麻生さんは漫画好き

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平成13年03月28日 衆議院 内閣委員会
[027]
経済財政政策担当大臣 麻生太郎
漫画にお詳しいようなので、同じように、「美味しんぼ」の中に昔グリーンピースの話がありましたでしょう。あれは第8巻だったか、そこまでおれも正確に覚えてないが、グリーンピースの話が出て、あれ以後グリーンピースのあれが随分落ちついたと思いますけれども、ほかに政治の漫画で「加治隆介の議」とか「票田のトラクター」とか、数え上げれば切りがないぐらい、この種の報道に関するものはいっぱいあると思いますよ。





平成16年03月09日 参議院 予算委員会
[443]
総務大臣 麻生太郎
木村先生よく御存じのように、今、全国消防団員93万人、そのうち女性、今1万9000と、1万2000人ということでございますけれども、少なくともこの10年間の間に約8000人ぐらい増えております。

あちらこちらの消防の出初め等々に伺いましても、女性の消防団というのは結構増えておりますし、テレビでも、め組というのを御存じかどうか、この種の若者向きの漫画を、アニメーションを見られたかどうか存じませんが、め組というのが出てきておりますんで、少年マガジンから始まったあれが女性の応募者をえらく増やしたというのも間違いない事実だと思いますんで、こういったものは非常に大事なことでもありますし、今後、いわゆる国民保護法制が始まりましたときに、少なくとも日本語堪能な外国人かもしれないと思う人に誘導されるのと、顔見知りの消防団員に避難誘導されるのでは天と地ほどの信用の差がありますんで、そういった意味では、消防団に対する別の期待というのは有事に当たりましては非常に大きなものにもなろうと思いますんで、この消防団につきましては団員の資質、また装備等々含めて向上に努めてまいりたいと存じます。





平成17年03月11日 参議院 予算委員会
[130]
総務大臣 麻生太郎
御存じのように、昨年はいわゆる大災害というのがすごく相次いだのは御存じのとおりでして、特に、ふだん台風は大体本島上陸、約、平均で三つ、多い年で六つ、昨年は十上陸をするなどという、まあ異常気象といや異常気象だったんですが、それに伴いまして大水害等々が起きておりますけれども、いわゆる緊急消防法というのをつくっておいていただいたおかげさまをもって、いわゆる消防庁長官名によって各県所属の消防団が統制されて、ざっと一か所に移動させられるということが非常に迅速性をもってやらせていただけることができるようになりました、おかげで。

極めて救出が安易かつうまくいったというのは、私は非常に大きな役割というものを果たしましたし、例の子供の救出含め、いろいろ消防団というものの価値がいろんな形でクローズアップされたんだと思いますが、あの消防をやっている裏に支えているのが消防団というところでして、消防団に入っておられたらお分かりだと思いますが、消防団がやっている部分というのは、派手なところもあるかもしれませんけれども、実は地味なところで一番支えているというところが一番大きく、ここが余り評価をしていただけないところなんだと思うんですが、少なくとも火事になったり災害になった後の後片付けというのは基本的に消防団なんですよね。そういった意味では私どもは、こういった意味につきましては非常にもっと評価をされるというものがないと、何となく銭金だけの話だとは思わぬのです、私自身は。

そういった意味では、今いろんな形でサラリーマン化が進んでおりますから、その意味では、自営業よりサラリーマンという人の絶対量が多くなってくると、そういう時間に合わせて、その人たちが動ける範囲で、やりたくてもやれないというところが出てきますんで、そういった人たちに合わせて機能別にするとか、いろんな形で、公務員含めまして、消防団に参加しやすい形を組織的につくってやるというのはとても大事だと思って、先ほど松山市の例を引きましたけれども、ああいった形でもスタートをさせていただいておりますが、女性含めて、いろんな意味でこういったもので充実確保をしていかにゃいかぬとかと思っておりますが、先ほど女性消防団員の話も出ましたけれども、火消しの話が漫画になったりテレビになったりしたのもかなり大きく、大きな誘導原因になったことはもう間違いないと思うんですね。





平成18年10月25日 衆議院 外務委員会
[035]
外務大臣 麻生太郎
これは今おっしゃいましたように白か黒かという話じゃないと思いますけれども、国益の追求というものは忘れられちゃいかぬ重要なところだと私自身はそう思っております。

こういうのは回り回って国益追求ということに、どんな形でならせるかというのは、私は、よくこの例を引くと、おまえ、また漫画かと言われちゃいそうですが、いわゆる占領中に、日本に入ってきた占領軍がやった政策の中に、漫画というのがあると思っております。

一つがポパイ。このポパイという映画で、アメリカの兵隊さんは人がよくて力持ちというイメージをつくり上げるのにこれくらい成功した漫画はないと思います。

二つ目はブロンディという漫画で、これは我々の世代が今読んだら、もうこんなくだらない漫画はないぐらいつまらない漫画なんですが、その漫画の中に、チック・ヤングという人のかいた漫画なんですが、核家族、そして郊外住宅、三種の神器、三C、すべてあの中に含まれておりまして、あれをずっと、あれこそが理想の生活だと思わせるのに成功したという意味においては、アメリカの生活というものをこれぐらいうまく日本の中に溶け込ませたものはない、私はそう思っております。あれは、ただで配っているみたいなものなんですが、結果としてアメリカの生活はいいものだと思わせるのにあれぐらい成功したものはないと思いますので、回り回って国益の追求になっていった。

