民主党への外国人献金 ~ 野田佳彦総理大臣 田中けいしゅう法務大臣

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平成23年03月08日 衆議院 財務金融委員会
[067]
公明党 竹内譲
野田財務大臣は、今後も前原さんが国会等で説明する政治責任はあるというふうに思いますか。

[068]
財務大臣 野田佳彦
いわゆる外国人の献金の問題については、外務大臣という重たい役目をやめるということで本人なりの一つのけじめだと私は思いますが、そのほか必要に応じて、きちっとそれぞれの場で説明責任を果たしていくべきだろうというふうに思います。





平成23年08月23日 参議院 財政金融委員会
[278]
自由民主党 西田昌司
ついでにもう一つ言っておきましょう。

先ほどから、小沢さんの話が佐藤委員の方から出ました。これも全くモラルに反する話ですが、私がもう一つあきれているのは、菅総理も外国人から献金をもらってまだ居座っておられるけれども、外国人から献金をもらったといって、それを理由に外務大臣を辞めた方が今度代表選に出るということが報道されているんですよ。

あり得ないですよ。あり得ない。

野田大臣、あなたは、あなたも総理候補の一人でありますけれども、そういう形で外国人献金を受けて辞められた方があなたと一緒に代表選に手を挙げる、これはどう思われますか。全くこれは問題だとは思いませんか。

[279]
財務大臣 野田佳彦
それぞれの方が志を持って代表選挙に出られる、その方を云々するということは私はコメントを控えたいというふうに思います。

[280]
自由民主党 西田昌司
あのね、そういう次元の話じゃないんです。現に、何の理由でそれじゃ大臣を辞められたんですか。その話の説明がされてないままですよ。次、もう一度次はワンランク上の総理になるために手を挙げる、一体何なんですか、これは。笑い話にもならないじゃないですか。

そういう方が出てこられることに対しても物が言えないというのはなぜか。それは、菅総理、あなた始め歴代代表が全くモラルにもとる行為を平然とやりのけてきたと。これは政治と金だけじゃないんです。あなたは今、私と政策論争やりたかったとおっしゃったけれども、政策論争やる前のモラル違反なんです。そして、政策の一番の要であったマニフェスト自体が全てでたらめであったじゃないですか。そのことに対しても、いまだにあれは誤りだったということをちゃんと認めていないんですよ。

そういうことがまかり通るから、小沢さんのような方に詣でて多数をお願いしたり、外国人献金で辞められた方が今度は一段上の総理大臣に立候補する、こんなばかげた話になってしまうんですよ。

それは全てあなた方が身から出たさびだということをこの場で私は付言しておきます。





平成23年09月14日 衆議院 本会議
[003]
自由民主党 谷垣禎一
一向にやまない民主党の政治資金問題について伺います。

鳩山元総理の子ども手当問題、小沢元代表の陸山会事件、前原政調会長の外国人や脱税関係企業からの献金問題、同じく蓮舫行政刷新担当大臣の脱税関係企業からの献金問題、そして野田総理御自身も外国人及び脱税関係企業からの献金問題を抱えておられます。クリーンな政治を掲げる民主党に蔓延するこの風土病について、だれからも十分な説明はなされてきませんでした。

総理は、国会においても説明責任を果たすべきでありますが、この場においても、その経緯と責任について誠実な答弁を求めます。

[004]
内閣総理大臣 野田佳彦
私個人の政治資金の問題については、これまで国会答弁等でお答えをしてまいりましたけれども、最近御指摘をいただいた外国籍の方からの寄附問題に関しては誠実に対応していきたいと考えており、現在、専門家にも御協力いただき、調査をしています。結果が出ましたら、改めて御報告をいたしたいと考えております。



[011]
自由民主党 古川禎久
次に、外国人地方参政権について伺います。

鳩山元総理は、かつて、日本列島は日本人だけのものではないと驚愕すべき珍説を披瀝して外国人への地方参政権の付与を強行しようとしましたし、菅前総理もまた同様でした。しかし、日本国憲法15条は、参政権を国民固有の権利と規定し、外国人への付与を認めてはおりません。また、基地問題、領土問題など我が国の安全保障上も大いに懸念のあるところであり、到底許容できるものではありません。

我が国の主権を直接毀損するこの問題について、野田総理はどのようなお考えをお持ちでしょうか。御所見をお伺いいたします。

総理のみならず、菅前総理、前原元外相への外国人献金が明らかになっています。外国人献金が禁じられるのは、単に政治資金規正法の要請だからというよりも、祖国に奉ずる政治家としての最低限の良心だからであります。

野田総理は、菅前総理の外国人違法献金問題について、どのようなけじめをつけるお考えでしょうか。総理の御答弁を求めます。

また、党の最高幹部が献金を受けていることと、外国人への参政権付与の動きが活発であることが全く無関係なのかどうか、心ある国民は疑っております。その点、総理の御説明を求めます。

[012]
内閣総理大臣 野田佳彦
永住外国人への地方参政権付与についての御質問をいただきました。

永住外国人への地方選挙権付与の問題については、さまざまな意見があり、各党各会派においてしっかり御議論いただくことが必要であると考えます。

政治資金規正法問題に関する御質問をいただきました。

前内閣の閣僚の、政治家個人としての政治資金の問題に関して御質問をいただきましたが、これは、政府としてお答えするべき問題ではなく、政治家それぞれが説明し適正な措置を講じるべきものであり、また、菅前総理も国会答弁等で説明するべきはしてきたと考えております。

