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平成22年5月11日 衆議院議員佐藤勉君提出「革マル派によるJR総連及びJR東労組への浸透に関する質問」に対する答弁書
平成22年10月12日 衆議院議員佐藤勉君提出「JR総連及びJR東労組への革マル派の浸透に関する質問」に対する答弁書
平成22年08月03日 衆議院 予算委員会
[053]
自由民主党 平沢勝栄
そこで、次に進めさせていただきたいと思いますけれども、まず、パネルを出させていただきます。
このパネルは、ことしの5月11日、鳩山内閣のときに、佐藤勉衆議院議員の質問主意書に対する政府答弁書なんです。だから、ここにおられる閣僚の皆さんのほとんどは、この答弁書に署名しておられるんです。
何と書いてあるか。
日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派、いわゆる革マル派は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、これまでにも多数の刑事事件を引き起こしている。
これは殺人事件を初めいろいろな事件を引き起こしています。
革マル派は、将来の共産主義革命に備えるため、各界各層への浸透を図っており、全日本鉄道労働組合総連合会、JR総連及び東日本旅客鉄道労働組合内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している。
要するに、JR総連とJR東労組の中に革マル派が相当浸透している、幹部のクラスに相当浸透しているということを皆さん方が認めているんです。その皆さん方が認めているこの組織から、参議院の候補者を公認で出した。ということは、革マルと皆さん方は関係ができてくる、深い関係ができてくるということになりませんか。この基準はどうなるんですか。
[054]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(防災) 中井洽
国家公安委員長として、この答弁書をつくった責任者の1人として、お答えを申し上げます。(平沢委員「いや、簡潔にお願いします」と呼ぶ)
なかなか難しい問題ですから、そう簡単に、また先生含みがある質問が多いものですから、簡単にはいきません。
このとおり、私どもは、JR総連、JR東労組と革マル派の関係については、革マル派が相当浸透していると認識しているのは事実でございます。こういう答弁を作成してまいりまして、私もいろいろ悩んだわけでございます。質問者は前の国家公安委員長でもございます。
したがいまして、私は、このまま閣議にお出しをするという決心を固め、党にも伝えたわけでございます、こういう方向であると。そして閣議の席では、申し上げていいかどうか迷いますけれども、こういう答弁書でいいのかどうか、事実かどうかという御質問もありましたが、私はそのとおりであろう、このように答えたところでございます。
[055]
自由民主党 平沢勝栄
聞かないことをどんどん答えないでください。
この組織の組織内候補者、今度、JR総連とJR東労働組合、そこの政策調査部長という幹部が民主党の公認で全国比例から出て当選しているんですよ。だから、革マルとの関係ができるんじゃないですか。
総理、もう中井大臣はいいですよ、総理、これはおかしくないですか。そういう革マルが幹部に相当浸透しているという組織の代表、組織内候補を公認して民主党が出してくる、これはおかしくありませんかと聞いているんです。総理、答えてください。
[056]
内閣総理大臣 菅直人
いろいろな労働団体、さらにはいろいろな各種の団体、そういうところから候補者が民主党から出たいということで、当時の執行部として判断されて公認をした、そういうふうに理解しております。
[057]
自由民主党 平沢勝栄
JR東労組は革マルが極めて浸透していると皆さん方が認めたんです。
そして、これを見てください。第41回衆議院総選挙のときの、枝野幹事長と、ここにJR東労組支部の執行委員長と書いてありますけれども、この人は革マルの幹部と見られている人です。この人と、立候補に当たってこういう覚書を交わしているんです。
この1の①を見てください。「わたしは、JR総連及びJR東労組」、皆さん方が革マル派が極めて浸透していると言っている、そこの組織「の掲げる綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動します。」こう言っているんです。要するに、その意向どおり動くということじゃないですか。
ちなみに、この労働組合から枝野幹事長は、4年間にわたって400万ほどの資金提供も受けているんです。そして、この執行委員長はその後逮捕されたんです。そうしたら、2006年に、その逮捕は不当だ、冤罪だという集会が開かれて、そこに枝野幹事長は行かれて1時間ほど話もされているんです。
どうなっているんですか。皆さん方が革マルが物すごく浸透しているというその労働組合の候補者を立てて、そして、幹事長はこういった形でその組合と覚書まで交わして選挙応援をもらっている。総理、これはどうなんですか。これは別に、ある程度知られていることなんですよ。この人は革マルですよ、革マルと言われている。それで、これは……(発言する者あり)
いや、かなり知られたことなんですよ。今月号の新潮45を初めとした雑誌にも出ていることなんです。
総理、どうお考えになられますか、党代表として。
[058]
内閣総理大臣 菅直人
労働団体あるいは一般の各種団体と一般的な意味で政策協定や確認書を取り交わすということは、これは多分、自民党におかれてもあり得ることだと思っております。
そういう意味で、ただ、そのことと、党の議員や候補者が御指摘のような団体と特別の関係があるということについては承知をいたしておりません。
[059]
自由民主党 平沢勝栄
特別、承知をしておりませんと言ったって、こんなことはもう周知の事実なんですよ。先ほど言いましたように、新潮45を初めとした公刊物にも出ているんですよ。そういう中で、こういう覚書も交わされている。一言で言えば、革マルと民主党、どういう関係なんですか。
今、大相撲が何で問題になっているんですか。暴力団という反社会的集団といろいろな関係があるから大相撲は問題になっているんじゃないですか。民主党と革マルの関係はどうなっているんですか。この辺は党の代表として、総理、しっかりしてくださいよ。
平成22年11月08日 衆議院 予算委員会
[270]
自由民主党 平沢勝栄
次に、これも岡崎大臣にお聞きします。
革マル派、極左暴力集団、いろいろなテロをやってきた革マル派。革マル派について、民主党内閣は、これは共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団だということを言いました。
そして、今はテロをやっていないけれども、いろいろな団体とか組織に浸透しよう、そういうことを今は考えている集団であるということを質問主意書に対する答弁書で答えられたわけでございますけれども、この革マル派の中で、例えばJR東日本労組の委員長等を歴任した松崎明さん、この方は、革マル派の創設者の1人、最高幹部の1人というふうに見ていいんでしょうか。
[271]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画) 岡崎トミ子
幹部の1人であると思っております。
[272]
自由民主党 平沢勝栄
革マル派の幹部の1人ということを今答弁されました。
大変なことなんですよ。なぜならば、この松崎明さん、今、革マル派の最高幹部の1人ということを国家公安委員長は言われました。その方の運転手をしていた、側近中の側近をしておられた方が、今、民主党の参議院議員の田城郁さんなんですよ。岡崎大臣、それは御存じですか。
[273]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画) 岡崎トミ子
個人の情報に関することでございますので、コメントは差し控えたいと思います。
[274]
自由民主党 平沢勝栄
いや、これは大変なことなんですよ。だって、民主党内閣が、革マルというのは極左暴力集団、大変な集団である、危険な集団であるということを答弁書で言っているわけです。そして、その革マルの最高幹部の1人、それが松崎明さん。その運転手、側近中の側近だった人が、民主党の推薦で、公認で、今参議院議員をやっているんですよ。これについてどう思われるんですか。だったらば、革マルが民主党に浸透してくるということにならないですか。