手段はいろいろだと思いますけれども、こういったところは一つ一つ、戦略的には、占領軍、GHQの民政局がやった対日工作の一つですけれども、非常に成功したものだったと思いますので、やはり考えた上でやるというのが大事なところではないかと思っております。





平成18年10月27日 衆議院 外務委員会
[054]
外務大臣 麻生太郎
必ずしも知日派が親日派とは限りませんけれども、今言われましたように、日本語の点で言わせていただくと、一つだけ、これは私も知らなかったんですが、過去十年間ぐらいの間に、日本の経済力が落ちたと言われた時期に、日本語の学習者は、統計の資料によれば約倍ふえております。経済が落ちたにもかかわらず学習熱はふえた。なぜふえたか。それはほとんど、今子供の間に猛烈な勢いでふえておるという現実を見るときに、間違いなく、いわゆるゲームソフトの解説本です。

ゲームソフトの攻略本を最初に読んで覚えるのが、例えばマレーシアならマレーシアで英雄になりますので、日本語を読んで解説本を読破して、それで攻略ができるようになったらそれが英雄になるから日本語を最初に覚える。これが現実です。したがって、猛烈な勢いで、子供の間で、東南アジアでは日本語学習熱がふえたというのがこの十五年間ぐらいで顕著な例なところだと思っております。

いずれにしても、こういったようなもので、言葉が、おすしから入ってみたり、漫画から入ってみたり、Jポップから入ってみたり、いろいろなところから日本語が入ってきつつあるとは思います。





平成19年05月18日 衆議院 外務委員会
[070]
日本共産党 笠井亮
最後に一言だけ質問をしておきたいんですが、そういう意味でも、国際世論を喚起するという点で、政府の役割は大事だと思うんです。今回の準備委員会では、日本政府として「軍縮・不拡散~日本の取り組み~」というパンフの英語版をつくられたということで、配布をしたということであります。

昨年六月七日に当委員会で、私、被爆の実相とか被爆者の訴えなどを英文パンフレットにしてぜひやってほしいというふうな提起をしましたら、当時塩崎副大臣が、作成する方向で検討したいというふうに言われて、実際にこれはつくられた。日本語版とも違って英語版は、日本語版にないような被爆の実相、被爆者の紹介、それを写真入りで出されている。私は、これは率直に評価したいと思うんですね。

そして、今度の会議でも、「はだしのゲン」ということでの英語版を、大臣の肝いりという話も伺っておりますけれども、三十部配られて、もっとたくさん配ってほしいとか、もっと目立つところにとか、もっと被爆の写真もという話もあったんですが、そういうやはり世論喚起の上でこれからどういう努力を、特に若い世代も含めて国際的にもやっていこうとされているか、最後に伺いたいと思います。

[071]
外務大臣 麻生太郎
共産党に褒められるとはやばかったかなと思わないけない気がしないでもないので、何かなと思ったんですけれども。(笠井委員「いいことはいいんですよ」と呼ぶ)

「はだしのゲン」やら何やら、確かに、「はだしのゲン」を知っておられるという方は、長島先生ぐらい若くなるともう「はだしのゲン」の世代じゃなくなってきているんじゃないかと思いますが、あれはやはり、私らは子供のときにあの漫画の記憶がありましたものですから、顔はちょっと、あのころの原文とは大分顔つきが今風の顔につくってありますけれども、あれは結構実は読まれた本になりました。

そういった意味では、何となく、読むよりやはり見るという世代になってきておりますので、ああいうものの方が人に入りやすいんだ、私はそう思っておりますので、たまたまあの漫画の記憶がありましたものですから、使わせていただいたというのが背景です。

いずれにいたしましても、読むより見る、ビジュアルなものの方にしていった方がこの種のものは説得力があるんだと思っておりますので、こういった努力は今後とも引き続きやらせていただきたいと存じます。





平成20年12月11日 参議院 財政金融委員会
[215]
民主党(民進党) 大塚耕平
それでは、総理にひとつ最後に少しリラックスしていただく質問もさせていただきますが、私もゴルゴ13は大好きでございまして、昔、一巻から五十巻まで全部持っておったんですけれども、総理はゴルゴ13のどういうところがお好きでございますか。

[216]
内閣総理大臣 麻生太郎
リラックスをしているという前提条件でお答えします。

一巻目というのはないんです、あれは。二巻目からしかない。これ、意外とマニアというかオタクじゃないと知らない話なんですが、もうあれで終わるつもりだったものだから、一号ってないんですよ。いや、だけど、あれゼロ巻と書いてあるから。何にも書いていない、一巻と書いていない。二巻からなんです、あれ。これは意外と知らない人、ちょっとこの種のオタクの方には受ける話かと思って、さいとう・たかをさんから聞いた話ですから間違いないと思いますが。(発言する者あり)二十秒。

基本的には、あの中で一番いいなと思うのは、少なくとも、いわゆる冷戦構造が終わった後、スパイの漫画は一つもなくなった。あれ以上インターナショナルな、国際情勢が分かっている漫画はそんなにはないと私自身はそう思います。





平成21年02月27日 衆議院 財務金融委員会
[040]
内閣総理大臣 麻生太郎
そしてやはり、日本の持っておりますいろいろなこれからの物づくりというものの中には、いわゆるコンテンツと言われる新しいものが今幾つも出てきております。もう漫画なんというのは日本語じゃなくなって、漫画はフランス語になっているぐらいですから。言葉の字体は完全に変わりました。漫画はフランス語ではベーデーというんですけれども、今、漫画というのは、日本製のものは全部MANGAとして書きます。これは間違いなくフランスは、国立出版協会でMANGAでちゃんとジャンルを立てましたから、おととしから。こういったことはいっぱいあります。