また、定住外国人の地方選挙権の問題について、現在の民主党が極めて慎重に検討していることは御承知のとおりであり、過去において政治家個人が外国籍の方とは知らずに寄附をいただき、事実が確認された時点で返金等の措置を講じていることとは関係がないというふうに思います。

なお、谷垣総裁と同じという形で御質問をいただいた、高校無償化に関する朝鮮学校の審査再開についてでございます。これは、恐縮でございますが、先ほど申し上げたことと同じになります。

朝鮮学校の審査手続については、菅前総理が関係閣僚と相談し、事態が昨年の砲撃以前の状況に戻ったと総合的に判断し、審査手続の再開を指示されたところでございますけれども、朝鮮学校を指定するかどうかについては、今後、文部科学省において厳正に審査を行うべきと考えております。





平成23年09月15日 衆議院 本会議
[003]
公明党 井上義久
そこで、まずは、総理自身の政治献金問題についてただしたいと思います。

その一つは、みずからの政治資金団体に、政治資金規正法で禁じられている在日外国人複数名から献金を受けていたというものであります。さらに、法人税を脱税していた企業からの献金やパーティー券購入もあったと報じられています。総理、これらは事実ですか。

政治と金の問題は、民主党政権誕生以来、尽きることなくまとわり続けてきました。鳩山元総理の実母からの巨額の資金提供や亡くなった方々からのいわゆる故人献金、小沢元幹事長の資金管理団体をめぐる事件等々、指摘すれば切りがありません。

さらに、菅前総理の資金管理団体から市民の会と称する政治団体へ6250万円もの渡し切り献金、民主党全体では1億5000万円を超える金が流れ込んでいたという事実が明らかになりました。

なぜ一政治団体にこれほどの巨額の資金が流れ、また、その資金がどのように使われたのか、説明責任は全く果たされておりません。

この市民の会への渡し切り献金について、民主党として調査し、国民に説明すべきと思いますが、総理、いかがですか。

[004]
内閣総理大臣 野田佳彦
私個人にかかわる団体の寄附等に関する御質問をいただきました。

私個人の政治資金にかかわる問題については、例えば、脱税企業との御指摘の法人に関しては、これまで国会答弁等でお答えをしてきましたとおりであり、既に返金をしております。また、最近御指摘をいただいた外国籍の方からの寄附問題に関しては、誠実に対応していきたいと考えており、現在、専門家にも御協力をいただき、調査をさせていただいております。結果が出ましたら、改めて御報告をいたしたいと考えております。

菅前総理の政治資金に関する御質問もいただきました。

政治家個人としての政治資金の問題に関しては、政治家それぞれが説明し適正な措置を講じるべきものであり、菅前総理も、国会答弁等で説明するべきはされ、政治資金収支報告書にも記載されていると理解をしており、党として調査をする必要はないと考えております。





平成23年10月31日 衆議院 本会議
[003]
自由民主党 谷垣禎一
まず、野田総理御自身の外国人及び脱税関係企業からの献金問題について、今国会において説明責任を必ず果たしていただくよう求めます。

9月3日に、調査する、結果が出たら報告すると述べてから、途中経過の報告も公表のめども示さないままに2カ月がたちます。

また、小沢元代表に対し、国民から選ばれた公人として、証人喚問に応じ国会においてその説明責任を果たすよう、民主党代表として指導力を発揮するのかどうか、総理は、誠実かつ明確にお答えください。

[004]
内閣総理大臣 野田佳彦
政治と金の問題についての御質問をいただきました。

御指摘の、外国籍の方からの寄附問題については、誠実に対応したいと考え、専門家による御協力をいただき、時間はかかりましたが調査をしてまいりました。国会でお取り上げいただいた問題ですので、国会の質疑の中でお答えをしていきたいと考えておりました。

調査の結果、私の資金管理団体において、過去に寄附をいただいていた方2名が外国籍であった事実が判明し、今月26日に全額を返金いたしました。なお、1名の方は、平成18年を最後に、7年間で合計26万1000円、もう1名の方からは、平成15年を最後に、間は飛びますが、3年で合計21万円の寄附でございました。

この寄附は日本人名での寄附であり、団体の会計担当者も、外国籍の方とは知らず、気がつきませんでした。私自身も、お2人が外国籍であることは全く存じ上げませんでした。また、お2人に寄附をいただいていたこと自体、私自身は認識をしていませんでした。

大変申しわけなく思っており、御心配と御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。

今後、返金した事実については政治資金収支報告書に記載するとともに、専門家の御指導をいただき、このようなことのないよう、十分注意していきたいと考えております。

なお、脱税企業からの献金という御指摘に関しては、税務に関する事実関係を承知しておりませんでしたことは、既に国会でお答えしたとおりでございます。





平成23年11月15日 参議院 予算委員会
[835]
自由民主党 西田昌司
それで、次に行きます。

野田総理、野田総理の外国人献金の問題ですよ。野田総理の外国人献金が報道されましたね。事実関係、教えてください。

[836]
内閣総理大臣 野田佳彦
先般の本会議における谷垣総裁への中での御答弁にも申し上げましたけれども、調査の結果、私の資金管理団体において過去に寄附をいただいていた方2名が外国籍であった事実が判明し、今月26日に全額返金をいたしました。