[275]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画) 岡崎トミ子
国会にいらしている国会議員は、国民の皆さんに選ばれたわけでございます。
いずれにしましても、警察は、もし違法行為が行われれば、あるいは行われるおそれがある場合には、必要な情報を収集して、法に基づいて厳正に対処することにしております。
[276]
自由民主党 平沢勝栄
こういう問題というのはきちんと、やはり公党ですから、私は説明責任があると思いますよ。もちろん、関係が全くなくなっているならなくなっているでいいんですよ。それはやはり疑いは持たれますよ、今まで側近中の側近だったんですから。
それから、数年前、警視庁が革マルの関連した横領事件で家宅捜索をやりました。そうしましたら、田城議員、それから先ほど革マルの最高幹部と言われた松崎明さん、一緒になって国と東京都を国家賠償法で訴えているんですよ。一緒にまだ活動しているんですよ。それでも関係ない、国民から選ばれたからいいということを言われるんですか、大臣は。
[277]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画) 岡崎トミ子
その問題につきましては報告を受けておりません。
[278]
自由民主党 平沢勝栄
国家公安委員長、もうちょっとしっかりしてください。国民が不安を持っているんですよ。ですから、関係ないなら関係なくなったでいいんですよ。きちんとやはり国民の皆さんに説明していただきたいなと。よく調べておいてください。
平成23年02月01日 衆議院 予算委員会
[328]
自由民主党 柴山昌彦
次の質問に移ります。
ごらんください。ここにある質問主意書、我が党の佐藤勉衆議院議員が昨年の4月27日に提出し、それに対する答弁書が、閣議決定の上、5月11日に送付されてきたものです。
枝野長官、昨年の5月11日当時、長官は行政刷新担当大臣として内閣におられました。間違いありませんか。
[329]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
内閣府特命担当大臣、行政刷新担当として内閣におりました。
[330]
自由民主党 柴山昌彦
この質問主意書は、JRの労働組合に、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派、すなわち革マル派が影響力を持っているかということについてのものでした。このように書かれています。
革マル派は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、これまでにも、殺人事件等、多数の刑事事件を引き起こしている。革マル派は、その組織拡大に重点を置き、周囲に警戒心を抱かせないよう党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っており、JR総連及び東日本旅客鉄道労働組合内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している。今後も、革マル派は、組織拡大に重点を置き、党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っていくものと見られる。
こちらの、次のパネルをごらんください。
これは、枝野長官の政治団体が、平成8年以降、今の答弁書にあったJR総連及びJR東労組から幾ら献金を受け取ってきたかを示すものです。一昨年の衆議院選挙の年まで、一時中断の時期もありますが、継続的に合計794万円に上るお金をもらっていたことになります。
枝野長官、あなたが閣議決定に署名した答弁書で問題が指摘されたJR総連、JR東労組からこれだけの献金を受け取ることは道義的に問題があると思われませんか。また、今後も献金を受け取るおつもりがおありなんですか。簡潔にお答えください。
[331]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
私は、連合加盟の各産別といろいろな意味でおつき合いさせていただいておりますが、その連合加盟の各産別とおつき合いをする範囲内で当該労働組合ともおつき合いをさせていただいてまいりましたが、それ以上でもそれ以下でもございません。
今後については、李下に冠を正さずということもございますので、献金等のお申し出があってもお断りさせていただこうと思います。
[332]
自由民主党 柴山昌彦
次のパネルをごらんください。
李下に冠を正さずということを今おっしゃいましたけれども、今後はそれを、内閣官房長官、内閣の方針として内閣の各大臣に周知徹底されるおつもりはありますか。
[333]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
それぞれの政治活動、特に政治資金やその他のことについては、基本的にはそれぞれの政治家がそれぞれの責任でしかるべく対応されるものと思います。
[334]
自由民主党 柴山昌彦
しかしながら、先ほどの答弁書には閣議決定の上署名がされたということを念のために申し上げておきたいと思います。
今の提示させていただいたパネルは、枝野長官が平成8年の、長官の2期目の総選挙の際、仮にYさんとしますけれども、JR東労組大宮支部の委員長と取り交わした覚書です。間違いありませんか。
[335]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
大分前のことでございますので、個別具体的に正確に記憶はいたしておりませんが、一般論として申し上げれば、連合に加盟する各組合とのおつき合いの範囲の中で、そこに示されているような、いわゆるひな形的な政策協定を結ぶことはあると思っておりますので、私の署名だと思いますので、そのような政策協定を結んだことがあるんだろうというふうに思います。
[336]
自由民主党 柴山昌彦
一般論として、慣例的にそのような協定書を結ぶというように今おっしゃいました。
しかしながら、この墨塗りをした方、今申し上げたようにYさんと申し上げますけれども、Yさんは、このころ、JR革マル派のリーダー的地位にあるLC会議のメンバーであり、職場から集めた革マル派のカンパを上納する財政担当者だったんです。
そして、この書面を見ると、1のところに書かれているとおり、「わたし」、枝野長官ですけれども、「わたしは、JR総連及びJR東労組の掲げる綱領を理解し、連帯して活動します。」と明記されています。
さらに、このYさんは、平成14年、方針に従わなかった組合の同僚をおどして脱会を強要したといういわゆる浦和電車区事件で他の幹部とともに逮捕され、東京高裁まで有罪判決が出ています。
枝野長官、長官は、この判決に先立つ平成18年11月に開催された「えん罪・JR電車区事件から4年~7名の完全無罪をかちとる」埼玉県集会に呼ばれて講演をされていますね。決して一般的な関係じゃないじゃありませんか。
[337]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
その協定書に書かれているような趣旨の内容のことについては、個別には名前を挙げませんが、他の労働組合等とも、あるいは労働組合以外の団体とも、一般的な政策協定として締結されることはあるというふうに思っておりますし、それから、今黒塗りにされておられます部分の方について詳細な記憶はございませんが、これは機関と私との間でしたものではありません。連合加盟の産別組合との間で結んだものでございまして、たまたま、当該、そのときのその立場におられた方がどういう立場であったのかということは、少なくともその時点では存じ上げませんでした。
また、今の集会については、詳細について記憶はございませんが、一般的に、私も柴山さん同様、弁護士でございますので、適正法定手続についていろいろな場所で講演を頼まれて、その限りにおいてそういった講演をすることはあるかというふうに思いますが、当該組合の活動そのものについての講演とか何かをしたという記憶はございません。
[338]
自由民主党 柴山昌彦
弁護士として適正手続についての講演をしたということなんですけれども、覚書が交わされた先ほどの平成8年以降の長官と両組合との関係を見ると、実に8回にわたって新年会等の講演会に御出席をされているということなんです。