永田町とか霞が関ではほとんど通じないんです、こういう話は。しかし、これが今、日本で猛烈な勢いで外貨を稼いだりしている大きなものの一つなんです。では、こういったものを我々は、コンテンツを産業と思って通産省がジャンルとして入れているかというと、絶対入れていませんから。





平成21年04月28日 衆議院 本会議
[019]
民主党(民進党) 鳩山由紀夫
例えば、アニメの殿堂。総理のアニメ好きは存じておりますが、なぜ、百十七億円も投じて巨大国営漫画喫茶をつくり、独立行政法人を焼け太りさせる必要があるんでしょうか。

[020]
内閣総理大臣 麻生太郎
メディア芸術の発信拠点についてのお尋ねがありました。

今日、日本文化発信の中心的存在であります、アニメ、漫画、ゲームなどのジャパン・クールと呼ばれるメディア芸術の国際的な拠点を形成することが重要であると考えております。

新たに創設いたします国立メディア芸術総合センターは、独立行政法人国立美術館の一組織として設けるものですが、管理運営はすべて外部委託といたすとともに、必要な財源は自己収入で賄うということにいたしております。





平成25年03月14日 衆議院 予算委員会
[032]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
今御指摘のありましたいわゆる新しいファンド、官民ファンドということにつきましては、これは、民間からの出資を新たに呼び水としたい、政府もちゃんと応援しているんですよというところが一つのポイントなんだと思っております。

形においてはさまざまな形態がありますが、先ほど茂木大臣も言われましたように、これは岸本さん、役人に漫画がわかるかというと、それはせがれや孫は知っておるかもしらぬけれども、なかなかきょうびの、ワンピースと言われて何かわかると言われて、答えられる方が少ないと思いますね、失礼ですけれども。この辺も大体わかっていないでしょう、全然。わかっているのはポケモンとドラえもんぐらいで、ワンピースなんて言われても、みんなきょとんとしているんじゃないでしょうか。しかし、これが今アジアで受けているわけですから。

そういったようなものを見たときに、これが将来の物すごく大きな、キャラを売って、ちゃんと物になっていくということを見分けられる目というのは、我々はとてもこれは期待するべきはずもないのであって、我々としては、それをうまくやってくれるような人材をいろいろ探してこられる経産省、そういったところでやろうと思っておるんです。

これは、出資が極力いわゆる毀損しないようにするためには、担当はいろいろ、このファンドの中には何も今経産だけじゃありませんので、私どもとしては、これは民間主体が損失をこうむるというのは、自分もある程度出資していれば自分も損失すると思うから、やはりそういった意味では、先ほど言われたように民間をなるべく入れて、失敗したらあんたらも損するんだからねという意識を持ってもらわないと今言われたようなことになりますので、基本的には主務大臣ということになるんだと思いますけれども、そういった点は十分に予防線を張っておく、きちんとやっておくということをしないと御懸念のようなことになりかねぬ、我々もそう思っております。





平成25年03月15日 衆議院 財務金融委員会
[011]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
おっしゃるように、今、この三本目の矢のところの一つに、観光産業、その中の一部にアニメ、コンテンツ、いろいろやって努力をしておられるんだと思いますけれども、今までの製造業とは違って、いわゆるコンテンツとかソフトというものを飯の種にして伸ばしていこうという話なんです。

海外から日本に来る人の観光というところに関して、今、クール・ジャパンという言葉がはやり始めてかれこれ数年たちますけれども、最もクールなジャパンという写真を見たことがあるかと言われたことがあって、あれはNHKでやっている番組だったと思いますが、見たことがあるんです。岩場のところにいきなり自動販売機がぽつんと立っていて、それに金を入れたら出るという写真、これが最もクールなジャパンの写真だというわけです。

どう考えてもクールに見えないから、何だこれはと思っておりましたら、これはどこだかわかるかと言うから、わからないけれども、これは鬼押し出しかと聞いたら、そうだと。軽井沢の奥の鬼押し出しだと。全く人のいない、ずっと溶岩が続いたところに、いきなりぽつんと自動販売機がある。金を入れたら出ると言うから、当たり前じゃないかと言ったら、いや、金を入れたら出るということは、あの中に金があるからじゃないかと。それはそうだろうと。どうしてとられないんだと言うから、いや、とられないんだ、とったら罪だろうと言ったら、それはアメリカでも罪だ、世界じゅうどこでも罪だと。しかし、この国では、自動販売機が二十四時間、三百六十五日、外に立っている。あなたはいろいろな国に住んだことがあるみたいだけれども、海外で自動販売機が屋外で二十四時間、三百六十五日立っている国を日本以外に見たことがあるかと言われるまで、私は余り気がつかなかったんですが、へえと思って見ていたんです。

その人はイギリス人だったんですが、全くこういうことは考えられない、しかし、軽井沢でこれを見たときはショックで、写真を撮ったら、これが最もクールなジャパンになったというんだ。

我々の考えているいいところと、外国人が見たいいところと、多分違うんですね、これは。だから、こういったことは、何がいいのかというのは、むしろ向こうの人たちに聞かないと、こっちがこれはどうですかと言っても、全然興味がなかったりしますので、そういったところはいろいろ考えないかぬところです。