なお、1名の方は平成18年を最後に7年間で合計26万1000円、もう1名の方からは平成15年を最後に、間は飛びますけれども、3年で合計21万円の寄附でございました。この寄附は日本人名での寄附でもあり、団体の会計担当者も外国籍の方とは知らず、気が付きませんでした。

私自身もお2人が外国籍であることは全く存じ上げませんでした。また、お2人から寄附をいただいたこと自体、私自身、認識をしていませんでした。

大変申し訳なく思っております。御心配と御迷惑をお掛けしたことに深くおわびを申し上げたいというふうに思います。

[837]
自由民主党 西田昌司
このお2人の方との面識はどうなんですか。

[838]
内閣総理大臣 野田佳彦
面識はございます。お1人の方は、私が浪人中、地域の訪問活動をやっているときに声を掛けていただいて、飲食店を経営をされていて、1回そこのお店に行ったことがあります。それから……

[839]
自由民主党 西田昌司
その人の名前は何というんですか。

[840]
内閣総理大臣 野田佳彦
個人名でございますので。それは船橋に住んでいる方の方です。もう1人は、松戸に住んでいらっしゃる方は、地域の奉仕活動、ボランティア活動で御一緒させていただいて、一緒に地域のために汗をかいている、そういう中で、個人的に親しくではありませんが、そういういわゆる一種のサークルの中で御一緒していたことがあるということであります。

[841]
自由民主党 西田昌司
名刺交換されたことはあるんですね、そうすると。

[842]
内閣総理大臣 野田佳彦
名刺交換、多分初期のころに会ったときはあると思います。ただ、そのときは明らかに日本名での名刺でございました。

[843]
自由民主党 西田昌司
プライバシーがありますからわざわざ私、名前まで言いませんが、菅総理のときと同じなんです。この方の名前を見ると、菅総理のときと同じように、かねへんに高いという名前が付いていたり、普通使いませんね。それから、もう片方の方も日本人では普通使わない名前になっているんです。そのときそういうこと気が付きませんでしたか。

[844]
内閣総理大臣 野田佳彦
特段そこまでは推測しませんでした。

[845]
自由民主党 西田昌司
この報道が出てきたのは、その名前から新聞記者が調べたんですよ。注意不足でしたね。

[846]
内閣総理大臣 野田佳彦
しかも、私は日本人と思っていましたし、寄附をいただいていることの認識がなかったということであります。

[847]
自由民主党 西田昌司
私は、その日本人と思っていたというのがうそだと思います。

あなたは、この方が、少なくとも船橋の方は外国人であるということは絶対知っていたはずですよ。もう一度よく思い出してくださいよ。その方は民団の役員をしている方じゃないんですか。

[848]
内閣総理大臣 野田佳彦
今回の調査に当たっては弁護士の方にも入って調べていただきました。相手の方は、私は認識していなかったろうと、日本人であると思っていただろうとおっしゃっておりますので、私もそう思っていました。

民団の方であるということは後から分かりました、後から。平成20年か21年か、そのころに、その会に呼ばれたときに民団の役員であるということが分かりました。だから、ちょっと時系列的にずれています。

[849]
自由民主党 西田昌司
民団のどういう役職をされているんですか、教えてください。

[850]
内閣総理大臣 野田佳彦
正確な役職名は忘れましたけれども、役員であったというふうには思います。

[851]
自由民主党 西田昌司
私の調べたところ、その方は民団の船橋支部の議長さんらしいですよ。そして、その方のお兄さん、お兄さんが今、民団の千葉県本部のたしか副団長さんですよ、御存じですね。

[852]
内閣総理大臣 野田佳彦
まさに幹部をされているということは承知を今しています。

[853]
自由民主党 西田昌司
それで、あなたは街頭遊説されていますね。街頭遊説、大体どこで、どういう形でされていたんですか。

[854]
内閣総理大臣 野田佳彦
月曜日、朝6時から9時まで津田沼、火曜日、6時から9時まで船橋、そして水木金、様々な駅のローテーションを同じような時間帯をかけて毎朝街頭に立っていました。

[855]
自由民主党 西田昌司
船橋駅は、西武側、東武側、どちらでされていたんですか。

[856]
内閣総理大臣 野田佳彦
船橋の北口、西武側でございます。(発言する者あり)北口で立っております。

[857]
自由民主党 西田昌司
その北口の前にあるのがその献金を下さった方の飲食店であり、お店ですね。

[858]
内閣総理大臣 野田佳彦
先ほど申し上げたとおり、私が訪問活動をしているときに声を掛けていただいたすばらしい好漢がいました。是非私の店に来てくださいと、行ったところがその北口のお店です。そこに1回行ったことがあります。

[859]
自由民主党 西田昌司
それはいつごろの話なんですか。だから、面識があったのはいつごろの話なんですか。

[860]
内閣総理大臣 野田佳彦
浪人をして再起をしようというころですから、2000年か、そのちょっと後ぐらいでは、その前後です。正確な年数は覚えていません。

[861]
自由民主党 西田昌司
この方は三兄弟で、くしくもあなたが総理になられたとき朝日新聞の取材で、その方のお兄さんとおぼしき方だと思いますが、新聞に出ていましたね。御存じですね。あなたのことを街頭遊説で見て応援していたと、御存じですね。

