきます。
また、前田国土交通大臣は、12月16日、報道に対しまして、ダムができれば約1000トンの洪水を受けとめることができる、つくらないのは無責任だ、こう語っておられます。こういう報道があっております。これだと、最初から建設ありきで、再検証も不要だったととられかねない発言であります。
八ツ場ダム中止は、民主党マニフェストの一丁目一番地ぐらいの重さを持っていると思います。建設再開とマニフェストの関係、改めて官房長官と前田大臣から御認識をお伺いしたいと思います。
[393]
内閣官房長官 藤村修
中島委員にお答え申し上げます。
八ツ場ダムにつきましては、今おっしゃっていただいたとおり、09年、平成21年の衆議院選挙マニフェストにおいて中止とされ、その後、平成22年の参議院選挙マニフェストでは、中止の方針を表明している八ツ場ダムを初め、全国のダム事業について、予断を持たずに検証を行うと、若干の修正が行われたことは事実でございました。
こうした中で、政権交代以降、4代にわたる国土交通大臣のもとで、予断を持たずに検証を行ってきたのは事実でございます。国土交通大臣がその結果に沿って、首都圏における治水対策の即効性などの観点から、熟慮を重ねられた上で事業継続との判断を行われた、このように理解しております。
結果として、09年、平成21年、御指摘のマニフェストと異なる結論に至ったことは、総理も申し上げましたとおり、真摯に反省し、これはおわびをしたいと考えております。
今後とも、できるだけダムに頼らない治水を希求することを政策の基本として、ダム事業の検証を進めてまいりたいと思います。
[394]
国土交通大臣 前田武志
中島委員の御指摘についてでございますが、今官房長官がお答えになったことと同じ受けとめ方でございます。
私自身は、政権交代後、4代目の国土交通大臣として、既に八ツ場ダムの予断なき検証というスキームがございまして、そのスキームにのっとってずっと続けてきたわけですね。
最終的には、12月に入って、やってきた検証の結果について、有識者会議というのがございますが、そこで、その検証に瑕疵はない、八ツ場続行妥当であるという結論を出されたわけでございます。
私自身は、実はそのスキームに忠実にのっとってやってきておりますが、最終的には担務の大臣として決断をせにゃいかぬわけでございます。必ずしも、その検証の結果、有識者会議で継続妥当と出たからそうしましたということではございません。
何といっても、首都圏を流域に抱える利根川の特性なんですね。私自身も、ある程度は現場も熟知はしているんです。その特性を調べれば調べるほど、この利根川というのは人工河川でありまして、もともと東京湾に流れていたこの利根川を、家康が幕府をつくって以来、無理やり太平洋につけかえていったという経緯があります。したがって、非常に洪水に対して脆弱な構造であるということがわかってきたわけですね。調べれば調べるほど、これが身にしみてわかる。
一方で、高度成長期に地下水を随分くみ上げて、都市部においては相当地盤沈下もしている。しかも、首都のこの東京を中心とする首都圏を抱えているわけでございますから、今や世界の中でこういう戦略都市間の競争と言われているような時代に、東京に万一のことがあってはならない、タイのようになってはならないという思い。
そういう中で、八ツ場ダムというのがもう80%ぐらい工事は既に来ているわけでございまして、あとは本体だけできれば、7年ぐらいで御指摘のような基準地点で平均1000トンぐらいのピークカットができるという確証が得られたものですから、苦渋の決断をさせていただいた、こういうことであります。
[395]
社会民主党 中島隆利
マニフェスト、約束したことが必ずしもそのとおりいかない場合があるわけでありまして、しかし、そういう場合は、異なった結論に至った過程をやはり明確にすべきだというふうに思います。今回の再開決定については、十分な説明責任が果たされているというふうには思えません。
平成24年03月02日 衆議院 国土交通委員会
[004]
国土交通大臣 前田武志
八ツ場ダムについては、これまで4代の大臣で検証を進めてきましたが、我が国の中枢機能の集積地域でありながら洪水に対して脆弱な利根川流域の安全性を確保する上で重要かつ効果的な施設であり、地域住民の安全に責任を有する1都5県の知事の御意見も踏まえ、また、昨年のタイ洪水で首都バンコクが浸水したことも念頭に置きながら、昨年末、事業の継続を決定いたしました。今後は、官房長官裁定を踏まえ、適切に対処してまいります。
平成24年03月07日 衆議院 予算委員会
[031]
国土交通大臣 前田武志
昨年の末に、八ツ場ダムについては、有識者会議の結論は続行妥当ということでございました。そういうことも前提にした上で、熟慮の上、担務の大臣において決断をしたわけでございます。
そのときの決定の一つの条件として、官房長官の裁定というのがございます。今議員の御指摘のように、生活再建のスキームをしっかりつくるということで、これは法案を今用意しておりまして、今国会に提出をさせていただきます。
それから、これまた議員御指摘のように、利根川の整備計画の基本方針というものはもう既に出ているわけでございますから、これを受けて早急に整備計画をつくるということで、これも官房長官裁定のもう一つの条件になっておりまして、この整備計画をつくるための、どういうような形でやっていくか。もちろん、地方整備局にその検討の場があるわけでございますが、そこに、さらにいろいろな方々、もちろん意見を異にされる専門の学者というような方々も入っていただいてやっていくつもりです。