我々、アニメという話をよくします。このアニメーションというものの中で、ずっと続いて、今でも売れている人気のアニメーションというのは、多分、ポケモン、ドラえもん、ワンピースだと思います。これで今笑えた人は、わかっている人たちなんですよね。この問題を聞いて、多分、笑えない人がいっぱいいるんだと思うんだ。

ポケモンというものの一番のよさは、一言もしゃべらないんですよ。チュッとキュキュキュしかしゃべらないんですから、ポケットモンスターというのは。でも、言葉がなしでもコミュニケーションはできるという、この文化を世界に植えつけた最初のものだと思いますね。

ドラえもん、アストロボーイというのは鉄腕アトムのことですけれども、これも同様に、ロボットは人間が困ったときに助けてくれるという概念を日本人に植えつけたがゆえに、日本では世界で一番ロボットが普及した。ヨーロッパでは普及しませんでしたから。ロボットが人間を使うという話になって、普及しなかった。

ワンピースの方は、これはどう考えても、あれだけのキャラがわちゃわちゃ立っているものなんですけれども、とにかく徹底していることはたった一つで、困ったやつは必ず助ける、仲間は絶対助けるという哲学なんですよ。

この三つが普及するということは、日本というものの文化がサブカルチャーを通じて世界に広まっていくということなんだと思います。こういったものがいいとして日本に人が来るというのは、少なくとも、活字文化ではなくて、こういったものから入ってくる、それはそれなりに、外国語とか英語とかいうのが余りうまくない日本人にとりましては、絵で通じるというのは非常に大きいので、我々は、昔は絵を描いたり漫画を描いてきたのが、高山寺の鳥獣戯画にさかのぼってありますので、いろいろな意味で、こういったものは今後とももっと自信を持ってやっていくというのが観光等々にもつながっていくんだ、私自身の独断と偏見ですけれども、そう思っています。





平成25年04月25日 参議院 予算委員会
[268]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
したがって、実に多くのあれがいっぱいありますし、現実、今、内閣でもクールジャパンということでいろいろやっているんですが、我々、この永田町とか霞が関周辺ではなかなか気が付かないものが実は世界でもうどんどん先行していて、そうですね、子供たちがやるサッカーでいけば、やっぱりキャプテン翼なんというのは間違いなくキャプテン・マージドという名前で、とにかく中近東じゃ間違いなくキャプテン・マージドを見て俺はサッカーの選手になりたいと思った。ジダンは、あれが世界一のMVPを取ったときの感想は、キャプテン・マージドを読んで俺はやる気になったと言ったら、翌年トッティというのが、イタリアのがそれ取ったんですが、これも同じく、俺もキャプテン翼を見てサッカーをやる気になったんだと。あれぐらいインターナショナルな漫画はちょっと、正直ゴルゴ13ぐらいしか知りませんけど。

そういうようなものというのは世界で売れているんですよ。世界で売れている。だけど、何か新聞記者なんて活字以外みんな認めないのが多いでしょうが、そういったもの、ビジュアルなものの方が物すごく説得力がある。言葉なんか一言も通じてないんですよ、あれ、全く。もうポケットモンスターなんてピカとチュウしかしゃべれないんだからね。それで世界に売っているんだから。だから、こういったようなものというのは実に幾らでもあるんで、それのさっき言われたプロモーション、PR、そういったようなものを今後とも力を入れていくべきじゃないかなと、私は率直にそう思います。
ありがとうございました。





平成25年05月21日 衆議院 財務金融委員会
[008]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
「ナニワ金融道」ね。ほかにも、この「ナニワ金融道」に限らず、こういうサラ金とか裏金融とか闇金融の話を話題にしたものが漫画の外題として上がってくる事態というのは、昔ではちょっと考えられない。時代がやはりそういうものを感じているからああいった漫画が出てくるんだと思います。

いずれにしても、小倉先生御指摘のとおり、五月の二日、中小企業における個人保証等の在り方研究会において報告書を公表されております。その内容は、もう既に御存じのように、ABLの話やら何やら、ずらっと出ていると思います。





平成26年03月13日 参議院 財政金融委員会
[120]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
今二つの名前が出ましたので、ジャック・ラングとアンドレ・マルローという人の名前が二つ出たんですが、この二人ですよ、フランスの文化というのをドゴールに売り込み、日本に来て高野山に行って、日露戦争の日本の兵隊の戦死者の墓とロシアの兵隊の墓とが同じ場所に同じ大きさで建っているのを見て仰天して、その後、那智の滝に行って、西行でしたか、何びとが住んでおわすかは知らねども、ただ有り難さに涙こぼれるという、あの歌のフランス語訳を見て、意味不明と。これ、何だこの歌はと言って、これが何でそんないい歌なんだと言って、那智の白滝の前で座って約十五分ぐらいたったそうですけど、しばらくしてから全く動かなくなって、役人が幾ら言っても全く動かず、一時間ぐらいその滝を見ながら、この歌の意味が分かった気がしたと言って、あれからフランスの日本に対する、いわゆるトランジスタのセールスマンという日本の池田勇人に付けたあだ名だったんですけれども、あのイメージを一転させたのはこのアンドレ・マルローという人なんだと、私はそういう具合に理解していますし、このジャック・ラングという人も、この人は予算を一%にするのと同時に、役人の数を十倍ぐらいしていませんかね、たしか。間違いなくこの二人が、フランスの文化というものに関して劇的にフランスというものを変えた二人挙げろと言ったら、多分この二人の名前が出てくるぐらいなんだと思いますが。