[862]
内閣総理大臣 野田佳彦
御兄弟で、朝、街頭活動をやっているとき、寒いときに手を握ってくれたり、常に励ましてくださる御兄弟でございました。お会いするとですよ。しょっちゅうではありませんが、たまに朝通られるときには激励をしていただきました。

[863]
自由民主党 西田昌司
そして、総選挙が終わった2009年、10月マダンというのが千葉中央公園でありましたね。これ、行かれましたね。

[864]
内閣総理大臣 野田佳彦
参りました。

[865]
自由民主党 西田昌司
どういうそこで挨拶されたか、言ってください。

[866]
内閣総理大臣 野田佳彦
覚えていません。

[867]
自由民主党 西田昌司
まあこういうでたらめ言うんですね。

じゃ、思い出してくださいよ、ここに書いていますから。これは、あなたがしゃべっているのがユーチューブで出ていまして、それをそのまま画像にして原稿を起こしたものです。ここに書いてあるでしょう。

御紹介いただきました民主党衆議院議員野田佳彦でございます、昨年に続きましてお招きいただきありがとうございます、もう一つ御礼申し上げなければならないのは、民団の皆さん方の力強い御推挙をいただき、力強い御支援をいただきました、心から御礼を申し上げます。

こうですね、間違いないですね。



※書き起こし
皆さんおはようございます。御紹介をいただきました民主党の衆議院議員の野田佳彦でございます。これ以上ないという素晴らしい秋晴れに恵まれての10月のマダンに昨年に続きましてお招きを───────。そしてもう一つ御礼を申し上げなければなりませんのは、今日は私のみならず、渡部さん、そのほか千葉県の小選挙区1区から13区、全てで私ども民主党、議席を獲得することができました。8月30日の衆議院選挙におきましては、千葉民団のみなさんの力強いご推挙をいただき、力強いご支援をいただきましたことを、まずは心から御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

[868]
内閣総理大臣 野田佳彦
これは以下省略とかなっていますが、全体で何を言ったかは率直に言って覚えていません。これ正確に起こしているんだったら、これがじゃ事実なんだろうというふうには思います。

[869]
自由民主党 西田昌司
そして、どういうこれ御支援、御推挙、どういう御支援、御推挙、どういうことをされていたんですか、民団の皆さん方に、何をお礼になったんですか。

[870]
内閣総理大臣 野田佳彦
推薦をそれぞれの選挙区で出していただいたというふうには思います。具体的な応援をどこまでやっていただいたかは、ちょっと個別には分かりません。

[871]
自由民主党 西田昌司
ポスターを張ってもらったり、ビラを配ってもらったりしたんじゃないんですか。

[872]
内閣総理大臣 野田佳彦
私はそうしたことはお願いしていません。

[873]
自由民主党 西田昌司
じゃ、もう一つの、まあ総理はそうおっしゃるんですけれども、応援した方の民団さん、どう言っているか。

これは民団の中央本部のホームページです。どう書いてありますか。

今回の選挙では外国人参政権を付与する方を応援すると。具体的に何をするのか。ポスター張り、ビラ配り、電話掛け、こういうことをやろうと、こう言っているんですよ。じゃ、そのことをやっていただいて、当選して御礼に行ったんじゃないんですか。

でたらめ言ったら駄目ですよ。

[874]
内閣総理大臣 野田佳彦
私のところでは、ポスター張りもやっていません、お願いもしていません、電話作戦もお願いもしていません。

ここでどういう形でこれをホームページで公開しているか分かりませんけれども、私の選挙区ではそういう具体のことは何も、具体的にはお願いをしていませんので、これとは無関係であります。

[875]
自由民主党 西田昌司
じゃ、党としてみんなやってもらっているんじゃないですか。党としてやってもらっているでしょう。党としていろんな方がやってもらっているじゃないですか。これ事実じゃないんですか。いいかげんなことを言っちゃ駄目ですよ。

[876]
内閣総理大臣 野田佳彦
個別の選挙区でどういう形になったか分かりませんけれども、少なくとも私の知る限りでは私の選挙区ではそういうお願いをしていませんし、外国人参政権の問題で私は立場が逆でございますので、これをもって動いていただいたということは違うと思います。

[877]
自由民主党 西田昌司
じゃ、外国人参政権、野田総理は反対なんですな。

[878]
内閣総理大臣 野田佳彦
インデックスにいろいろ書いてあることは承知いたしますが、私は慎重な立場であります。

[879]
自由民主党 西田昌司
じゃ、それは外すべきじゃないですか、あなたが代表なんだから。外すとちゃんと言ってくださいよ。

[880]
内閣総理大臣 野田佳彦
党内ではいろんな意見があって、だからインデックスは今までの議論がずっと来た中で止まって、そしてその状況がインデックスに書かれているということであります。

[881]
自由民主党 西田昌司
あなた方、いいかげんなこと言っちゃ駄目だよ。党としてインデックスに書いて外国人に参政権与えると言い、民団はそれをもってここで応援しているんだよ。そして、あなたはここでその御礼をしているじゃないか。何を言っているんだ、いいかげんなこと言って。

