北朝鮮は民主主義

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平成12年03月14日 参議院 外交・防衛委員会
[168]
社会民主党 田英夫
また、北朝鮮問題については、ここまで来るまでにいろいろ御苦労があったろうと思います。北朝鮮という国の状況も考えますと、非常に難しい交渉をこれからもやらなくちゃいけないと思います。これはもうアジア局長は十分現地の方へ行かれたわけですからよく御存じだと思いますが、一つだけ参考になればと思うことを申し上げたいのは、もう20年ほど前、韓国はまだ朴正熙政権のころ、北朝鮮が金日成政権のころに、特に朝鮮総連の人たちを含めて北と南の民主化をやろうとしている人たちの間で大論争がありました。

それは、ここでも申し上げたことがあるんですが、一、民主、二、統一か、一、統一、二、民主かと、そういう議論なんですね。ということは、まず韓国の民主化、金大中さんや金泳三氏がやっていた、それをなし遂げることが第一で、それができなければ統一はできないという議論を主として韓国の民主化を支援していた人たちが主張し、これに対して北朝鮮系の人たちが反対をした。北朝鮮系の人たちは、一、統一だと、まず統一なんだと。統一すれば自然に韓国の民主化ができるという言い方をして大激論をした。今、それが実は現実には、一、民主がもうできているわけですね。



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