こういったものに関する重要性というのは、幸いにして今、日本というものの価値というのは、クールジャパンのおかげで、アニメーションのおかげで、漫画のおかげで、何のおかげでというので、いわゆるこれまでの日本の考え方、浮世絵とか何とかいうようなものを、浮世絵も後からです、浮世絵だとちょっとずっと後ですから、もっとほかの日本画とかそういった歌舞伎だ能だ狂言だというようなものが文化というんではなくて、こっちにもというような目を見開かさせてくれているのは、外国人が日本に来たときの印象が間違いなくそういった文化というものになってきていますので、これをもう少し組織化して、系列化して、統計化してこれをきちんと広めていくという努力というのをしないと、日本語をただただ覚えろなんて言ったって覚えるわけがありませんけれども、東南アジアへ行くと、日本の子供より先にいわゆるベトナムの子供なんかがどんどん日本語を読む。何で読めるのかといったら、ゲームの攻略本を先に、ベトナム人より先に読むためには、攻略本を先に理解しないと勝てないから、それで日本語というのはえらく読めるのがはやるようになったというのは誰のおかげですかと。文部省のおかげでもなければ文化庁のおかげでもないですよ、こんな、漫画のおかげですよ、私に言わせりゃ、何のあれもやっていないんだから。

だから、そういった意味では、こういったものをきちんとやらせるというような発想というのを、見下すような話じゃなくて、こういったのはちゃんとそれなりの価値があるんだというのを率直に認めた上でやっていくという態度でないと、何となく空回りになっていくというような気がしますので、オリンピックというのはいい機会だと思いますので、こういったもののときに、少なくともいろんなものを私どもとしては変えていくという努力をしていく。

もうちょっと自分の持っているものの良さというのを、我々は当たり前に思っていても海外から見ると、それは当たり前でも何でもなくてとてもすばらしいものなんだということを分からせていくというようなことが大事なんで、教育含めて、きちんとこういったものにはいろんな意味で、予算に限らず、いろんな意識を政治家が持っておかぬといかぬなと、基本的にはそう思っております。

[147]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
国立漫画喫茶といって、その辺の人に潰された、民主党にね、下向いてあの辺で今は関係ないみたいな顔をしているけど、みんなで潰したんですよ、あの人たちが。やっぱり政府を選び間違えるとろくなことはならぬと。大変なことになる。ちょっと一言多過ぎましたけれども。

基本的に、川田先生、やっぱり何だろうね、昔の音楽というものを、今はJポップとかいうと、この辺も本当ほとんどJポップって何の意味か分かっていない人が国会には多いんですけど、JポップとかJファッションとか、ああいったようなものというのはえらいことになっていますもんね、アジアやら何やら。正直言って私らの方が、えって驚くようなことになっていますし、Jファッションなんていうものはもう完全にパリコレ超えていますから、そういった意味ではちょっとすごいことになってますので……





平成26年03月20日 参議院 予算委員会
[435]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
私どもは少なくとも、これ担当をやっておりますのも、経済産業省とかいろいろなところでやっておられるんだと思いますけれども、やっぱり今出てくるクールジャパンの中で、例えばJが付きますJポップにしてもジャパンアニメーションにしてもJファッションにしても、そういったようなものにつきましては、これは通産省は今までやっぱりジャパニメーション等々をやった経験はほとんどありません。したがって、こういったものが産業として、こういったものが巨大な外貨を稼ぎ出す、そういったものの特許料の収入としてGNIにも勘定できるほどの大きなものが入ってくる等々の発想も私には、つい数年前までは全くなかったと私は記憶をします。

もしそういうのがおありになれば、少なくとも麻生内閣のときに出しました、あのアニメーションの会館を建てようといったときには、民主党はあれは国立漫画喫茶だと言って潰したわけですから、そのセンスが遅れていますから、それはもうしようがないんですよ、そんなこと言っても、遅れているんだから。だから、そういったものが今になってわあっと出てきていますので、これは通産省の方も遅れているかもしれませんよ、これはね。だから、事実遅れているんだから。だから、そういった意味で、これで今で止めるつもりありませんので、是非、御不満でしょうけれども、事実として申し上げます。

したがって、私らも、少なくとも、あのときたしか言ったのは、たしかポケットモンスターの話が出たんだと記憶しますが、ポケットモンスターというのは一言もしゃべらない。キューとキュキュキュしかしゃべらぬわけですから、あれは。分かっていない人は全然分かっていないんだけど、分からぬわけです。しかし、日本人はしゃべらないからコミュニケーションができないとみんな言うじゃないですか、だから英語を勉強しろとか。今更英語っていったって、そんな簡単にうまくなるはずはありませんよ。僕はそう思っていますよ。なかなかそういうことを言われると、だから今一生懸命我々やろうとしているんですけれども。

でも、あれをやったときに何で受けたかといえば、目は口ほどに物を言うと、全然英語に直らない言葉だけど、これの意味が分かったといってえらく向こうから評価された背景は、一言も語学を発しないぐらい、初めに言葉ありきという聖書の中に出てくる言葉がありますけど、ああいうことのない世界がそこに登場したのがえらくクールだということになった話をちょっとしたのが、藤巻さんがぱかっと飛び付かれて、えらくあの話が盛り上がったんだと記憶をしますので、ちょっと金を掛ければいいというもんじゃないことも確かです。