そして、献金もらって、もらった人が民団の幹部じゃないか。でたらめ言っているんじゃないよ。そんなことが通るんじゃないんですよ。

そして、今日、今まで言ってきましたがね、様々なこれ以外に疑惑がある。何一つあなたは自分で調べようともしないじゃないか。何ですか、あなたは。口からぺらぺらぺらぺらでたらめ言っているだけじゃないか。それが内閣総理大臣、それが民主党の代表のやることか。

あなた方の党のインデックスに載っていることにのっとって民団が協力し、御礼して、選挙の御礼言っているんですよ。おかしいじゃないか。どうなっているんだ。

[882]
内閣総理大臣 野田佳彦
インデックスというのは、その年の政策の議論の集大成を書いているのがインデックスであります。そして、この参政権の問題をどうするかについては、これは議論がありました。今、一つの方向にまとまっているわけではありません。そういう状況の中で、今回は、今回というか前回の選挙では民主党に御推薦をいただきました。それは、外国人参政権の問題、私のような立場もいます。いますけれども……(発言する者あり)

だから、そのことは事実としてお伝えをしています。献金の問題は献金の問題としてさっき御説明したとおりであって、私は日本人名でそれをもらっていた、もらっていたことも知らなかったということで、これは全く、一つの何かシナリオで作ったお話をされていますけど、これは事実ではないということであります。(発言する者あり)

[883]
委員長 石井一
静粛に願います。

[884]
自由民主党 西田昌司
要するに、事実の積み重ねなんです。

あなたが民団に行って、そしてそこで民団に選挙の御礼を言っているという事実、そして民団が選挙の応援をしている、要請を受けてやっているという事実、そしてあなたは民団の幹部からお金をもらっていた事実、これは全て事実じゃないですか。違うんなら言ってくださいよ、それは。

[885]
内閣総理大臣 野田佳彦
普通は、選挙直後にいろいろお招きいただいたら、推薦という形でいただいたところに一言お礼を言うのは私は普通だと思います。少なくとも、さっき申し上げたとおり、さっき申し上げたとおり、当然という言い方はちょっと失礼かもしれませんけれども、具体的な御支援をいただいていたわけではありませんし、参政権の問題については慎重な立場でありますので、作っているお話は、これ全部、それは一つ一つはいろいろ局面的には事実でありますけれども、全体のシナリオは話は違うと思いますし、私自身の献金は、逆に推薦をもらう以前です。平成18年まで、以前の問題でありますので、これも全然、献金をもらった事実はそのとおりです。後から、民団の役員であることは平成20年以降分かりました。でも、役員であることを分かってから献金をもらっているわけではありませんので、時系列でよく御判断をいただきたいというふうに思います。

[886]
自由民主党 西田昌司
これは、あなたは党の代表だからあなたを代表として今言っているわけで、あなた自身は、自分は参政権反対ですと、こう言うんですよ。ところが、党のインデックスには載せているんです。そして、民主党はそれをやっているんです。それを、それを皆さん、何て言うんですか、詐欺、ペテンと言うんですよ。マニフェストでやったことを、国民に対してやったことと同じことを今度外国人の方にもやっているんですよ。ひどい男ですよ、あなたは。でたらめじゃないか。そのことをでたらめとも思わない。写してあげてください、この顔を。どんな顔でそんなことができるのか。

私は、あなたのような人間は、はっきり言いまして、菅直人さんよりも、そして鳩山由紀夫さんよりももっとひどいですよ。自分がやったペテンを全く反省もない、開き直りだけじゃないか。あなたのようなこんな内閣の下では、一切我々は協力できませんよ。

そして、この問題はまだまだありますから、引き続き追及することを国民にお約束して、今日は取りあえず終わっておきましょう。





平成23年12月06日 参議院 予算委員会
[037]
自由民主党 西田昌司
それで、早速質問しますが、前回11月15日に私は、総理が外国人から献金をいただいた、その献金を贈った方の話を質問しました。もう一度お聞きします。船橋駅前で飲食店を経営されている外国人の方から献金をいただいたという経緯についてお話しください。

[038]
内閣総理大臣 野田佳彦
2000年の最初のころだったと思いますけれども、地域を回る活動をしているときにお声掛けをしていただいて御激励をいただいたというのが最初のファーストコンタクトであります。

その方が経営をされている今御指摘の駅前の飲食店に一度お訪ねをしてラーメンをいただいたことはあります。というのが関係の発端でございます。

[039]
自由民主党 西田昌司
今、ラーメン屋さんとおっしゃいましたね。それで、私はそのラーメン屋さん行ってきたんですよ。事務所の人間に行かせまして写真を撮ってきました。そして、そのメニューも撮ってきたんですが、これはインターネットでも出ていますから見ていただいたらいいんですが、なぜか今日の理事会でこの写真を掲示することを拒否されましたから、口で言います。

ここに行きますと、一番最初に目の前にあるのが韓国民団と書いてあるチョゴリを着られた女性のカレンダーなんですよ。そして、ラーメンももちろんありますが、メニューを見ると、ここに書いてあるのは、チゲ鍋とかキムチチヂミ、豚肉キムチいため、韓国ノリ、要するに韓国料理と書いてメニューやっているんですよ。