さらに、昨年夏の参議院選挙で比例当選された田城郁議員は、JR総連の政策調査部長であり、JR東労組の委員長や会長を歴任した革マル派創設者の1人である松崎明氏の側近でした。また、日本鉄道福祉事業協会の元理事長が業務上横領を行ったとされる刑事事件で、田城議員の口座にも入金がなされていたとして、捜索、差し押さえを受けており、田城議員はそれが不当であると国家賠償請求訴訟を提起しましたが、高裁で棄却判決が出て既に確定をしております。
総理、間違いありませんね。
[339]
内閣総理大臣 菅直人
今お聞きになったことを私自身、承知をいたしておりません。
[340]
自由民主党 柴山昌彦
今、述べたことは、昨年10月12日に、同じく佐藤勉議員から出された質問主意書で、あなた方の政府が閣議決定の上、答弁書で書かれたことなんです。
菅総理、私は労働組合の健全な活動を否定するつもりは毛頭ありません。しかし、社会的にさまざまな問題が指摘される過激な活動を行う組織については、断固として政治や行政からの遮断を図るべきだとお感じになりませんか。いかがですか。
[341]
内閣総理大臣 菅直人
一般的に申し上げれば、私たち民主党はいろいろな団体に御支援をいただいております。労働組合でいえば、いわゆる連合の皆さんにも多く御支援をいただいております。そういう中にたくさんの組合があるわけであります。
そういう意味で、そういう皆さんとのおつき合いというのは、基本的には、そういう党と連合との友好関係を背景に、あとは個々の議員なり候補者が判断することだと思っております。
もちろん、今言われたような、組合に限りませんが、社会的に、何といいましょうか、問題が極めてあるということの団体との関係というのは、当然ながらそこは気をつけなければならない、このように思っております。
平成23年02月10日 衆議院 予算委員会
[080]
自由民主党 柴山昌彦
まず冒頭、枝野長官、今、平沢議員の質問にも触れられていましたけれども、革マル派との関係が政府の答弁書で指摘されたJR総連及びJR東労組からの献金について、今月1日、長官は、今後は、献金等の申し出について、李下に冠を正さずということでお断りするとおっしゃいました。
では、既に受け取られた794万円の献金を返すおつもりがあるのですか、ないのですか、明確にお答えください。
[081]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
政治資金規正法に基づいて適正に受領したものでございまして、今後については、いろいろな御指摘もございますので、李下に冠を正さずという考え方から、お申し出があってもお断りをしようということを申し上げましたが、過去にいただいた政治献金については、法に基づいて適正に受領したものでございまして、それについてどうこうしようということは考えておりません。
[082]
自由民主党 柴山昌彦
問題のある団体からの受領でございます。ぜひ返還を検討していただきたいと思います。
平成23年02月21日 衆議院 予算委員会
[081]
自由民主党 平沢勝栄
民主党は組合から大きな支援をもらっているんです。別に、組合から支援をもらっていることについて、どうのこうの言うつもりは全くありません。しかし、その組合が反社会的な勢力に侵されていた場合、その組合からいろいろな支援をもらうというのは大きな問題じゃないですか。会社だってそうでしょう。会社が暴力団あるいは総会屋に毒されている、その会社から支援をもらっていたら、政治家として非難されるでしょう。当たり前じゃないですか。
そこで、前にも質問させていただきましたけれども、JR総連それからJR東日本労組、ここと民主党の多くの議員は、はっきり言ってずぶずぶの関係にあるんです。特に官房長官はずぶずぶの関係にあるんです。
ちょっと最初の、(パネルを示す)ここに、これは去年、鳩山内閣のときに出した政府の答弁書があるんです。ここに何て書いてありますか。日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派、革マル派は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、これまでにも、対立するセクトとの間での殺人事件等多数の刑事事件を引き起こしている、革マル派は、将来の共産主義革命に備えるため、各界各層への浸透を図っており、JR総連それからJR東日本労組内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識していると。
これは皆さん方が認めたものなんです。
そのJR総連とJR東日本労組と皆さん方、多くの議員の方はずぶずぶの関係にあるんです。この認識は……(発言する者あり)
今から説明します、ずぶずぶは。国家公安委員長、間違いないですね、これは。
[082]
国家公安委員長 中野寛成
お答えをいたします。
ずぶずぶかどうかは知りませんが、お読みになられた政府答弁書、これにつきましては、認識は変わっておりません。
[083]
自由民主党 平沢勝栄
これは本人たちも認めているんですよ。JR総連、JR東日本も、革マルが活動していたということは本人たちも認めている。ただし、彼らが言っているのは1999年12月までだと。なぜ彼らはそういうふうに言っているかというと、自分たちの一緒に活動していた仲間が外に出ていって言っているものだから、隠せなくなったものだから、結局、1999年12月までは自分たちの組合の中に革マル派の組織があって活動していた、それは事実だと自分たちも認めているんです。いずれにしましても、これは事実だと。
そして、では、革マル派というのは国民の皆さんはおわかりにならないと思うから、どういう組織か。
2枚目を出してください。革マル派などの絡んだ内ゲバの被害者数、死者だけでも100人を超えていると。これは警察庁の「焦点」という雑誌に書いてあります。それから、過去10年間の革マル派の検挙人員数、平成13年以降、101人。最近は、党派性を隠して組織拡大に重点を置いているんです。だけれども、依然としてこういった事件を引き起こしているんです。
国家公安委員長、間違いないですね。
[084]
国家公安委員長 中野寛成
そのような認識を持っております。
[085]
自由民主党 平沢勝栄
革マル派は、これだけ大きな事件を引き起こしてきた、極めて反社会性の強い団体なんです。それが影響力を行使し得る立場ということは、幹部にですよ、JR総連、JR東日本の幹部にいますということを政府が言っているんですよ。その組織から、官房長官も含めて多くの議員が多額の献金も受け、同時に応援ももらっている、そして、いろいろな刑事事件を引き起こしている、それに対して応援とも思われるような活動をしているということなんです。
与謝野さんは、去年、自民党からたちあがれ日本に移られました。そこで何と言われたか。これは去年の参議院選挙のときの与謝野さんの発言です。もう民主党には我慢ならない、一番ひどいと思うのは、あの過激派の革マルの代表が民主党の比例に入っているというのは、これはもう許しがたいことだと思っていまして。これは、テレビでの政見放送で言われたんです、与謝野大臣。
それから、渋谷駅前での街頭演説。この政権は全共闘時代の新左翼崩れが集まってつくっている政権だと思っている。
この認識は今も変わりませんか、与謝野大臣。
[086]
内閣府特命担当大臣(経済財政政策・少子化対策・男女共同参画) 与謝野馨
私は、極めて常識的なことを言ったと思っております。
[087]
自由民主党 平沢勝栄
与謝野大臣、そのとおりのことを言われたわけでしょう、思っておられることを。それで、今も変わっていないわけでしょう、認識は。
[088]
内閣府特命担当大臣(経済財政政策・少子化対策・男女共同参画) 与謝野馨
一般的に、私は、そう物事に対する認識を変える人間ではありません。
[089]
自由民主党 平沢勝栄
これは、去年、6月13日というのは、菅内閣がスタートした直後なんですよ。その直後に、新左翼崩れが集まってつくっている政権と言われたんです。だったら、その政権に何で大臣として入られたんですか。
[090]
内閣府特命担当大臣(経済財政政策・少子化対策・男女共同参画) 与謝野馨
自分の信念を貫き通すためでございます。
[091]
自由民主党 平沢勝栄
ちょっと、言っていることがさっぱりわかりませんけれども。新左翼崩れの非常に問題のある政権だ、しかし、その政権の中に自分の信念を通すと。
では、例えば、会社が総会屋だとか暴力団に毒されているそういう会社でも、自分は経理だけやっているから全然関係ない、こういうことですか。