しかし、いずれにしろ、首都圏の、東京を含め、東京、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬が上流にあるわけでございますが、一番重要なこの地域の治水の安全度というのが、なかなか一般の方々には御理解されていませんが、非常に脆弱であるというのは事実でございます。タイのようなことにしてしまったら、これはまさしく日本そのものが、東京を中心に国際競争にさらされているわけでございますから、そういうことのなきように、とにかく早く整備計画をつくりたい、こう思っております。
平成24年03月15日 参議院 国土交通委員会
[002]
国土交通大臣 前田武志
八ツ場ダムについては、これまで4代の大臣で検証を進めてきましたが、我が国の中枢機能の集積地域でありながら洪水に対して脆弱な利根川流域の安全性を確保する上で重要かつ効果的な施設であり、地域住民の安全に責任を有する1都5県の知事の御意見も踏まえ、また、昨年のタイ洪水で首都バンコクが浸水したことも念頭に置きながら、昨年末、事業の継続を決定いたしました。今後は、官房長官裁定を踏まえ、適切に対処してまいります。
平成24年06月13日 衆議院 国土交通委員会
[002]
国土交通大臣 羽田雄一郎
昨年末に事業の継続を決定した八ツ場ダムについては、官房長官裁定を踏まえて適切に対処してまいります。
平成24年06月14日 参議院 国土交通委員会
[005]
国土交通大臣 羽田雄一郎
昨年末に事業の継続を決定した八ツ場ダムについては、官房長官裁定を踏まえて適切に対処してまいります。
[065]
国土交通大臣 羽田雄一郎
八ツ場ダムについては、4代にわたる大臣の下で行ってきた検証の結果を前提に、昨年末、前田前大臣が対応方針を事業継続と決定した上で、政府として、平成24年度予算に事業継続を前提とした経費を計上しております。この対応方針に変わりはございません。
平成24年06月19日 参議院 国土交通委員会
[013]
国土交通大臣 羽田雄一郎
まず、八ツ場ダムについてでありますけれども、4代にわたる大臣の下で行ってきた検証の結果を前提に、昨年末、12月22日に、そちらにいらっしゃいます前田前大臣が対応方針を事業継続と決定した上で、政府として平成24年度予算に事業継続を前提とした経費を計上しているということでございます。この対応方針については変わりません。
そして、八ツ場ダムの本体工事については、対応方針の決定に先立ちお受けをしました官房長官裁定を踏まえて、利根川の河川の整備計画の策定を早急に進め、その対応状況を考慮して、担務の大臣として適切に対処していきたいというふうに考えております。
平成24年06月20日 衆議院 国土交通委員会
[046]
国土交通大臣 羽田雄一郎
八ツ場ダムについては、平成22年9月に検証を開始し、予断を持たずに行うという基本姿勢のもとで、今後の治水対策のあり方に関する有識者会議の中間取りまとめに沿って、透明性を確保しながら、1年余りの期間をかけて検証に係る検討を行ってまいりました。
その結果に対する当有識者会議の御意見を聞いた上で、利根川流域の持つ高い災害リスク、八ツ場ダムの即効性と効果の大きさ、1都5県知事の御意見等を考慮して、昨年12月に、前田前大臣が対応方針を事業継続と決定したものでございます。
平成24年07月09日 衆議院 予算委員会
[012]
民主党 辻元清美
例えば、私は政権交代直後の鳩山政権で国土交通副大臣を務めました。菅政権では総理大臣補佐官を務めました。政権交代後、いわゆるコンクリートから人への予算の組み替えの第一走者で走ったんです。
例えば、ダムを例に挙げたいと思います。
八ツ場ダムのことがクローズアップされております。しかし、この八ツ場ダムのように、つくりかけ、または計画中のダムは全国に83ありました、政権交代して国交省へ入っていったら。国または地方自治体が運営しているものです。これを一旦、全部とめました。そして、再検証しようということをスタートいたしました。その結果、この再検証のプロセスで、八ツ場は継続になってしまいました。
しかし、今、現状を申し上げますと、32の再検証がやっと終わりました。そして、22が継続で、10のダムは中止にいたしました。先日も、新潟県のダムの検証が終わったところです。4つのダムの検証が終わりまして、2つ継続、2つ中止なんです。
国民の皆様には、確かに、たんかを切って、八ツ場ダムとめますと言ってしまった。しかし、とまらなかった。だからだめだと御判断していただくのか、83ものダムを検証して、そして32の検証が終わって10ダムとめたらしいよ、こちらに重きを置いていただけるのか、それは皆さんの判断に委ねたらいいと私は思っています。
しかし、言えることは、前政権ではダム一つとめることも非常に難しかったことも事実なんです。私たちはそういう意味では政治の質を変えたのではないかと私は思っています。しかし、これは、今のダムの例のように、国民の皆様にその実態を見ていただいて御判断をいただくというのが検証の姿だと私は思っております。
平成24年11月02日 衆議院 国土交通委員会
[008]
国土交通大臣 羽田雄一郎
なお、昨年末に事業の継続を決定した八ツ場ダムについては、引き続き官房長官裁定を踏まえて、適切に対処してまいります。