だから、総理、あなた行かれたんでしょう。行った瞬間、この店は韓国料理の店だということが分からないんですか。

[040]
内閣総理大臣 野田佳彦
行ったときは、私はラーメンで、そんなに韓国料理があったと思いません。年代が変わってきているので変わったと思いますし、その後、民団の役員をやられたということですから、そういうカレンダーが出たのかもしれませんが、私が行ったときと西田さんの秘書さんが行ったときとは時期がずれているというふうに思います。

[041]
自由民主党 西田昌司
まあそういうことを言われると思ったんですが、ずっとこれ、ブログのを見ていましても、随分昔から韓国料理出しておられるんですよ。それで、そもそもカレンダーとかは、皆さん方も分かるでしょうけれども、必ず同じところに同じ銀行のカレンダーなり張るんですね。だから、多分昔から張ってあったと思います。

総理が、韓国人じゃない、日本人だと思われたんでしょう。日本人だと思われた理由は何なんですか。

[042]
内閣総理大臣 野田佳彦
たしか日本人のお名前で御紹介があったというふうに思いますし、そういう何か名刺交換をしたのかもしれませんが、そういう印象を強く持っています。

[043]
自由民主党 西田昌司
そして、その名刺交換の名刺自体も、私はこの前も指摘しましたが、普通の日本人の方がお使いにならないかねへんに高いという、そういうお名前なんですね。ですから、これは、菅さんのときにも言いましたけれども、明らかにあなたはそのことを分かっていたはずなんです。

そして、もっと問題は、その方からお金をもらったことも知らない、そして韓国人だったとも知らない、そしてさらに、相手の方が、総理は私のことを韓国人だとは思わなかっただろうとも弁護士を通じて言わせているんですよ。これはどういう意味かというと、要するに、政治資金規正法の外国人からの献金違反は本人が認定していなかったら大丈夫だという、その法律的な根拠をクリアするために、あなたがわざわざ、総理は私のことを韓国人だと思わなかっただろうと、そういう証言をさせているんですよ。そうじゃないですか。

[044]
内閣総理大臣 野田佳彦
私は日本の方だと思っていました、そのコンタクトのとき。

その後に、いわゆる民団の役員であったということが分かったのは、平成21年の新年会にお招きいただいたときに役員をされたことが分かりました。しかし、献金をいただいたのは平成18年より前、そこはタイムラグがあるということはこれ御理解いただきたいというふうに思います。

その上で、弁護士さんがそれを言わせたと、私が韓国の方だと知らなかったと、そういう事実はありません。弁護士さんはあくまで公正に調査をしたということで、口頭からも、あるいは書面を通じても報告を受けております。

[045]
自由民主党 西田昌司
まあ菅さんのときもそうなんですね。都合が悪くなると法律論に持っていって、弁護士さんが必ずそこに登場するんですよ。あなた方の作戦はそういう作戦なんです。

ただ、はっきり言いますが、国民の皆さん方に見ていただきたいのは、この店は韓国の方が経営されていて韓国料理をずっと昔から出しておられて、今現在、少なくとも行った瞬間に、民団のポスターも張ってあって、韓国人の経営されているお店だとは誰でも分かります。それをあなたがそう言いくるめるならそれで結構です。

しかし、もう一つ言いましょう。あなたはその方から献金をもらっていたことも知らなかったと言いましたね。これもおかしいんじゃないですか。

あなたが献金をもらっていた、そして紹介を受けたのは2000年ごろだとおっしゃっていましたけれども、まさに御自分でおっしゃったように、浪人中であったと、その時期であったとおっしゃっていましたね。

私はその時期の総理の政治資金収支報告書を見たんですよ、未来政治研究会ですか。そこ見ますと、今と随分違って本当に僅かな個人献金で政治活動されているんです。個人献金が460万余り、そのうち名前が書かれているのは、5万円未満は書かなくていいんですよ、でも2万、3万、そういう方々も全部名前載せられて、60名ですよ。その中の1人がその献金をした方ですよ。

一番苦しいときにあなたに献金をした人を、献金もらったとは知らないなんてことはあり得ないんじゃないですか。

[046]
内閣総理大臣 野田佳彦
だから、私は全ていただいた献金については、苦労しながらやってまいりましたから、全て政治資金の記載どおりやっています。その方を全て覚えているかというと、そうではありません。名刺交換をした方に振替用紙を送って御協力をいただいて、そして事務所から礼状を出すと。少ないときは数10人です。多いときは数100人であります。事務所としてはお礼の対応をしていますが、私が直接それをするということではなかったということであります。

[047]
自由民主党 西田昌司
あなたは、そして今、最初にどう言ったかというと、御自分がわざわざ、街頭遊説していたらその方に頑張っているなということでお店に連れていってもらって、それからラーメン呼ばれて親しくなったわけでしょう。物すごく印象ある方ですよ。しかも、そのお店は今言いましたように韓国料理がずっと出ている店なんですよ。それで、そしてその方から献金もらったこともないなんということは、それを知らなかったというのは、それは詭弁でしかないですよ。法律上はあなたの立場はそれで守れるかもしれない。しかし、もし本当にあなたがその方から一番苦しいときに献金をもらったということすら覚えてなかったと言うんなら、あなたは日本一の恩知らずですよ。とんでもないでたらめ。あなたは法律論争を今しようとしているんだけれども、これは国会の場は法律の白黒付ける場じゃないんです。事実を国民の皆さん方に私はお話をして、そして事実を国民がどう感じるかなんですよ。あなたの言っていることは全部うそだと私はそう断定せざるを得ないと思います。