[092]
内閣府特命担当大臣(経済財政政策・少子化対策・男女共同参画) 与謝野馨
そういう比喩と私の政治行動を比較していただきたくないと思っております。
[093]
自由民主党 平沢勝栄
与謝野大臣、革マル代表が民主党に入っているのはけしからぬ、許しがたいと言い、そして新左翼崩れの連中がつくっている政権だと御自分で言われて、そして、その政権に今入っているんですよ。政権がかわったわけじゃないでしょう。その政権に入っているんですよ。おかしいと思われませんか。
[094]
内閣府特命担当大臣(経済財政政策・少子化対策・男女共同参画) 与謝野馨
私は、自分のやっている仕事は、社会保障・税一体改革という、菅総理が政治生命をもかけた、本当に真剣にやっている仕事、これを手伝え、こういうことですから、お手伝いをしているわけでございます。
[095]
自由民主党 平沢勝栄
これは、与謝野大臣が幾らいい仕事をしようとしても、まずは信頼が大事なんですよ。大臣に対する信頼が大事なんですよ。こんなことを言われていて、そして今もこの認識は変わらないと言われていて、そして、いい仕事をしたいから入ったんだと言ったって、国民の皆さんはなかなか信頼しないと私は思いますよ。
それで、次に移りますけれども、民主党は、さきの参議院選挙で、革マル派が相当浸透していると言っているJR総連そしてJR東日本労組の組織内候補を公認しました。(発言する者あり)
田城さんです。自分たちが、革マルが相当浸透している、影響力を行使し得る立場に浸透していると言っているその組織の中の候補者を公認候補として立てた。これはおかしくありませんか、総理。
[096]
内閣総理大臣 菅直人
私も多少、かつての国鉄のいろいろな歴史を知っておりますので、そういう問題については、個人的には注意をしながら対応してきているつもりであります。
今御指摘の問題は、私が、もちろんこの9月あるいは6月に代表になる段階ではなくて、その前の段階で公認をされて、手続が終わっていた、そう認識をいたしております。
[097]
自由民主党 平沢勝栄
だって、今、参議院議員として活動しているんでしょう。そうしたら、やはりおかしいと思わなきゃおかしいんじゃないですか。
この田城さん、もちろんJR東日本の事件の関係で家宅捜索も受けている。それがけしからぬといって、賠償請求の訴えを裁判所に起こした。負けていますけれどもね。そういったこともやっている。そして、もともとは、革マルの創設者の松崎明さんの運転手兼ボディーガードと言われている。ここに田城郁さんのポスターがあるんですけれども、ポスターには掲示責任者として名前が出ています。この田城郁さんの掲示責任者というのは、革マルそのものと言われている人です。
それで、住所が品川区西五反田3の2の13となっていますけれども、国家公安委員長、この住所はどういう住所ですか。
[098]
国家公安委員長 中野寛成
目黒さつき会館、これは財団法人日本鉄道福祉事業協会が運営をしているものでありますが、JR総連の事務所も存在していると承知しております。
[099]
自由民主党 平沢勝栄
この目黒さつき会館、今まで警察は革マルの関係で捜索に入ったことはありますか。
[100]
国家公安委員長 中野寛成
捜索に関しては、もう先生、ベテランですからおわかりのように、個別の問題についてお答えをいたしておりません。
[101]
自由民主党 平沢勝栄
いや、個別問題じゃないんですよ。捜索に何度となく入っているんでしょう。何で言えないんですか。もうそんなもの、マスコミにも報道されているんです。公安委員長、何で言えないんですか。
[102]
国家公安委員長 中野寛成
捜索活動について、一つ一つ、お答えは差し控えております。
なぜ答えられないかということでありますが、個別具体的な事件の捜査において、過去に捜査機関の家宅捜索を受けたことがあるかどうかについては、団体及び個人のプライバシー等の権利利益に関する事柄であるということから、お答えを差し控えているところであります。
[103]
自由民主党 平沢勝栄
こんなことは報道に出ているから、私の方から言います。何度となく捜索が入ったところなんです。そこが掲示責任者の住所になっているんです。
防衛大臣、これは去年の2月の防衛大臣室での写真なんです。防衛大臣の後ろに田城議員がおられますけれども、一番右側におられるのは、JR東日本労組中央執行委員長、革マル派と言われている方なんです。大臣はどういう御関係なんですか。
[104]
防衛大臣 北澤俊美
これは、私が生まれ育って、今でも住んでおります長野市の川中島町というところの出身で私の中学の後輩である大久保さんという方が私を非常に応援してくれておるわけであります。その御親戚の方が、私が県会議員になったときから、もう90過ぎている方でありますが、ずっと支部長をしていただいておりまして、そういう関係で、私が大臣になったことに非常に感激をして、ぜひ大臣室を訪ねたい、こういうことでありますから、どうぞということで、そのときに、同僚を何人か御一緒していいですかという話であったように聞いております。
特段、その何とかという方は、私は承知しておりません。
[105]
自由民主党 平沢勝栄
内閣の危機管理はどうなっているんでしょうか。国家の最高機密の中枢である防衛省に、国家を転覆させようという革マル派の幹部が堂々と入っていく。それを迎え入れている、大臣が。これ、危機管理上どうなっているんですか。大臣、もう一回ありますか。
[106]
防衛大臣 北澤俊美
これは、公党である民主党が公認候補として扱っている人物でありまして、その……(平沢委員「いや、こっちじゃない、この右側、一番右側のことを言っているんです」と呼ぶ)
そこで、私はこのことについては知識はありませんけれども、先ほど来お話を聞いておりますと、と言われているとか、とあるとか、そういうことを……(平沢委員「言われているじゃないですよ。何を言っているんですか」と呼ぶ)
私とすれば、この方が反社会的で防衛省へ入れてはいけない国民であるのか、そのことが立証されておるんですか。私はおかしいと思う。
[107]
自由民主党 平沢勝栄
何を言っているんですか。御自分たちが内閣で、その組合は革マル派が相当影響力を行使し得る立場に浸透していると言っているじゃないですか。皆さん方はみんな署名しているじゃないですか。そういう組織の代表じゃないですか。おかしいじゃないですか。
そこで、一番あれなのは官房長官。官房長官は最もこのJR総連、JR東日本労組と関係が深いんです。
これは、1996年に官房長官がJR東日本労組の執行委員長と結んだ覚書。この覚書を結んだ相手は、大臣御存じのとおり、この人物はその後逮捕されて、浦和事件のあれで今最高裁にかかっています。この中で、1の①、「わたしは、JR総連及びJR東労組の掲げる綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動します。」これは今も変わっていませんか。
[108]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
当該覚書を含めて、私は、連合及び連合加盟の産別、単組と呼ばれるいろいろな労働団体、いずれも、連合も、そしてそれぞれの加盟の組合も適法、合法な組織であり、連合の皆さんとは、自民党政権の皆さんも連合の会長さんなどといろいろな協議をされていた、適法、合法な組織であるということはお認めいただけると思います。
そうした組織と一定のおつき合いをさせていただいていることは間違いございませんし、そこに指摘をされている当該組合は、その連合のさいたま市における、当時は大宮市ですが、さいたま市における地域組織の議長を務めている組織でございますので、当然のことながら接点はございます。
私どもの政権が質問主意書等にもお答えをさせていただいているのは、遺憾なことでございますが、そうした適法、合法な連合加盟の組合の中に浸透をしているということでございまして、両者がイコールということではございません。
したがいまして、こうした浸透されている部分が政権その他に悪い影響を与えないようにしっかりと留意してまいらなければいけないというふうに思っておりますが、決して、当該組合そのものがイコールであるということではありませんし、繰り返しますが、適法、合法な連合加盟の一産別、一単組であるということで、そこと適切なおつき合いをさせていただいたということでございます。
[109]
自由民主党 平沢勝栄