ただ、やっておられる方々は、いろいろなアニメーションとか漫画の制作現場って行かれたことおありになるかどうか知りませんが、これはかなり貧しい。だから、そこのところにもうちょっとのお金があればできるものとか、もうちょっとあれば特許が取れるものとかいうものが、少なくともジャングル大帝がいつの間にかライオン・キングに取られちゃうわけですから、ああいったような話というのは例を挙げりゃ幾らでも出てきますけれども、そういったようなものをきちんとやるためにどうすればいいかというのをお考えになるべき。

それは是非、いろいろなアイデアをお持ちでしたら、我々もそのアイデアを貸していただければと存じます。





平成26年10月16日 参議院 財政金融委員会
[094]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
だから、そういった意味では、今いろんな意味で、新しい意味で、漫画なんて私たちが言っている頃は、民主党から国立漫画喫茶を造るのかとか言われて潰されましたけれども、今頃になったら、あれは良かったとか言っている人もおられるようですけれども。

間違いなく、そういったようなものを含めて、日本でできているアニメーションというようなものとか、JポップにしてもJファッションにしても何にしても、すごく世界から評価の高いそういったものというのは、文化というと何となく、昔の話ばかりじゃなくて、今受けている文化、今受けている製品、そういったようなものに関するもので勝負をしていく。そういった日本というのは、やっぱり従来の日本の良さをちゃんと維持しながら新しいものも取り入れていっているというところが、やっぱり変化に対応し切れていないと、この国はなかなか資源もなく、人材が我々の持っている最大の資産ですから、そういった意味では、こういったものを、少なくとも一千五百年の長きにわたって皇室を維持しているなんという国は世界中二つとありませんし、そういった意味では、なかなか私どもとしては、世界から見ておおっと言われるものを、我々は気が付いていないけど世界から気が付かれているものをもう少し大事にして、きちんと育てていくべきではないかなと。

ちょっと突然の御質問でしたので取りまとめができておりませんけど、感じているところだけ。





平成27年03月05日 衆議院 予算委員会
[176]
民主党(民進党) 緒方林太郎
まず、麻生大臣、質問通告いたしておりませんが、一つお伺いさせていただきたい。そんな難しい話じゃないです。

かつて、外務省時代に、ガッチャマンということについて非常に言及をされていた。こういうことに注目する大臣というのは非常に珍しいなと思ったんですけれども、ガッチャマンに対します思いを一言語っていただければと思います。

[177]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
質問通告を受けていないことは間違いありませんが。

一時期を風靡した、今でいえばアニメなんだと思います。当時はアニメという言葉もなくて、まだ動画も出ていなかった時代だったと思いますが、そういったときに一世を風靡したあれだと思います。あの辺から漫画の流れが少し変わってきたかなというイメージがあります。(緒方委員「そうじゃなくて、ガットの専門家ということです。ガット、WTOの専門家ということで」と呼ぶ)ああ、ガットマン。ごめんなさい、間違えました。ゼネラル・アグリーメントの方のガットマン。失礼しました。全く漫画の方と取り違えまして、ごめんなさい。





平成27年03月11日 衆議院 財務金融委員会
[065]
財務大臣・内閣府特命担当 麻生太郎
今言われたように、「ナニワ金融道」が出たからあれですが、投資の話について、最近ですと、「モーニング」の藤田学園のあの漫画の話の方がよっぽど、投資に関しては漫画としてはよくできていますよ。僕はそう思います。あっちは金貸しの話ですけれども、こっちは金融、投資の話ですから。そういうものの方が、私は、子供にはすっと入りやすいというところだとは思っているんです。

こういったものは、きちんとどこかで若いときに勉強しておかないと、いい年こいてから、いきなり帳簿の簿記なんかやったって、貸方、借方が全くわからない人がいきなりゼロからスタートするというのは、頭がもう固まっていて無理ですから。比較貸借対照表って何を比較するんですかなんて言われても困るんですよね。だけれども、それを現実に知らないとどうにもならぬから、もうちょっと、日本では、商業学校とかでないと、普通高等学校じゃ簿記とかを教えてくれませんから、どうしても早いことこういうものを、基礎的なところだけでもちょっと入れておかれたらどうかなと思います。





平成27年03月26日 参議院 財政金融委員会
[197]
財務大臣・内閣府特命担当 麻生太郎
御指摘のように、間違いなく、美術品に与えられております現行の非課税制度というのは、これは適用されるものの対象を文化財保護法の中に与えられております国宝とか重要文化財だけということに限っておるんですが。

これ先生、難しいのは、美術品の場合は何が美術かという定義が難しいんでして、特に最近のモダンアートなんというのになってくると、タイヤが半分だけ切ってあって、これ二億だなんて言われたって、誰が金払うんだと思って見ましたよ、私は正直なことを言いますけれども。案内してくれた人が一生懸命しゃべっていたので、黙って分かったような顔をして聞いていましたけど、全然理解ができませんでした。でも、あれ二億と言われても、俺のうちならタイヤなんか幾らでもあるけどなと思って見ましたけれども。そういったことにいきませんので、これを広げるとした場合には、何をもってというところが一番面倒くさいところなんだと思っておりますが。

いずれにいたしましても、文化財の保護というのは、これは日本の場合は文化の歴史というのがやっぱり、そうですね、一つの天皇制を抱いて一千五百何十年の歴史を持って、世界最古の日本書紀とかいう外交文書を持ち、古事記なんというちゃんと日本語の和文のものを持って一千四百年やってきている国なんというのはございませんから。