そこで、私はその中でもう一つお聞きしますが、先日、12月2日の読売新聞によると、民主党の党規約・代表選挙規則検討委員会ですか、ここで、外国人の党員・サポーターに代表選での投票を認める現在の党規約を見直して、外国人の投票権を廃止する方針と決めたとありますが、そもそも、民主党のこの党員・サポーター、外国人どれぐらいおられるんですか。

[048]
内閣総理大臣 野田佳彦
今、先ほど一方的に断罪をされましたけど、私は決してうそはついておりません。自分の認識をきちっと正確にお伝えをしているということは是非御理解をいただきたいというふうに思います。

その上で、今のお尋ねは、民主党の党員・サポーターでありますけれども、外国人の、残念ながらこれ人数は把握しておりません。存在することは確かだとは思いますが、人数は把握しておりません。

[049]
自由民主党 西田昌司
皆さん、今聞きましたか。外国人の党員・サポーターをこれから外すと言っているんですよ、代表選挙の投票権を。ところが、外国人何人おられるのか分からない。どうやって外すんですか。一体どうやって外国人のを外すんですか。

[050]
内閣総理大臣 野田佳彦
党員・サポーター、これまでは入っていいという規約だったんです。だけど、今人数は把握しておりませんし、現実に党員・サポーター参加の代表選挙って最近ありません。

だから、事実上何かの影響があったということはないんですが、いろいろ御指摘もあって、今、細川律夫さんを中心に規約の見直しの検討を行っていて、来年の党大会までに今御指摘の方向で規約の見直しをして、そして決めていくという段取りであるということであります。

[051]
自由民主党 西田昌司
要するに、これも口先だけの話で、外国人のサポーターを外すと言っているけど、誰が外国人か分からなくて規制のしようがないんですよ。

それじゃ、もう一つ聞きますが、この永住外国人の地方参政権はどうするんです。

[052]
内閣総理大臣 野田佳彦
かつて民主党が結党したころの基本的な政策の中に、この参政権を認めるという記述がございました。過去に、いつのインデックスだったかちょっと年数は忘れましたが、2008年か2009年のインデックスのときに、そういう法案を提出したことがあるという事実関係を出しておりましたけれども、今は特に、いろんな御意見があります、慎重な御意見もあるし推進のお立場もあるので、今何かを決めているという状況ではございません。

[053]
自由民主党 西田昌司
またこれも中途半端な答えですね。少なくとも、あなたの前任者の菅総理は、この問題についてはもう一度見直していくと、そういう前向きな答弁をされましたよ。ところが、今、今度は、何をしているかの状態ではありません。一体何なんですか。

それで、私が驚くのは、片一方、こういうことを党代表、総理がおっしゃっているかと思うと、先日の11月19日の産経新聞では、前の総理大臣の鳩山さんが、永住外国人、特に韓国の皆様方が地方参政権を早く認めるようにというのは当たり前の願いだと指摘して、時間が掛かって申し訳ないが、政治の立場からこたえていき、民主党も最大の努力をすると約束すると述べた、さらに、同席していた樽床幹事長代行の顔を見ながら、できるだけ次の、来年の通常国会で頑張りましょうと呼びかけた、そしてその後、樽床氏は、鳩山氏の思いをしっかり支えながら国政運営に当たっていくと述べておられるんですよ。

一体、あなた方の政党は、あちこちで口先でいいことを言っているだけじゃないですか。どちらなんですか、一体。

[054]
内閣総理大臣 野田佳彦
したがって、そういう推進の立場もいます。私のように慎重な立場もいます。したがって、慎重な取扱いをしているということであります。

[055]
自由民主党 西田昌司
要するに、その場その場で言い繕うんですね。党としての定見がないんです。そして、その場で言われれば、応援してくれる人の前では、応援していただいてありがとうと、外国人の参政権与えます。そして、反対にこういう糾弾されれば、私は賛成と言っていませんと。で、どちらなんですかと聞けば、どちらでもありません。議論になってないじゃないですか。

国会の場で、総理であり、そして民主党の代表として全く無定見、あなたはまさにそこの座に座っている資格がない、そのことを申し述べておきます。





平成24年10月18日 参議院 決算委員会
[117]
公明党 加藤修一
今日は、質疑通告をされておりました田中法務大臣が今もって出席しないというのは非常に残念な思いであります。

田中法務大臣については、外国人献金問題や暴力団関係者との交際が明らかになっております。そうであるならば、本来、自身が辞めると決めなければいけない。あるいは任命権者である野田総理が罷免すべきであります。

決断ができないのであれば、国会で、この参議院で問責決議案の可能性がますます今日の欠席をもって高まっていると、このように私は指摘をせざるを得ないわけであります。





平成24年10月19日 参議院 行政監視委員会
[034]
自由民主党 長谷川岳
昨日、決算委員長の呼びかけに対して田中法務大臣が決算委員会を欠席した行為は憲法63条に違反するものである。憲法63条は、内閣総理大臣その他の国務大臣は、答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席をしなければならないと規定している。