官房長官、相当浸透しているというのは、イコールじゃないからいいというんですか。では、例えば暴力団が会社の枢要なところにいても会社全体が暴力団じゃなければいい、総会屋が入っていてもいい、こういうことですか、官房長官。だから、その人たちを排除するように働きかけるのが官房長官の仕事じゃないですか。
[110]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
今おっしゃられた例と、私は、イコールではない、意味がちょっと違っているというふうに思っております。
そして、昨年の5月の質問主意書に対する御答弁でございましたような状況でございますので、適法、合法な労働組合の内部的なことに、一方では政府機関が直接に関与するべきではありませんが、一方で、暴力集団に対する適切な対応ということでは、公安調査庁や警察を中心として適切に対処をされる。内閣としてあるいは政権与党としては、こうした問題もあるということについてはしっかりと留意をして、問題のないように対処してきているところでございます。
[111]
自由民主党 平沢勝栄
官房長官、官房長官はこのJR東日本労組、JR総連の会合に何度となく出ています。そして、平成18年には、この署名した相手が浦和事件で検挙されて、そして一審、二審で有罪になって、今最高裁にかかっているんですけれども、その事件は冤罪だという集会に出て講演しているわけです。
では、官房長官は、この署名の相手方がかかわった浦和事件は有罪だと思っておられるんですか、冤罪だと思っておられるんですか。
[112]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
過日来、その件についての御指摘をいただいておりますが、個別具体的にどのような会合にどういうことで出席したかという詳細な記録は残っておりませんが、私も弁護士の出身でございますので、刑事事件における適正法定手続等について、当該団体に限らず、幾つかの場所でこれまでも講演をしてきているような例はございます。
しかしながら、個別の刑事事件について、国会議員という立場で、しかも政治活動の中で、どこかで、この事件は冤罪であるとか冤罪でないとかというようなことに基づいた発言や行動はしておりませんし、当該事件についても、私は詳細存じ上げませんので、ここでそうしたことをお尋ねいただいても何ともお答えようがない。
ただ、政府の一員としては、政府の機関である検察が適法に起訴しているところでございますから、それに基づいて裁判所で適切に判断がなされるものと考えております。
[113]
自由民主党 平沢勝栄
それならば、昨年の12月13日、官房長官は、岡田幹事長と一緒に、岡田幹事長の呼びかけで、JR総連の委員長、副委員長、政治共闘部長と朝食していますね。朝食懇談会に出ていますね。
[114]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
昨年の秋、岡田克也氏が民主党の幹事長になりました時点から、連合加盟の産業別組合の中で、昨年の参議院の比例区に候補者を出された産別について順次朝食懇談会をしたものでございまして、その中にJR総連もあったことを記憶しております。
[115]
自由民主党 平沢勝栄
では、その懇談会でどういうことが話し合われたんでしょうか。
[116]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
岡田幹事長が各産別の皆さんと懇談をした席の、私は当時は幹事長代理でございましたので、陪席という立場でございますから、具体的に申し上げることをしていいのかどうかわかりませんが、あえて申し上げれば、鉄道事業の現況や雇用情勢その他の現下の経済情勢に関して一般的な意見交換を行ったように記憶をしております。
[117]
自由民主党 平沢勝栄
本当ですか。
官房長官、JR総連通信がこういうふうに書いているんですよ。
民主党から岡田幹事長、枝野幹事長代理などが出席した、JR総連から委員長、副委員長、政治共闘部長が出席した、この中で、JR総連の抱える課題について議論が行われ、1番目に何と書いてあるかというと、「えん罪浦和電車区事件の事件経過と認識、最高裁における闘いについて」、こう書いてあるんです。これが1番目に書いてあるんですよ、JR総連の資料の中に。それは話をしているんでしょう、官房長官。
[118]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
詳細は記憶をいたしておりませんが、しかし、基本的には各産別の皆さんと、例えば、ほかにも鉄道関係の組合の皆さんとお話をしたときにはやはり鉄道事業について話題になりましたし、自動車関係の組合の皆さんとは自動車産業について話題になりましたし、少なくとも私の記憶では、そうしたことについてのやりとりの話をした記憶はございますが、相手方がどういうふうにおっしゃっているかわかりませんが、少なくとも、そこでの中身の中心は今申し上げたようなことであるという記憶でございます。
よくわかりませんのは、先ほど申しましたとおり、当該産別と我々が問題であると考えている集団とはイコールではないということを私ども申し上げておりますが、どうもイコールであるかのようにおっしゃっている平沢委員の方が、そのような団体が出している話を真実であるという前提でお話をされていることの方がよほどおかしな話じゃないかと思います。
私の方の認識は今のとおりであります。
[119]
自由民主党 平沢勝栄
官房長官、聞いていないことを答えないでくださいよ。私は、この話が出たか出ていないかと聞いているんじゃないですか。
[120]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
繰り返し申し上げますが、議事録をとっていたりとかメモをとっていたりとかという性質のものでございませんので、では一から十まで、大体1時間弱だったかというふうには記憶しておりますが、そこで、どなたが何をどうおっしゃったかということを全部記憶しているわけではございませんが、少なくとも私が記憶をしているのは、先ほど申し上げた鉄道事業の状況、それこそ、具体的に申し上げれば、例えば例の国鉄清算事業団のお金の扱いはどうなるんですかみたいな、そういった鉄道事業に絡むような話と、雇用情勢についてお話をした記憶があるという私の現時点での正確な記憶を申し上げているところでございます。
[121]
自由民主党 平沢勝栄
官房長官はこの前も、2005年ですか、警察庁等を呼んで、警察が今行っている現在進行形の捜査について圧力をかけたら、もう覚えていないというようなことを言われて、何か都合が悪くなると記憶がないとか覚えていないとかということで逃げますけれども、では最後に、時間がなくなりましたから、総理、このJR総連から総理は献金をもらっているんですか、もらっていないんですか。
[122]
内閣総理大臣 菅直人
指摘を受けましたので調査をいたしました。2009年、1度だけ組合の方から20万円、支部にいただいております。
[123]
自由民主党 平沢勝栄
総理、これは返すおつもりはございませんか。
[124]
内閣総理大臣 菅直人
この労働組合は連合加盟の組合で、私も連合の皆さんとはきちんとしたおつき合いをしておりまして、そういうことも含めて、応援の気持ちで寄附をいただいたと思っておりますので、返すという予定はありません。
[125]
自由民主党 平沢勝栄
とことんクリーンな民主党と言いながら、とことん汚い民主党になっちゃいますよ、それじゃ。
官房長官、官房長官は1996年から2009年まで、この組合から794万円受け取っているんですね、これはもう前に出ましたけれども。それで、官房長官、前に答弁されました。これを受け取ったけれども、今後は李下に冠を正さずで、これからは献金は受けないと言われました。この李下に冠を正さずというのはどういう意味なんですか。
[126]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
済みません、事前の通告もいただいておりませんし、漢文についての正確なことを、意味合いはと言われても、私もここで正確でないことを申し上げてはいけないと思いますので、正確な李下に冠を正さずの意味をお答えするべき立場ではないというふうに思っておりますが、昨年5月の、質問主意書でもお答えをしたように、当該組合とイコールでは決してありませんけれども、当該組合の中にそうした方がいるということは内閣としても認識をしているところでございますので、そうした方との関係を疑われるのは本意ではありませんので、したがって、今後はそういったことについて、お申し出があったとしてもお断りをしようということを申し上げたところでございます。