逆に言えば、もうあふれるほどありますものですから、余りよく値打ちが分かっておられぬ方もいっぱいいらっしゃるんだと思いますので、だから結果として、浮世絵なんというものは日本じゃ全く対象外だったわけですよね。それが、ゴッホが描いていきなりばあんと返ってきたりなんかしますので、そういったものを含めて、なかなかきちんとこういったようなものに対する理解がない。外国から評価されて、おお、すごいんだとかいうようなレベルの話なので、もっと自信持って、これは俺の文化だからということが言えるか言えないかというのは大事なことなんだと思っているんですけれども。

いずれにしても、なかなかこれは時代もございまして、これはやらないかぬところだと私ども思うんですが、そのうち漫画だって立派な美術品になりまして、五年前に言ったときは、もう民主党からぼろかす言われて、鳩山さんからは国立漫画喫茶とか言われて、ぼろのちょんに言われましたけど、今頃になってあれやっておけばよかったななんて言われる話ですから、たった五年でもそれぐらい違う話ですから、なかなかこれは難しいんですけれども。あの高山寺の鳥獣戯画なんというのは、あれは立派な漫画ですから。鳥獣戯画なんというものが、あの頃あれが描けたというのはすごいと思いますよという話をしても、へえと、大体それで終わりです、もうそれ以上話が進みませんから。

そういったようなものを理解してもらえぬのは、余りにも文化がすぐそばに、世界がおおというようなものが身近に置いてあるところだと思いますし、かつ、日本の場合、それを飾らないで使っていますから。少なくとも、京都の祇園祭のあの掛かっているあれは全部国宝ですよね、あれ。それを年に一遍みんなの前で、何千万の人の前で堂々と、あの炎天下、白昼にさらして、ちょっと普通じゃ考えられないようなことを何百年にわたってやっておるという国なものですから。

こういったものに関するものに関しては、もうちょっときちっとした定義を作り上げぬといかぬのかなと、ちょっと前に文化庁のあれをやらされたときにそんな感じがしておりますので、これ、ちょっともう少し、簡単にはいかぬ話だと思いますから、時間掛けて対応していかないかぬ問題だと思っております。





平成27年03月31日 参議院 財政金融委員会
[063]
財務大臣・内閣府特命担当 麻生太郎
子供のときから、今、そうですね、子供の投資というようなことに関して、大門さん読まないだろうけど、週刊誌でモーニングなんて漫画雑誌がありますけれども、これにインベスターという漫画が出ていますよ。投資の漫画ですよね。この投資の漫画、読んでない、前川さんは。読んでおいた方がいいよ、あれ。あなたみたいなのには向いていますよ、あれは。すごい今売れている漫画ですよ。こういったような漫画が出てきたと。こんなもの十年前じゃ考えられませんよ、間違いなく。そういったようなものがやたら売れているという事態というのは、やっぱりいろんな意味で時代の要求というのはそういったものが出てきているんだと思っていますので、私どもは富裕層というのに対して無制限にこれを優遇するというつもりもありませんで、投資上限額というのを決めさせていただいておるんですけれども。





平成27年08月04日 参議院 財政金融委員会
[133]
財務大臣・内閣府特命担当 麻生太郎
文化というものの中で、どうもお役所とか御年配の方は、文化というと、やれ歌舞伎だ、能だ、狂言だという話をよくするんですけど、大体、歌舞伎だ、能だ、狂言だ、聞いて分かる人はほとんどいませんから、失礼ですけれども。それが、外人に向かって分かれと言ったって、分かるわけありませんよ、そんなもの。そんなもの期待しない方がいいです。

そんなものじゃなくて、例えば、ちょっと極端な例で恐縮ですけれども、極端な例が分かりやすいと思いますので、石破何とか大臣の、地方創生担当大臣のところに、鳥取県ですけど、境港という町がありますが、行かれた方はほとんどないと思うんですが、あそこに今、何で人がやたら行くのかと。境港に行くんですよ。何で行くんですかといったら、水木しげるロードなんですよ。知っていますか、ゲゲゲの鬼太郎。この人が生まれたところがあそこなんですよ。したがって、そこに水木しげるロードというのをつくったんですよ。商店街ですよ。そこに年間三百万人行くんですよ。少なくとも仙台でもそれくらいの知恵を出したらどうだ、いろいろ漫画家いるんだからさ。そういったのをやって大成功しているわけですよね、これ。何のあれもありませんよ。名前付けただけ、それだけでえらい人が来ているわけです。ほかにも鷲宮神社、ちょっと例を挙げればいろいろありますけど。

そういったのは、ひとえにこれは、はやっている文化を使ったので、これは国内だけの、水木しげるはインターナショナルじゃありませんから、ゲゲゲの鬼太郎は。よりインターナショナルなものを、それをやるともっと別のものが出てくるんじゃないかとつくづく思いますので、それが観光として物すごい金を生んでいるということになることは確かですから、私どもは、こういった文化というものは何となく、全然よその話じゃなくて経済に非常に深く関わり合ってきているというのは、今回、観光でやっぱり三百万も四百万も一挙に増えていくというのは、あの人たちが落としているお金を見てもやっぱりすごい経済効果があるということを理解しないとなかなかこれからの話はいかないし、雇用の面におきましても大きい問題だと思っております。





平成28年01月18日 参議院 予算委員会
[150]
財務大臣・内閣府特命担当 麻生太郎
山田先生御存じかと思いますけれども、ちょっと昔話で恐縮ですが、当選される前ぐらいに、ポルノコミックを規制するポルノコミック規制議連というのをつくらざるを得ぬことになって、おまえ漫画詳しいからおまえやれと言われて私やらされたことあるんですが、ポルノ促進議連の間違いじゃないかと言われて、えらいあっちこっちからいろいろつつかれながらテレビでよくやりましたけれども、これ、雑誌社全部呼んで何回もやりました。