政府の責任を伺いたいと思いますが、官房長官、お答えをください。

[035]
内閣官房長官 藤村修
昨日の決算委員会におきましては、委員長である山本委員長から委員会の終わりの時点で御指示がございました。

決算委員会の所掌の大臣である財務大臣に対して、委員長にそれらのことを御報告するということになっておりますので、これできるだけ早く御報告するように今準備をしているところでございます。

そういう意味で、今の案件について、この御報告で代えさせていただきたいと思います。現在検討しているところです。

[036]
自由民主党 長谷川岳
憲法違反をしているという認識は今の内閣にありますか。

[037]
内閣官房長官 藤村修
それも含めて今法制局とも調整をしているところで、きちんと御報告をさせていただきます。

[038]
自由民主党 長谷川岳
憲法63条のみならず、この大臣の欠席というのは憲法の尊重擁護義務という憲法の99条にも違反をしている、その認識はありますか。

[039]
内閣官房長官 藤村修
繰り返しになりますが、きちんと御報告をさせていただきたいと思います。私からでなしに、昨日の決算委員会の所掌である財務大臣からお答えすることになります。

[040]
自由民主党 長谷川岳
全く無責任な回答だと思います。

重ねて、田中法務大臣は、外国人からの献金問題、暴力団との交際が明るみとなっておりまして、法の番人である法務大臣が法律を違反したことは誠に遺憾であり、日本国民に政治不信を増長させたことは非常に残念であります。

この田中法務大臣を任命した野田総理の責任は果てしなく重い、今すぐ国民の信を問うことが本当の意味での責任を果たすことではないか、そのように申し伝えておきます。

官房長官、質問は私はそれで結構でございますので、御退席していただいて結構でございます。





平成24年11月01日 衆議院 本会議
[003]
公明党 井上義久
総理、あなたが就任してから1年2カ月、今回で実に4回の組閣、改造が行われました。民主党みずからが言ってきた1内閣1閣僚は、全くのうそでした。

民主党は、野党時代、閣僚がかわるたびに、ポストのたらい回しと批判してきました。また、総選挙を経ずに3人の総理が誕生したことも、徹底的に攻撃をしてきました。

しかし、政権につくや否や、それを上回るポストのたらい回しが常態化しているではありませんか。

その象徴が、国会に一度も出席せず、答弁にも立たなかった田中けいしゅう前法務大臣です。田中前大臣は、外国人からの献金や暴力団関係者との交際もあった。そのような人物を、なぜ、よりにもよって法務大臣に任命したのか。総理の任命責任は極めて重い。

また、田中前大臣の辞任により、民主党政権下の拉致問題担当大臣は8人目になりました。こんなことで腰を据えた交渉ができますか。もうどうでもいいという投げやり人事としか思えません。

そればかりか、今回の改造は、これ以上の離党者を出さないための配慮が働いたとも指摘されています。適材適所とはほど遠い、能力や資質より党内事情を優先した、全くの内向き人事ではありませんか。

ほかにも、民主党の看板政策であった少子化対策担当大臣は、この3年間で10人目、消費者担当大臣も9人目です。猫の目のようにくるくると閣僚がかわる。マニフェストの総崩れと同様、政治主導も総崩れ、もはや政権の体をなしていません。





平成24年11月02日 参議院 本会議
[003]
自由民主党 野村哲郎
総理は、国民との約束も守っていません。国民との約束であったはずのマニフェストは、民主党の自己評価でさえ実現したのは僅か3割です。これでは国民をだましたと言われても仕方がありません。

さらに、野田内閣には、約束どころか最低限のルールも守れない閣僚が続出しています。先日は、暴力団と交際し、外国人から献金をもらい、国会を欠席し、閣議も欠席した田中法務大臣が辞任いたしました。国会から出席を求められて出席しなかったのは、明らかに憲法63条違反ではありませんか。総理の見解をお聞かせください。また、総理は、閣僚が憲法違反を犯したことについて、辞めればそれで済むとお考えでしょうか。総理の任命責任をどうお考えか、お聞かせください。

さらに、現職の閣僚でも、前原国家戦略担当大臣が実態のない事務所経費を計上していると指摘されております。この問題についても総理の御認識を伺います。





平成24年11月08日 衆議院 本会議
[011]
自由民主党 竹本直一
そもそも、総理は離党者が相次ぐ党内ばらばらの民主党をまとめ切れているのか疑問です。総理は、政府・与党の連携と内閣機能の強化のためと称して、10月1日に内閣改造に踏み切りましたが、論功行賞や離党予備軍の行動を抑える狙いではないかとの指摘がなされております。

案の定、田中けいしゅう前法務大臣は、暴力団関係者との交際や外国人献金問題、そしてその追及を恐れて国会審議を逃げ回るという憲法違反にも類する行為により、就任からわずか3週間余りで辞任いたしました。

総理の任命責任が厳しく問われるのが当然と考えますけれども、総理はどのように考えておられるのでしょうか。



前略と後略は省略、旧字は新字に変換、誤字・脱字は修正、適宜改行、
漢数字は一部アラビア数字に変換、一部括弧と句点を入れ替えています。
基本的に抜粋して掲載していますので、全文は元サイトでご確認ください。