[127]
自由民主党 平沢勝栄
JR総連の前委員長はこう言っているんですよ。この前、2月4日にJR総連の中央委員会が開かれたんです。ここで何と言っているかというと、何とも情けないことに、我々が応援している何とかという官房長官が、李下に冠を正さずなどと証言したのである、つまり、疑わしいところからは今後金をいただきませんということを証言したのである、許しがたい行為である、民主党などに今後抗議していかなきゃならない、これを来賓として来たJR総連の前委員長が言っているんです。だから返せないんじゃないですか。
[128]
内閣官房長官・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策) 枝野幸男
私が当該組合と必ずしも特別な関係でないということについて、今そちらからお話しいただいて大変ありがたいというふうに思っておりますが、私は、従来から自分の政治姿勢、政治信念に基づいた行動をとってきておりますので、特定の団体に影響を受けるようなことは一切受けずにやってきております。
なおかつ、これまでいただいた政治献金等については、政治資金規正法に基づいて、当該連合加盟の適法に存在する団体から適切な範囲内でいただいたものでありますので、それをお返しする必要はないと思っておりますが、今後については、あらぬ疑いをかけられるのは心外ですのでいただかないということでございますので、決して矛盾するものではないと思っております。
[129]
自由民主党 平沢勝栄
時間が来たから終わりますけれども、あらぬ疑いじゃないんです。問題があるということを自分たちが認めているんです。その団体から献金も受けている、そして官房長官は働きかけもしている、これはおかしいじゃないですか。この辺は、これで終わりません、これからも引き続き質疑を続けさせていただきたいと思います。
では、時間が来たから終わります。
平成23年12月05日 衆議院 予算委員会
[087]
自由民主党 河井克行
次は山岡賢次大臣、お尋ねをする。
政権交代後、あなたはこれまで、政治的な圧力を政府にかけたことはありませんか。
[088]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
おっしゃっている意味がよくわかりませんが……(河井委員「いや、質問したとおりですよ」と呼ぶ)
政治的圧力を……(河井委員「政府にかけたことがあるかないか」と呼ぶ)
[089]
委員長 中井洽
勝手にそこで質疑をしないようにしてください。わからないならわからないで結構です。
[090]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
そういう覚えはありません。
[091]
自由民主党 河井克行
失礼しました。
今、覚えがないということでした。
では、特定の労働組合から何か政府に対して、政治的な圧力について依頼を受けたことはありませんか。
[092]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
何のことをおっしゃっているかよくわかりませんが、ないと思っています。
[093]
自由民主党 河井克行
ないとお答えがあった。
山岡大臣は、JR総連推薦議員懇談会の代表をお務めですね。JR総連の構成団体であるJR東労組から、これまで政府に対して何か依頼は受けられたことはありませんでしょうか。
[094]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
数人の代表であることは確かでございますし、JR総連の候補者というのがたまたま栃木県の宇都宮出身者ということもあり、また、以前、北関東の候補者を御推薦いただいたということもありますので、前回の参議院選挙なんかでは、いろいろとできる御支援はしていたのは覚えております。
[095]
自由民主党 河井克行
いや、ですから、その御支援の結果として、何かJR東労組から政府に対しての特定の依頼などはお受けになったことはありませんか。
[096]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
記憶にありません。ないと思っています。
[097]
自由民主党 河井克行
山岡大臣は、今までJR東労組の定期大会にお行きになり、来賓あいさつなどをされたことはありませんか。
[098]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
大臣あいさつはしたことはありません。ただ……(河井委員「来賓、来賓あいさつ」と呼ぶ)
来賓あいさつはしたことはあります。
[099]
自由民主党 河井克行
2010年6月13日、東京ベイ幕張ホールでの第26回JR東労組の定期大会で間違いないですね、お答えください。
[100]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
正確な記憶はありませんが、選挙の応援で行ったというような覚えがあると思います。
[101]
自由民主党 河井克行
ここに、JR東労組のホームページから、その日の模様を打ち出してきました。来賓として、民主党山岡賢次副代表、ほかの議員も名前を書いていますが、きょうここでは言いません、副代表らから連帯のあいさつをいただきました。
連帯のあいさつをいただいたということなんですが、どのような連帯のあいさつをされたんでしょうか、内容をお示しください。
[102]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
私は、連帯のごあいさつという言葉は使いません。そして、どのようなあいさつをしたかといいますと、選挙でございますから、あるいは選挙以外でも、まあ、偉そうなことを言うわけじゃありませんが、いろいろなところでいろいろなあいさつをしておりますから、特定のあいさつの記憶はありません。
[103]
自由民主党 河井克行
その中で、JR東労組から特定の依頼を政府に対して受けて、それに対して山岡副代表が答えたという趣旨の発言はしていらっしゃいませんか、お答えください。
[104]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
記憶にありません。
[105]
自由民主党 河井克行
記憶にありません、よくこの質疑でも出てくる常套句だと思いますが、記憶がないのでありましたら、思い出させてさしあげましょう。ここにそのメモがあります。
あなたは、先ほどから一切否定ばかりしてこられた。いいですか。政権交代後、政治的な圧力を政府にかけたことはない、特定の労働組合から依頼を受けたこともない、JR東労組から何か依頼を受けたこともない、何もない、何もない。ところが、ここではこのようにおっしゃっている。
自民党の同僚の栃木4区の佐藤勉さんが提出した質問主意書。その質問主意書というのは、革マル派によるJR総連及びJR東労組への浸透に関する質問主意書でありますが、これについて、先ほどお話があったが、内閣に対して質問主意書ということを出せるようになっているが、これは当然、JRさんへの攻撃であると同時に、私への攻撃でもある、そんなことは十分覚悟の上で、この対応についても内閣に対して強く抗議を申し上げた。何をやっているんだ、こういうふうに申し上げたら、何となく、ぼそぼそぼそぼそ答えていたが、その答えによれば、質問主意書というのはある程度機械的に処理をしており、警察がそれに対する担当としての答えを上げているんだと、しかし、内閣できちんと把握をしているんだろう、こう申し上げたら、最終的には、その扱う大臣、つまり警察を担当している大臣になるわけだが、特に名前は申し上げないが、西の方にいらっしゃる大臣さんであるわけでございまして、そういうことで、今後こういうことは十分注意するように、こういうふうに申し上げたと書いてあるんです。
内閣の決定、すなわち閣議決定に自分自身が介入した、これは、自分が内閣に対して影響力があることを自慢している発言ですよ。
山岡国家公安委員長、御自分の発言だとお認めになりますね。
[106]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