結果としてこれはどういうことになったかといえば、漫画読まれるかどうかは知りませんが、成人コーナーというのをつくりまして、黄色い楕円のマークに黒字で成年と書いたものを作ると、あそこまでが限度だったんですよ。あれまでが雑誌社と協定して、これ、表現の自由だから物すごくこれはぎりぎりの話になりますので、これはなかなか難しい話だと思いますので、今回も新聞と雑誌の話の差が出たときに、雑誌の方はどこを雑誌とするかという規定がないので、おまけにこれは雑誌というものを所管している役所というのは基本的にありませんから、なかなか、今言われたように、私どもの申し上げられるのは、書籍、雑誌につきましては、これは、私どもがこれ税制の話でしかお話ができないということも御理解をいただいた上で、これは民間団体と何回もこの話をやった上の話を申し上げておりますが、いわゆる確認を要件とする仕組みというのはなかなか採用に至るまでにはかなりの時間を要すると思いますし、各団体全部意見が違いますから、すごく、物すごく難しいんだと自分で実感しております。





平成28年02月24日 衆議院 財務金融委員会
[316]
財務大臣・内閣府特命担当 麻生太郎
自分なりの経験から言わせていただくと、有害図書を排除する仕組みというのは、昔、もう大分前になりますが、ポルノコミックというのが全盛だった時代があります、愛読書かどうかは知らぬけれども。ポルノコミックというのは、お隣の方の方が愛読者かもしれぬけれども、それはともかくとして、これを排除するための議連というのができまして、議連の会長をさせられました。

そのときに、この雑誌社というのは集英社とか講談社とか、いろいろ漫画を出している雑誌社が全部、編集長等々がお見えになって、何回となくこの問題についてやらせていただいたんですが、早い話が、お互いでちゃんとルールを決めろ、そちらで決めたルールでやらないと、こちらが介入するというとまた話が込み入ることになるし、非常に範囲が限定的なものになってそっちも困るだろうし、こっちも何となく、いわゆる言論統制とか、話が飛躍したことになりかねぬからということになったんです。

結果的に、何回やったか忘れましたけれども、もう何回となく、ポルノコミック推進議連の間違いかとかみんなからやゆされながら、大分やらされましたよ。もう本当に、これは何をやっていたんだか忘れましたが、政調会長代理か何かをしていたんだと思いますが、とにかくやたらやらされた。結果としてできなかった。やむを得ぬので、我々として、黄色い横枠の中に黒字で成人と書くマークを、ポルノコミックはこれを張るというルールをあのときは決めたんです。

そのときにこの雑誌社の人たちとはもう何回となくやり合いましたけれども、これはもう全然話がまとまらなかったという経験がありますので、その方たちがまた、同一人物がまだそのままいるとは思いませんけれども、基本的な体質はそうそうは変わらないのではないか、基本的にそう思っております。

この問題は、少なくとも有害図書というものに関して軽減税率というのはなかなか納得は得がたいだろうと思っておりますので、この問題が解決するというのはちょっと考えられぬ、今の状況でそう思っております。





平成28年03月22日 参議院 財政金融委員会
[199]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
三世代同居の話もありましたけれども、私のところは四世代一緒に住んでいましたので、そういった意味ではよく分かるところでもありますけれども、なかなか核家族がいいというような風潮というのは、随分世の中は流された時代があったんだと思いますね。

核家族がいいんだという話で、大家族が悪くて核家族がみんないいんだといって、まあ私どもそういった、そうですね、占領中に「ブロンディ」という漫画がその最たるもので、あの中に三種の神器あり、3Cがありましたので、そういった意味ではマッカーサー占領時代のときの朝日新聞に出ていた四こま漫画、あの中が全て、戦後の三種の神器等々が描いてあった中に核家族もあの中にありましたので、そういった意味では随分と影響されている部分というのは大きいんだと思いますけれども、やっぱりいろんな意味でもう一回見直されつつあるというのが現実かなと思っておりますので、そういったものの妨げになるようなことを行政はやらないというのが大事なことかなと、基本的にはそう思っております。





平成30年02月09日 衆議院 予算委員会
[401]
財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融) 麻生太郎
落ちこぼれというと何となくマイナスのイメージで、昔は漫画だけ読んでいたらあほみたいに言われたんですけれども、おかげさまで漫画も、あんたが総理大臣になったおかげで、漫画だけ読んでも学校でも大丈夫になったとか言われて、たまにはいいことをしたんだと思ったんですけれども。

でも、やはり、丸山先生、なかなか世の中の時代に受け入れられないんだと思うんです。十年前、あれをやろうとしたときには、国立漫画喫茶といって、たしか民社党からぼろかす言われて潰された記憶が……(発言する者あり)民社党か、あれ。何党だ、あれ。よう変わるからわからぬ、名前が。何、あのときは何党。民進党か。民主、民進党かも忘れた。まあ、どうでもいいですけれども。鳩山先生に何か国立漫画喫茶とか言われて潰された記憶だけ残っていますけれども、今になってみたらその漫画が、コンテンツがどうたらで、わあわあわあわあ言われるような時代になりましたので、俺が言うのが少々早過ぎるんだなと思って、今の話も、少々早過ぎる話をしているんだとは思います。



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