選挙中にいろいろなことは話すし、いつも申し上げておりますけれども、そこの趣旨なぞを解しながら話しておりますが、しかし、実際にそのことを政府に圧力をかけるだとか、また、影響力を及ぼすというようなことはしておりません。
そして、私がそう申し上げたのは、この相手の佐藤勉さんという人は、ふだん質問主意書なぞは一回も出したことのない人でございまして、しかし、私がJRさんとおつき合いになっているということを誹謗中傷しようという趣旨でお出しになったのではないか、こういうことを申し上げたわけでございます。
[107]
自由民主党 河井克行
答えてください、山岡大臣。
今の発言は御自分のものと認めるかどうか。イエスかノーか。
[108]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
選挙中のあちこちでの発言については記憶しておりません。
[109]
自由民主党 河井克行
そう思って、きょうは、ここに、その日の模様を録音したCD―ROMを持ってまいりました。聴衆の拍手や笑い、そして山岡さん自身の息遣いまでもが聞こえる大変生々しい物です。
先ほど、西の方の方で警察を所管する大臣というのは、予算委員長ですね。
[110]
委員長 中井洽
はい。
[111]
自由民主党 河井克行
今、予算委員長から御答弁がありました。
平成22年8月3日、衆議院予算委員会で平沢勝栄議員の質疑に答えて、当時の中井国務大臣、国家公安委員長は、このようにおっしゃっている。
この質問主意書について、「このとおり、私どもは、JR総連、JR東労組と革マル派の関係については、革マル派が相当浸透していると認識しているのは事実でございます。」その後、「私は、このまま閣議にお出しをするという決心を固め、党にも伝えたわけでございます、こういう方向であると。」云々とお答えになったことがちゃんと議事録に載っている。
つまり……(山岡国務大臣「委員長」と呼ぶ)
質問していない。つまり、間接的に、当時の中井国家公安委員長、今あちらに座っていらっしゃる衆議院予算委員長は、党からさまざまな働きかけがあったということをこの御答弁でおっしゃっている。
委員長、これは事実なんです。先ほど大臣は記憶にないとおっしゃった。私が言っていることは事実なんです。どっちが正しいか。だから、ここにCD―ROMがありますから、これはしっかりテープを聞いて照らし合わせてもらいたい。どちらが事実なのか。
[112]
委員長 中井洽
私にお尋ねの部分だけお答えいたします。
答弁についてはそのとおりでありますが、党にも申し上げたというのは、私から、こういう質問主意書に対する答弁をする予定ですということを申し上げたのでありまして、党から何か言われたわけではありません。
[113]
自由民主党 河井克行
しからば、これは全くもって、山岡大臣が、何も仕事をしていないのに、仕事をしたふりをした疑いも出てきたわけですよ。
今、予算委員長、しっかりとうなずいていらっしゃる。これは予算委員長の名誉にもかかわる問題ですよ。このメモにはちゃんと書いてある。
もう1回言いますよ。その扱う大臣、つまり警察を担当している大臣、特に名前を申し上げないが、西の方にいらっしゃる大臣さんであるわけでございまして、今後そういうことは十分注意するようにと、こういうふうに申し上げておいた。
お答えください。
[114]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
申し上げた記憶はありません。
[115]
自由民主党 河井克行
ですから、このテープを、しっかりとこれ、ちゃんとやってくださいよ。ちゃんと理事会で聞いてください、委員長。理事会で聞いて、私の言っていることは事実なんだから。私の言っていることと大臣の言っていることと、どっちが正しいか、きちんと照合していただきたい。
[116]
委員長 中井洽
テープは聞かせていただきますが、山岡大臣は間違っているとは答えていません。記憶にないと答えているだけです。
[117]
自由民主党 河井克行
その記憶を思い出させて確かなものにしてあげるために、この証拠の物があるわけですよ。
後刻、理事会でしっかりと協議をして、これを再生して聞いてくださいよ。
[118]
委員長 中井洽
はい、理事会で協議いたします。
[119]
自由民主党 河井克行
5月11日に、当時の鳩山由紀夫内閣総理大臣から衆議院議長あてに答弁書が送られてきました。そしてその後、さっき言ったJR東労組の大会は6月13日です。ここで、そのとき鳩山内閣で政府がJR東労組をどのように認識していたかということについて紹介をしたいと思います。
先ほど言いました、同僚の佐藤勉議員は、「政府においては、JRという公共交通機関の労働組合に、過激派・革マル派が浸透している事態を看過することなく、国の治安維持のために取り組みを強化すべきであると考える。」よって、「JR総連・JR東労組には、現在も革マル派が相当浸透し、同派幹部が多数存在しているとみてよいか。」といった質問主意書でありました。
それに答えて、平成22年5月11日、内閣総理大臣鳩山由紀夫から衆議院議長横路孝弘殿あて、このように答えています。大事なところですので、朗読をいたします。
日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(以下「革マル派」という。)は、共産主義革命を起こすことを究極の目的としている極左暴力集団であり、これまでにも、火炎びんの使用等の処罰に関する法律違反事件や対立するセクトとの間での殺人事件等、多数の刑事事件を引き起こしている。革マル派は、将来の共産主義革命に備えるため、その組織拡大に重点を置き、周囲に警戒心を抱かせないよう党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っており、全日本鉄道労働組合総連合会(以下「JR総連」という。)及び東日本旅客鉄道労働組合内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している。今後も、革マル派は、組織拡大に重点を置き、党派性を隠して基幹産業の労働組合等各界各層への浸透を図っていくものと見られる。
総理大臣、総理大臣の革マル派に対する認識は、この鳩山内閣の答弁書と同一と考えていいですね。
[120]
内閣総理大臣 野田佳彦
政府の答弁と同一でございます。
[121]
自由民主党 河井克行
では、山岡大臣にお尋ねをいたします。
あなたの御認識をお聞かせください。
[122]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
革マル派というのはそういうものだと思っております。政府の認識と同じです。
[123]
自由民主党 河井克行
いや、革マル派とはだけじゃなくて、もう1回言いますよ。
JR総連及びあなたが推薦議員団の代表を務めている東日本旅客鉄道労働組合内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している、あなたも同じ認識ですね。
[124]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
そういう情報があるということは聞いております。
[125]
自由民主党 河井克行
いや、情報があるじゃないんですよ、大臣。民主党がつくった鳩山内閣総理大臣時代も、この答弁書は閣議決定をしている。今、現職の野田佳彦総理大臣も政府の答弁と同じだと答弁された。あなたは違うんですか。
情報があると認識しているは全然違いますよ。この政府答弁書どおりの認識で間違いないですね、国家公安委員長殿。
[126]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
政府の一員として、そのとおりでございます。
[127]
自由民主党 河井克行
あら、またどこかで聞いたような、この前、平岡法務大臣が在日米軍再編で、岩国で聞いたようなことですね。
政府の一員としてということは、個人では違うということですか。一人の政治家としては、この認識、自分とは違うということですか。お答えください。
[128]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
率直に言って、私は実態がどうなのかということを正確に認識しているわけではありません。ただ、政府がこういうことですから、そうであるということでございます。
しかし、そのJR総連の候補者については、連合さんが推薦し、党の公認候補の、その大会でございます。
[129]
自由民主党 河井克行
あなたは、単なる国務大臣の一人じゃないんですよ、今のお立場は、この質問に答える立場は。あなた、主管大臣ですよ。警察の、全国の警察組織、公安も含めて、そのすべてを統べる立場にある国家公安委員長として今答弁されたんですか。
もう一度はっきりと言っていただきたい。革マル派とあなたが推薦議員懇談会の代表をしている、そして来賓のあいさつで連帯のあいさつをしたと向こうが言っている、東日本旅客鉄道労働組合との関係、はっきりとお答えいただきたい。
[130]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
繰り返しお答えを申し上げますが、国家公安委員長としては総理のおっしゃったとおりの認識でございます。
ただ、委員は、個人としてはとお聞きになったものですから、私の個人としては過去においては正確にそういうことを見分けることができたわけではありません、こう申し上げたのであります。
[131]
自由民主党 河井克行
もう一度お尋ねをしますよ。
そういった今までのいろいろな、JR東労組のおつき合いを含めて、今あなたが座っているいすは国家公安委員長ですね。国家公安委員長として明確に、総理も今言ったじゃないですか、JR東労組の中には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透している、その認識で違いはないですねと聞いているんです。イエスかノーかしかないんですよ、これは。
[132]
国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 山岡賢次
何度もお答えしておりますが、国家公安委員長として、イエスです。
[133]
自由民主党 河井克行
野田総理大臣は、山岡国家公安委員長が革マル派との関係を鳩山内閣の答弁書で認めたJR東労組の大会で来賓あいさつをした事実を、閣僚任命前、御存じでしたでしょうか。
[134]
内閣総理大臣 野田佳彦
閣僚任命前には知りません。
[135]
自由民主党 河井克行
これはだれでも読めるホームページですよ、さっき言った、来賓あいさつしたというのは。平岡法相のときと全く同じじゃないですか。朝鮮総連の支配下にある東京小平市の朝鮮大学校創立祝賀宴会で祝辞を言ったことを御存じでしたかと言ったら知らなかった。一体、この内閣は、閣僚になる前に、何をそれぞれの候補者の検査をしているんですか。
しかも、もう一度言うけれども、警察が一生懸命仕事をしているその対象の1つなんですよ、革マル派というのは。その革マル派が相当浸透しているJR東労組の定期大会に、あなたが任じようとする人が行ったということを知らない。これは目が節穴だということじゃないですか。
総理大臣、あなたは、こんな圧力をかけた、閣議決定をする答弁書の内容をねじ曲げようとした人物を閣僚に任じた。しかも、よりによって、極左暴力集団を取り締まる警察組織のトップに据えたんです。
この事実が明らかになった今、総理大臣、今後はどうしますか。こんな前科のある国家公安委員長は、即刻罷免をすべきだと思いますが、それについての答弁をしていただきたい。
[136]
委員長 中井洽
河井さん、前科という言葉は後で御訂正願います。(河井委員「はい」と呼ぶ)
野田佳彦大臣。もう時間がありませんから。
[137]
内閣総理大臣 野田佳彦
前科は明確に取り消してください。(河井委員「はい」と呼ぶ)
その上で申し上げますけれども、先ほど鳩山政権における閣議決定した答弁書は、当然我々も共通認識であります。
その上で、JR総連の大会に党を代表して副代表が出るということは、これは別におかしな話ではありません。連合の傘下の1つの組合であって、その関係から、我が党から副代表が出てあいさつをするということは別におかしい話ではありません。矛盾しません。
[138]
自由民主党 河井克行
前科は前歴に、明確に否定をさせていただきます。
その上で、閣議決定の文書にある、革マルによる各界各層への浸透を総理が結果的に許すということになるんですよ。
[139]
委員長 中井洽
河井さん、時間が来ています。
[140]
自由民主党 河井克行
そのことについて御答弁をいただきたい。
[141]
委員長 中井洽
時間がありませんので、ここで打ち切らせていただきます。
これにて稲田君、河井君の質疑は終了いたしました。
平成25年12月05日 参議院 国家安全保障に関する特別委員会
[147]
みんなの党 和田政宗
次の質問、特定の政党を攻撃する意図は毛頭ありませんけれども、今申した観点から事実確認のための質問をします。
政府答弁では、JR総連やJR東労組には極左暴力集団・革マル派が相当浸透しているとしています。そのJR総連やJR東労組から推薦や献金を受けた議員が、民主党政権時代、主要閣僚や国家公安委員長になっています。
こうした組織に恩を売られますと、何かで返すという懸念も生まれます。民主党政権時代、こうした閣僚による秘密の漏えいはあったのでしょうか。事実確認のために聞きます。
[148]
政府参考人(警察庁警備局長) 高橋清孝
お答え申し上げます。
警察としましては、これまで閣僚などから革マル派等の極左暴力集団に情報が漏えいしたとの情報には接しておりません。
一般論として申し上げれば、革マル派等の極左暴力集団の動向につきましては警察として十分に注意を払っているところでございます。
平成26年10月30日 衆議院 予算委員会
[044]
内閣総理大臣 安倍晋三
自民党が野党時代の姿勢について御批判をされました。確かに、枝野大臣の問題点を随分追及したことがあります。
それは例えば、殺人や強盗や窃盗や盗聴を行った革マル派活動家がいますね。この革マル派活動家が影響力を行使し得る主導的な立場に浸透していると見られるJR総連、JR東から、これを答弁として、質問主意書によって、これはそういう団体であるということを認めたのは、枝野大臣が大臣をしておられたときの内閣でこれはまさに認められたわけでございます。(発言する者あり)
[045]
委員長 大島理森
御静粛に。
[046]
内閣総理大臣 安倍晋三
そして、その団体から枝野議員は、約800万円、献金を受けていた。これは殺人を行っている団体でありますから、そういう団体が影響力を行使しているというのは、これはゆゆしき問題ではないですか。だから、それは当然、枝野当時の大臣に答弁を求めたことであります。これは重大な問題であるからこそ申し上げているわけであります。
今、そういうことを総理大臣が言うのはどうかというやじが辻元さんから飛びましたが、でも、自分たちが言われたら、都合の悪いことは黙ってもらいたい。でも、事の軽重からいえば、何件も殺人を起こしている活動家が浸透している、それを認めたのは、まさに枝野さんが入っている内閣が認めた、つまり枝野さんはそれを認識していたわけでありますから、そういう議論を当時自民党がしていたわけでありまして、これは当然、私は議論をしなければならないことではないか、こう思っております。
そこで、今、枝野委員から御質問がございました。江渡大臣も、誠意を持って説明をしているところでございまして、私は、江渡大臣の説明でかなり尽きているのではないか、このように理解をしているわけでございます。同時に、宮沢大臣においても、誠意を持ってしているところではないか、このように思っているところでございます。
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民主党(民進党) 枝野幸男
誹謗中傷合戦はやめた方がいいとおっしゃったのは総理だというふうに思っていますが、私はあのときも明確に答弁をしております。
私は、総理も政労会見等で公的な存在として、社会的存在として認めておられる連合加盟の産別とはおつき合いをしていますが、そうしたところの中にいろいろな方がいる。それであれば、経済団体の中にも、犯罪行為を犯す企業が経済団体の中に加入しているケースもあるじゃないですか。だからといって、経済団体の幹部の方と会わないんですか。
私は、まさに、社会的に認められている連合傘下の産別とおつき合いはしました。しかし、その中の構成員にいろいろな方がいらっしゃったとしても、その方と個人的なおつき合いをしたわけではない。まさに連合傘下の産別とおつき合いをしたとそのときに明確に申し上げましたし、まさに私は筋が通った答弁をさせていただいたつもりですから、その後、そのことについてどこかから問題だと指摘をされておりません。